エディオンでパソコンは廃棄してもらえるのか? 無料回収業者に依頼する方法も
2024/06/03
2024/08/21
エディオンでパソコンは廃棄してもらえるのか、データは事前に消去したほうがいいのかなど、パソコンの廃棄で悩んでいる方は多いでしょう。パソコンはPCリサイクル法に基づいて廃棄するのが基本ルールです。さまざまな廃棄方法を把握しておけば、そのときの状況に合わせて選択できるでしょう。本記事では、エディオンのパソコン廃棄サービスや、無料データ消去サービスの特徴などを解説します。
この記事を読むことで、パソコン処分本舗の廃棄サービスや大まかな流れも分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.エディオンのパソコン廃棄サービス
まずは、エディオンのパソコン廃棄サービスをチェックしましょう。
パソコンはPCリサイクル法に基づいて廃棄する
最初に、知っておいてほしいのが、パソコンはPCリサイクル法に基づいて処分方法が決まっていることです。PCリサイクル法とは、パソコンに含まれている貴重な有用資源を無駄にしないため、リサイクルすることが主な目的となります。PCリサイクル法の対象機器は、家庭ゴミとして集積所へ出すことはできません。基本的に、メーカーによるリサイクル回収が義務付けられていますが、販売店でも対象機器の回収を行っています。
店頭に持ち込む
PCリサイクル法に基づき、パソコンの販売店は対象機器を回収するという義務があります。エディオンでは、店頭に持ち込む形でパソコンの回収を行っているのが特徴です。直接、近くのエディオン店舗へパソコンを持ち込むことで、回収してもらうことができます。パソコンは特定対象品目となっているため、処分費用はかかりません。問い合わせや申し込みも、エディオンの各店舗で行われるため、まずは近くのエディオンへ問い合わせて確認するといいでしょう。
営業時間内に持ち込む必要がある
エディオンのパソコン廃棄サービスは費用がかかりませんが、営業時間内に持ち込む必要があります。近くに店舗がない場合は、手間と時間がかかるという点がデメリットです。店舗持込以外の方法で回収してもらうことはできないので注意してください。ただし、エディオンでは、電気・電池で動作する28商品分類、100品目以上の機器を対象に回収を行っています。パソコン以外にも処分したいものがあれば、一緒に持ち込むとまとめて廃棄できるでしょう。商品によっては、回収費用がかかるので注意が必要です。
2.パソコン処分本舗の廃棄サービス
ここでは、パソコン処分本舗の廃棄サービスを紹介します。
送料負担ゼロで宅配回収が利用できる
全国どこからでも無料回収が可能なパソコン処分本舗は、送料負担ゼロで宅配回収が利用できます。宅配回収は送料が高額になると思われがちですが、パソコン処分本舗は送料無料対象商品が1点でも含まれていれば送料無料です。なお、送料無料対象商品は、以下のとおりとなります。
- デスクトップパソコン(動作不問)
- ノートパソコン(動作不問)
- 液晶テレビ(2012年以降製造の正常可動品&スタンド付属)
- 液晶モニター(22インチ以上の正常可動品&スタンド付属)
- スマホ・タブレット(正常可動品・初期化)
- ハイスペックゲーム機(正常可動品)
パソコンは自作でも回収可能です。Apple製品に関しては、2010年モデル以降の商品でも送料無料となります。上記の品物が1点でも含まれていれば、有料商品をいくつ同こんしても送料は無料です。
同こん可能な家電製品やジャンルが幅広い
パソコン処分本舗は、同こん可能なジャンルが非常に幅広いのも大きな特徴です。たとえば、プリンターやスキャナーなどの周辺機器からステレオ・DVDレコーダー・電話機・掃除機・書籍・調理器具・ゲームソフト・スポーツ用品など多岐にわたります。基本的に、リリース前提での回収となるため、再利用可能な品物であれば回収可能です。ただし、大きく破損しているものなど、リユースに向かない商品は回収できません。
お客様と当社両方にメリットがある処理方法
なぜパソコン処分本舗が無料回収を実現できているかというと、お客様と当社双方にメリットがある処理の仕方を採用しているからです。パソコン処分本舗が回収したものは、自社でメンテナンス・修理をした後にリユース品として再活用しています。リユースできないパソコンでも、分解して各パーツのメンテナンスを行い、修理用パーツとしてリサイクルしているのです。パソコンには貴重な資源が豊富に含まれているからこそ、徹底したリサイクルとリユースでコストを抑えています。
持込回収・出張回収も利用できる
宅配回収以外にも、パソコン処分本舗では持込回収と出張回収が利用できます。近くに、店舗がある場合は、直接持ち込むことですぐに処分可能です。ただし、ブラウン管・CRTモニター・画面割れのある液晶モニターは回収対象外となります。基本的に、持込回収はいつでも持ち込みいただけますが、無人受付となる土・日・祝日および時間外は事前予約が必要です。また、出張回収は、パソコン15台以上からの対応となります。
3.パソコン処分本舗の無料データ消去サービス
ここでは、パソコン処分本舗の無料データ消去サービスを紹介します。
第三者にデータを渡さないため
パソコンには、名前・住所・電話番号といった個人情報からクレジットカード情報まであらゆるデータが記録されています。パソコンを廃棄する前に、これらのデータを完全消去しなければ、第三者に情報が渡ってしまうので注意が必要です。実際に、廃棄したパソコンから情報が抜き取られ、データが悪用されたというトラブルも起きています。大切なデータを守るためにも、必ず完全消去してからパソコンを廃棄しましょう。
論理的消去機と物理的破壊機でデータを抹消する
パソコン処分本舗のデータ消去サービスは、論理的消去機と物理的破壊機の2つの消去方法でデータを確実に抹消します。2つの消去方法を用いるからこそ、データ消去の取り残しがありません。論理的消去機では、パソコン先進国であるアメリカ国家機関で推奨・準拠されているデータ消去方式となります。まだリユース可能なHDDでも、安心・安全の上で論理的消去が可能です。そして、物理的破壊機では、約3トンの油圧で4本のピンを加圧し、約10秒でHDDに穴を空けることができます。よって、HDDの読み取りを不可能にできるというわけです。
データ消去証明書の発行サービスも可能
データ消去サービスだけでなく、パソコン処分本舗ではデータ消去証明書の発行サービスも行っています。希望するお客様に対し、データ消去証明書を郵送するサービスです。データ消去証明書には、データ消去をした作業日・消去方法・HDDの型番・シリアルナンバーが記載されています。データ消去証明書を発行すれば、後で「データが消えていなかった」「データを消した」というトラブルになる心配がありません。なお、パソコン処分本舗の場合、消去証明書発行にかかる手数料は下記のとおりです。
- データ消去証明書発行事務手数料:3,000円/HDD1台につき
- HDD物理破壊写真付きデータ消去証明書発行事務手数料:4,000円/HDD1台につき
4.パソコン処分の大まかな流れ
ここでは、パソコン処分の大まかな流れを解説します。
PCリサイクルマークの有無を確認する
パソコンの廃棄前にチェックしてほしいのが、PCリサイクルマークの有無です。PCリサイクル法に基づき、PCリサイクルマークがついているパソコンは無償で回収してもらえます。ただし、PCリサイクルマークがついていないパソコンを廃棄する場合、3,000~4,000円ほどの回収再資源化料金がかかるので注意が必要です。基本的に、2003年10月以降に販売された家庭向けパソコンには、PCリサイクルマークがついています。
パソコンの状態をチェックする
PCリサイクルマークの有無と併せてチェックしてほしいのが、パソコンの状態です。正常に可動できるか、不具合が起きていないかを詳しく確認してください。まだ正常に可動できる状態であれば、リサイクルショップやパソコンショップで買い取ってもらえる可能性があるでしょう。買い取ってもらうことができれば、回収を依頼するよりもお得に廃棄できるはずです。ただし、型番が古く、中古市場で需要のないパソコンは正常に可動しても買取不可になる可能性があります。
無料回収業者選びのポイント
安心してパソコンを廃棄するには、無料回収業者選びが大切なポイントとなります。どの無料回収業者に依頼すべきか分からずに悩んでいる方は、下記のポイントを参考にしてください。
- 無料回収の理由が明確になっているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 回収方法が選択できるか
- 取り扱い商品のジャンルが幅広いか
- 口コミや評判がいいか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の無料回収業者を比較してください。複数の無料回収業者を比較することで、悪徳業者が見極めやすくなります。
宅配回収の大まかな流れ
参考として、パソコン処分本舗における宅配回収の流れを紹介します。
- 回収を依頼するパソコンを段ボール等に入れる
- 破損しないように、新聞紙などを緩衝材としてすき間に詰める
- パソコンの付属品がある場合は、一緒にこん包する
- ガムテープで上部をとめ、伝票に必要事項を記入し貼り付ける
- 郵便局に集荷を依頼するか、直接窓口へ持ち運ぶ
パソコン処分本舗の場合、運送会社は郵便局だけとなります。郵便局以外の運送会社での着払いは受け付けていません。
5.パソコンの廃棄に関してよくある質問
パソコンの廃棄に関する質問を5つピックアップしました。
Q.PCリサイクル法の対象機器は?
A.PCリサイクル法の対象機器は、以下のとおりです。
- デスクトップパソコン本体
- ノートブックパソコン
- CRTディスプレイ
- 液晶ディスプレイ
- CRTディスプレイ一体型パソコン
- 液晶ディスプレイ一体型パソコン
キーボードやマウス、コード類など、パソコンの購入時についてきた付属品は一緒に回収してもらうことができます。しかし、プリンターやスキャナーなどの周辺機器は対象外です。
Q.エディオンのパソコン廃棄サービスを利用する際の注意点は?
A.エディオンが回収をしているのは、パソコン本体のみです。郵送や自宅への引き取りは行っていないので、直接店舗へ赴く必要があります。また、自作パソコンも回収の対象となっていますが、CPU・HDD・グラフィックボード・マザーボードのうち、3つ以上を含めたものとなるので注意が必要です。気になることや疑問点があれば、事前に電話で確認しておくといいでしょう。
Q.自作パソコンの廃棄方法は?
A.条件に当てはまるものであれば、エディオンでも自作パソコンを回収してもらうことができます。条件外の場合は、自分で分解して家庭ゴミとして処分するか、不用品回収業者に依頼するか、一般社団法人パソコン3R推進協会に回収してもらうことになるでしょう。
Q.パソコンのデータ消去で気をつけるべきことは?
A.初期化だけでパソコンのデータは消去できないという点です。初期化すればパソコンのデータが完全消去できると思われがちですが、データはしっかりとHDDに記録されています。パソコンのデータはHDDやSSDといった記憶装置に記録されるため、初期化だけでは不十分です。パソコンを安心して廃棄するためにも、データを完全消去した上で初期化を行いましょう。
Q.注意したほうがいい無料回収業者の特徴は?
A.街中をトラックで回りながら無料回収をしている業者には、注意したほうがいいでしょう。トラックで無料回収をしている業者は、実店舗を持っていない可能性があります。トラックへ商品を積み込んだ後で、高額な追加費用を請求してくる恐れがあるので注意してください。
まとめ
いかがでしたか? エディオンでは、店舗持ち込み限定でパソコンの回収を受け付けています。宅配回収や出張回収は行っていないため、自分で直接店舗へ赴く必要があるでしょう。近くにエディオンの店舗がない場合は、無料回収業者を利用するのも選択肢の1つです。パソコンの無料回収を行っているパソコン処分本舗では、全国どこからでも送料無料で宅配回収が利用できます。データ消去サービスも行っているので、ぜひチェックしてください。