古いパソコンを処分する! 一番簡単&安く捨てる方法と注意点を解説!
2015/05/15
2022/01/20
「古いパソコンを処分したいけど、どんな注意点があるのだろう」「古いパソコンを簡単に捨てる方法を知りたい」とお考えではありませんか? 買い替えなどで古いパソコンを処分したくても、どんな方法でどこに依頼すればよいのか、どんなポイントに注意すればよいかなど、よく分からないこともあるでしょう。それに、なるべく簡単に処分できるに越したことはありませんよね。
そこで今回は、古いパソコンの処分について詳しく解説します。
この記事を読むことで、古いパソコンを処分する際の注意点や処分する方法などがよく分かります。古いパソコンを処分したい人は、記事を読んでみてください。
1.古いパソコンを処分するときの注意点
最初に、古いパソコンを処分するときにはどんな点に注意すべきか見ていきましょう。
1-1.古いパソコンは粗大ゴミに出すことができない
古いパソコンは、パソコンリサイクル法の対象品目となるため、自治体回収に粗大ゴミとして出すことができません。パソコンリサイクル法とは、パソコンに含まれる資源の有効活用や、ゴミの削減などを目的とした法律になります。パソコンリサイクル法では、不要になったパソコンをメーカーが回収してリサイクルすることになっているため、自治体では粗大ゴミとして回収していないのです。
1-2.事業用パソコンは産業廃棄物として処分する
事業用パソコンはパソコンリサイクル法の対象品目ではありませんが、産業廃棄物として処分する必要があります。そのため、古い事業用パソコンを処分する場合は、産業廃棄物収集運搬許可を取得済みの業者に依頼してください。万が一、家庭用パソコンと偽って処分したり産業廃棄物収集運搬許可を未取得の業者に処分を依頼したりすると、廃棄物処理法違反と見なされることがあります。
2.古いパソコンを処分する前にやるべきこと
古いパソコンを処分する前には、いくつかやるべきことがあります。
2-1.内部データの移行と消去を行う
古いパソコンを処分する前に、内部データの移行と消去を行いましょう。パソコンには、さまざまなデータが記録されています。中には、個人的に作成した家族の成長記録や記念写真など、失うと二度と取り戻すことができないものもあるでしょう。また、知人などの住所録、購入した楽曲のバックアップデータなどもあります。まずは、大切なデータをクラウドサービスなどへ確実に移行しましょう。きちんと移行できたことが確認できたら、内部データを消去してください。内部データの消去方法には、主に以下の3つがあります。
- データ消去専用ソフトを使い、HDDに意味のない文字列を上書きして内部データを消去する
- HDDに強力な磁気を当てることで内部データを読み込み不可にする
- HDDを物理的に破壊することで内部データを読み込み不可にする
古いパソコンを知人などに譲る、専門業者などに買取に出すといった場合は、HDDの再利用が可能な1の方法で内部データを消去しましょう。
2-2.各種記録メディアを取り外しておく
各種記録メディアを取り外しておくことも、古いパソコンを処分する前に必ずやるべきことです。実際に、メモリーカードやDVDメディアなどを挿入したまま処分してしまう人が多くいます。こうした記録メディアには、個人で撮影した画像や動画などの重要なデータが記録されていることが多いものです。大切なデータを失わないためにも、また、個人情報の流出を防ぐためにも、各種記録メディアが挿入されたままになっていないかしっかり確認しておきましょう。
2-3.メーカーのユーザー登録を解除する
古いパソコンを処分する前に、メーカーのユーザー登録を解除しておきましょう。メーカーのユーザー登録は、サポート情報などの有益な情報を得るためのものです。パソコンの所有中は役立ちますが、手放した後は不要になります。また、知人などに譲る、買取に出すなどの場合は、新たな所有者のためにも解除しておくと親切です。ユーザー登録の解除方法は、メーカーのサポートページなどで確認してください。
2-4.管理シールや名前シールなどを剝がしておく
個人的に貼った管理シールや名前シールなども、忘れずに剝がしておきましょう。特に、小さな子どもがいる家庭では、思わぬところに貼られていることがあるので、隅々までチェックしてください。デスクトップパソコンではモニターの裏側、ノートパソコンでは、本体の裏側に剝がし忘れが発生しやすくなります。
3.古いパソコンを処分する方法
古いパソコンを処分する方法について、詳しく見ていきましょう。
3-1.パソコンリサイクル法に沿って処分する
古いパソコンをパソコンリサイクル法に沿って処分する場合、以下の流れが一般的になります。
- メーカーのリサイクル受付窓口に連絡して古いパソコンの回収を依頼する
- メーカーから配送伝票が送付される
- メーカーの指示どおりにこん包し、配送伝票を貼り付けて発送する
なお、上記はパソコンリサイクルマークが付いているパソコンの場合です。パソコンリサイクルマークが付いているパソコンは、パソコンリサイクル料金および配送費用が無料になります。パソコンリサイクルマークが付いていない、紛失してしまったといった場合は、パソコンリサイクル料金と配送費用を合わせて1台に付き数千円程度の負担が必要です。より詳しい内容は、一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページをご覧ください。
3-2.小型家電リサイクル法に沿って処分する
古いノートパソコンは、自治体によって小型家電リサイクル法に沿って処分することができることがあります。小型家電リサイクル法とは、小型家電に含まれる資源の有効活用などを目的とした法律です。古いノートパソコンを小型家電リサイクル法に沿って処分するには、以下の流れを参考にしてください。
- 自治体のホームページなどでノートパソコンが小型家電リサイクル法の対象品目になっているか確認する
- 役所や商業施設に設置してある小型家電専用回収ボックスに投入する
なお、小型家電リサイクル法の対象品目として処分する場合は、処分費用が無料になります。
3-3.知人などに譲る
古いパソコンでも、まだ十分に使えるものは、知人などに譲ることも可能です。譲り先が決まれば、まだ使えるパソコンを有効活用してもらえます。まずは、心当たりのある知人などに、聞いてみるとよいでしょう。たとえば、リビング用に欲しい、子どもに与えたいなどの理由で、譲り受けてもらえることがあります。譲り先が決まったら、先方と配送方法や配送日時などを打ち合わせてください。
3-4.販売店の下取りに出す
パソコンを買い替える場合は、古いパソコンを販売店の下取りに出すことも検討してみましょう。販売店では、新規購入を促すために古いパソコンを下取りしていることがあります。古いパソコンを下取りしてもらう場合、買い替えと同時に処分できる、新規購入費用が安くなることがあるなどが主なメリットです。なお、単に下取りだけの利用はできないことが多いので、注意してください。また、販売店によっては、下取り可能なメーカー・機種が指定されていることがあります。
3-5.不用品回収業者に処分してもらう
古いパソコンは、不用品回収業者でも回収しています。不用品回収業者に依頼すると、適切な方法で再資源化・再販することにより、有効活用してもらうことが可能です。また、都合のよい日時と場所で回収してもらえる、パソコン以外の不用品も同時に処分してもらえるなど何かとメリットが多くあります。なお、当パソコン処分本舗でも、当社指定の宅配便にて着払い送付していただくと、処分費用・宅配便の送料共に無料で古いパソコンの処分が可能です。そのほかの不用品も同梱(どうこん)すれば無料で処分できてお得なので、ぜひご利用ください。
3-6.買取に出す
古いパソコンでも状態のよいものは、買取に出すことができます。たとえば、以下のような条件を満たすパソコンは、買取してもらえる可能性が高いでしょう。
- 有名メーカー品(Apple・富士通・NECなど)
- 年式が新しい
- 不具合や故障がない
- 購入時の付属品がそろっている
- 外観に目立つ汚れ・破損・傷がない
- タバコなどによるひどい臭いがない
パソコンを買取に出す方法には、以下のようなものがあります。
- 中古パソコン買取専門業者に売る
- リサイクルショップに売る
- 不用品回収業者に売る
- ネットオークションやフリマアプリに出品する
上記のうち、不用品回収業者に売る方法なら、都合のよい日時と場所で回収してもらえる、パソコン以外の不用品も引取処分や買取を同時に依頼できるなど何かと便利です。
4.古いパソコンの処分についてよくある質問
最後に、古いパソコンの処分でよくある質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.20年以上前に購入したパソコンもパソコンリサイクル法の対象になる?
A.はい。製造年の古さに関係なく、パソコンリサイクル法の対象になります。なお、2003年9月以前に販売されたパソコンには、パソコンリサイクルマークが付いていません。パソコンリサイクルマークが付いていないパソコンをパソコンリサイクル法に沿って処分する場合は、メーカーにパソコンリサイクル料金と配送費用の支払いが必要になります。
Q.古いパソコンの内部データを業者に消去してもらうメリットは?
A.以下のようなメリットがあります。
- 内部データを消去する手間や時間がかからない
- 故障したパソコンのデータ消去も依頼できる
- 業者によっては無料で依頼できる
Q.古いパソコンを業者に無料で回収してもらえる理由は?
A.無料で回収しても、業者が十分に利益を得ることができるからです。たとえば、古いパソコンには、レアメタルをはじめ再生資源として活用できる素材が含まれています。また、まだ使えるパソコンは中古品として再販することも可能です。
Q.パソコンの付属ケーブル類だけを処分する方法は?
A.自治体回収に、不燃ゴミなどで出すことができます。また、多くの自治体では小型家電リサイクル法に沿って処分することも可能です。
Q.パソコンを複数台まとめて処分してもらうのにおすすめの方法は?
A.不用品回収業者に処分してもらう方法がおすすめです。不用品回収業者なら、複数台のパソコンをまとめて都合のよい日時と場所で回収してもらうことができます。
まとめ
今回は、古いパソコンの処分について詳しく解説しました。パソコンはパソコンリサイクル法の対象品目となるため、自治体回収に粗大ゴミとして出すことができません。古いパソコンは、パソコンリサイクル法に沿って手続きする、販売店の下取りに出す、知人などに譲る、不用品回収業者に依頼するなどの方法で処分しましょう。まだ中古品として十分に使えるものは、買取に出すこともできます。なお、古いパソコンは不用品回収業者に処分を依頼すると、都合のよい日時と場所で回収してもらえるなど、何かとメリットが多くておすすめです。