部屋の整理整頓の手順やコツを解説。これでキレイをキープできる!!
2018/07/23
「気がついたらいつも部屋が散らかっている」「整理整頓を心がけているが、なかなかうまくいかない」こんな悩みを抱えている人は、珍しくありません。雑誌やテレビでは定期的に「整理整頓の方法」が特集されています。しかし、「雑誌やテレビ、ブログを参考に片づけをしているが、なぜかうまくいかない」という人もいるでしょう。整理整頓には順序があります。それを知らなければ、いくら収納スペースを増やしても整理整頓はうまくいきません。
今回は、部屋を整理整頓する手順やコツを紹介します。
この記事を読めば、整理整頓をする際、まず何から始めるべきか分かるでしょう。部屋をすっきりと片づけたいという人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.部屋の整理整頓がうまくいかない理由
部屋の整理整頓がうまくいかないのは、主に以下のような理由があります。
- 持ちものが多すぎて、収納スペースに収まりきらない
- 収納スペースが活用できず、持ちものを収納しても取り出しにくい
- 家の中がどこも散らかっているので、整理整頓を始めても途中で嫌になってしまう
- 整理整頓をしてキレイになっても、またすぐに散らかる
- いつか使うかもというものが多く、捨てる決心がつかない
特に、洋服や食器などを定期的に購入する人や、収納が少ない部屋に住んでいる人、使ったものを元に戻す習慣がない人の部屋は散らかりやすいでしょう。
2.部屋を整理整頓するコツ
この項では、部屋を上手に整理整頓するコツを紹介します。ぜひ、参考にしてください。
2-1.ものを減らす
整理整頓でまず行うことは、ものを減らすことです。整理整頓が苦手という人の多くが、自分で管理しきれないほどのものをもっています。このとき、家中のものを一度に減らそうとしてはいけません。収納スペースや収納家具ごとにいらないものを捨てていきましょう。たとえば、今日は食器棚の整理、次は押し入れの整理とやっていけば収拾がつかなくなることはありません。また、「いつか使うかもしれない」というものまで取っておくと、捨てるものがなくなります。「1年間使わなかったものは捨てる」などのルールを決めて処分していきましょう。どうしても決心がつかないものは、ダンボール箱などに一時的に入れておいてください。2週間後くらいにもう一度箱の中身を確認し、取っておくかどうか決めましょう。
なお、本は電子書籍にするなど形を変えても、大幅にものを減らすことができます。
2-2.持ちものをグループ分けする
不用品をより分けたら、持ちものを以下のような分類でグループ分けします。
- 頻繁に使うもの
- 使う時期が限られているもの(夏用品・冬用品など)
- めったに使わないもの
頻繁に使うものは、すぐ取り出しやすい場所にしまいましょう。使う時期が限られているものや、めったに使わないものはクローゼットの上段や天袋の中、押し入れの奥にしまっても大丈夫です。クローゼットや押し入れなど大きな収納スペースは、衣装ケースやカラーボックスなどで区切って使うと「中に何をしまったか全く分からない」ということもなくなります。ちなみに、人の腰から目線までの高さをゴールデンゾーンと言い、そこにしまったものは最も取り出しやすいのです。ですから、頻繁に使うものは、ゴールデンゾーンにしまいましょう。
2-3.ものをカテゴリー別にしまう
ものをしまう際は、カテゴリー別に分類してしまいましょう。たとえば、服ならば下着類・トップス類・ボトム類などで分類します。クローゼットにつるしてしまう場合も、分類別にかければ迷うことはないでしょう。しまう場合もただ乱雑に放りこむのではなく、取り出しやすいように工夫してください。衣類ならば上に積み上げるより衣類を縦に収納すれば、どこに何が入っているか分かります。
2-4.ものの置き場所を決める
ものの置き場所ははっきりと決めましょう。そして、そこ以外に戻さないようにします。そのためには、ものを最もよく使う場所の近くに収納することが大切です。たとえば、洋服類はクローゼットの中だけにまとめます。そこ以外は置かないと徹底すれば、部屋中に洋服が散らかることはありません。
2-5.一時置き場を作る
よく使うものはできるだけ手元に置きたいと思っていると、机の上があっという間にもので埋まってしまいがちです。そこで、一時置き場を作りましょう。たとえば、文房具類や読みかけの本などはすべてそこに置きます。そうすれば、1日の終わりにそこを片づけるだけで部屋がキレイになるはずです。
2-6.整理整頓は気長に行う
ひとり暮らし用の1R以外は、家の中に複数の収納スペースがあります。1日ですべての収納スペースを整理整頓するのは、大変です。そこで、1日に1つの収納スペースだけをキレイにする、などのルールを作りましょう。気長にやっていくことが大切です。
3.部屋をキレイに保つコツ
せっかく片づけた部屋をキレイに保つには、以下のことを実践しましょう。
- 床にものを置かない
- 1日の終わりに机の上をキレイにする習慣をつける
- ものの置き場所を動かさず、必ずそこへ片づける習慣をつける
- 再度使用するものは、一時置き場へ置く
この4つを守るだけでキレイな部屋をキープできます。
4.不用品の処分方法
この項では、不用品の処分方法を紹介します。
4-1.自治体のルールに沿って処分する方法
最も一般的な処分方法は、自治体のルールに沿ってゴミとして処分する方法です。ゴミの分別方法は自治体によって異なるので、まずは自治体のホームページを確認してください。なお、デスクトップパソコンはPCリサイクル法、テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは家電リサイクル法対象家電のため、自治体では回収してもらえません。
4-2.自治体では回収できないものの処分方法
家電リサイクル法対象家電は、郵便局で家電リサイクル券を購入して家電量販店に引き取ってもらいます。リサイクル料のほか、運搬料が必要です。デスクトップパソコン・ノートパソコンはメーカーが回収します。すでに製造が終了しているパソコンも回収だけなら行っているメーカーもあるので、まずはホームページを確認してください。2003年以降に製造されたパソコンでPCリサイクルマークが貼ってあるものは無料で回収してもらえます。ノートパソコンは小型家電リサイクル法に沿っても処分可能です。自治体や最寄りの家電量販店がノートパソコンを回収している可能性もあります。
4-3.不用品回収業者を利用する方法
パソコン処分本舗のように、パソコンや家電類を無料で回収している業者もあります。パソコンはリユースしたりリサイクル可能な部品を再利用するので、無料で回収できるのです。不用品を今すぐ格安で処分したい場合は、このような業者を利用してみましょう。なお、パソコン処分本舗は送料無料の製品と同こんすると、送料有料の商品でも無料になります。送料無料な製品が不要になったという場合は、ぜひ同こんサービスを利用してみてください。
4-4.不用品を売却したい場合は?
まだ使えるものを捨てるのがもったいないという場合は、リサイクルショップなどに売却しましょう。以下のようなものは、中古でも需要があります。
- 製造・販売から5年までの家電
- ブランド家具・民芸家具
- 発売から3年以内のブランドの服
- ブランドのバッグや小物類
- 本やマンガ・ホビー類
- 未使用の食器
また、リサイクルショップ以外もインターネットオークションやフリマサイト・フリーマーケットなどでも中古品は販売可能です。捨てるのがもったいないというものは、これらを活用しましょう。
5.部屋の整理整頓に関するよくある質問
この項では、部屋の整理整頓に関するよくある質問を紹介します。
Q.整理整頓はしたいのですが、モチベーションがあがりません。
A.部屋がキレイになれば、そこでゆっくりとくつろぐことができてストレスもたまらなくなります。また、持ちものを全部把握していれば、無駄な出費も減って節約になるはずです。このようなメリットを思い浮かべて頑張りましょう。
Q.収納スペースが足りないので、収納家具を増やそうと思います。
A.収納家具を増やせば、それだけ部屋が狭くなってものの管理も大変になるでしょう。収納家具を増やすのは最後の手段と考えてください。
Q.コレクションが増えてしまい、片づきません。
A.コレクションは増えてしまいがちなものですが、無尽蔵に集めることは不可能です。収納スペースを1つ作り、これがいっぱいになったら整理するなどのルールを決めてください。
Q.不用品回収業者に、大型家具や家電リサイクル法対象家電の回収を依頼できますか?
A.はい。業者の回収品目にあるものならば、大丈夫です。
Q.収納スペースがすぐにいっぱいになってしまいます。
A.収納スペースは整理整頓後も定期的に見直しをしましょう。また、常に3割のあきを作るのを目標にしてください。あきがあれば、ものを増やしてもすぐにいっぱいにはなりません。
まとめ
いかがでしたか? 今回は部屋の整理整頓の手順やコツを紹介しました。整理整頓はものをきっちりと収納スペースにしまうだけでなく、不用品を処分することから始めましょう。ものは、少ないほど管理が楽です。すぐに部屋が散らかる人は、まず持ちものを減らして管理しやすくしてください。