自転車から出る音がうるさい。それは故障の前兆!!対処法は?
2017/07/10
2017/07/20
自転車は最も手軽で使いやすい乗り物です。
また、購入費も維持費もほかの乗り物に比べれば安上がりですので、家族の分だけ自転車があるというご家庭も珍しくないでしょう。
しかし、自転車を乗り続けていると音がうるさくなってくることもあります。
そこで、今回は自転車の音がうるさい原因とその対処法をご紹介しましょう。
ロードバイクなどの高価な自転車でない限り、自転車をメンテナンスしている方は少ないと思います。
しかし、安価なシティサイクルでも定期的なメンテナンスは欠かせません。
今回はその方法もご紹介します。
自転車を毎日利用している方は、ぜひこの記事を参考にして自転車のお手入れをしてみましょう。
1.自転車は精密機械?
自転車は、いくつもの歯車やチェーンが組み合わさってペダルをこぐ力をタイヤに伝えて進んでいきます。
つまり、自転車は皆様が思っている以上に精密な機械なのです。
今でこそ安価になって手軽な乗り物になった自転車ですが、つい40年ほど前まではそれなりに高価なものでした。
また、自転車は屋外に雨ざらし状態で置かれていることも珍しくありません。
バイクや自動車も青空駐車場に止められることは多いですが、素材の強度を考えれば、自転車はより劣化しやすいでしょう。
また、自転車が駐輪場で倒れたりすることも珍しくありません。
自転車が倒れれば、それだけ自転車に衝撃が伝わっていたんだり部品がゆがんだりします。
ですから、自転車を使い続けている限り、部品は劣化していきますのでメンテナンスが必要です。
2.自転車から異音がする原因とは?
では、自転車を運転している最中に音がうるさい原因はなんでしょうか?
この項では、市の一例をご紹介します。
思い当たることがある方もいるでしょう。
2-1.錆び
自転車の部品は大半が金属でできています。
金属は雨や潮風に当たると錆びるでしょう。
その結果、スムーズに動かなくなって音が動かなくなるのです。
錆び落としスプレーなどを塗ると動きが改善するかもしれません。
また、動力を前輪と後輪に伝えるチェーンが錆びると劣化して突然切れることもあります。
これは大変危険ですので、チェーンが錆びで真っ赤という場合は、修理が必要です。
2-2.部品の歪み
前述したように、自転車はいくつもの部品が精密に組み合わさってできています。
しかし、毎日使用していると、その部品が摩擦や劣化によって少しずつ歪んでくるでしょう。
その結果、本来は触れ合わないはずの部品が触れ合ってしまい異音がしたりこぐときの音がうるさくなります。
また、自転車を倒したり強くぶつけたりすると部品が歪んで異音がすることもあるでしょう。
2-3.ブレーキの劣化
自転車のブレーキは、前輪を摩擦材(ブレーキシュー)で挟む形のものが一般的です。
しかし、ブレーキもくり返しかけていると、摩擦材の角度が歪んだり劣化したり、タイヤが削れてかすがたまったりします。
そうなると、ブレーキをかけるたびにキーキーと耳障りな音がするでしょう。
しかし、これを放っておくと最悪の場合自転車事故につながる可能性もあります。
3.自転車から出る異音を無視していると?
自転車がうるさいということは、自転車が悲鳴を上げているということです。
自転車が正常な状態ならば、無音でスムーズに動くはず。
それを放置していると、自転車がある日突然壊れてしまうかもしれません。
運転中にチェーンが外れたりブレーキがきかなくなったりすれば、交通事故につながる可能性もあるでしょう。
また、自転車がスピードに乗っているときに自転車だけが何らかの原因で急停止すると、慣性の法則に従って状態は前方に吹っ飛びます。
そうなれば、大けがをする可能性もあるでしょう。
つまり、音のうるさい自転車に乗っているということは、いつ大事故にあってもおかしくないということです。
4.自転車のメンテナンスはどこでするの?
自転車のメンテナンスは自分でも簡単なものならば行えます。
実際、チェーンの錆びなどを落としたりパンク修理などは自分で行えたりする方もいるでしょう。
また、ロードバイクは簡単に分解できますので、自分でメンテナンスをすることが当たり前になっています。
しかし、安価なシティサイクルの細かな手入れはなかなか難しいもの。
そこで利用したいのが、自転車店です。
今は個人の自転車店はだいぶ少なくなりましたが、チェーン店などはまだまだたくさんあります。
自転車店ならば、メンテナンスも行ってくれるでしょう。
値段も数千円と自転車を買うよりも安価です。
ですから、行きつけの自転車屋さんを1件作っておくと便利でしょう。
特に、子ども用の自転車は乱暴な乗り方をされることが多いですから、劣化も早いです。
ブレーキ音をはじめとした異音が気になる場合は、できるだけ早く自転車屋に持っていきましょう。
なお、町の自転車屋さんで自転車を購入すると、メンテナンス費用が割安になることもあります。
今はホームセンターで自転車を買われる方が多いですが、後々のメンテナンス事情を考えた場合は、町の自転車屋さんも選択肢に入れましょう。
5.電動自転車はより注意が必要!?
最近使用者が年々増えている電動自転車。
バッテリーを積んで走るので、坂道でもすいすいこげて長距離を走っても疲れません。
また、高齢者でも使いやすいでしょう。しかし、電動自転車は原付きバイクと自転車のちょうど中間のような乗り物です。
バッテリーの力を借りますので、最初からスピードが出てしまうことも多いでしょう。
また、下り坂はさらにスピードがつきやすく、時速20キロくらい出ることも珍しくありません。
この状態でもし自転車に不具合が起きたら、と考えれば恐ろしいですよね。
ですから、電動自転車は普通の自転車よりもこまめにメンテナンスをしてください。
異音がしたらすぐに自転車屋に持っていく、くらいの対処法が必要です。
さらに、子どもの自転車をお下がりに回すということは珍しくありません。
子どもはすぐに大きくなりますから、まだ使える自転車が体に合わなくなることもよくあることです。しかし、誰かにゆずる前にも必ず自転車屋さんで整備をしてもらいましょう。
もらった自転車で事故を起こした、となったらゆずった方もゆずられた方も気まずい思いをします。
6.おわりに
いかがでしたか?
今回は自転車の音がうるさいときの対処法についてご紹介しました。
今は、高価な自転車も増えてきたので自転車をメンテナンスするという習慣も根付いてきています。
しかし、その反面シティサイクルは壊れるまでメンテナンスもなしに使い続けるという方も多いでしょう。
1万円の自転車を5000円かけてメンテナンスをするのがお得なのか損なのかは人によります。
ですから、メンテナンスをしながら乗り続けたい場合は、少し奮発して高い自転車を買う、という方法もあるでしょう。
安価なシティサイクルは1万円前後ですが、それにもう1万円を足すとより丈夫で壊れにくい自転車が買えます。
自転車を購入するときは、値段だけでなく耐久性もチェックしましょう。
なお、電動自転車はできるだけ雨ざらしにしないようにしてください。
バッテリーも防水仕様ですが、屋根のある駐輪場に置いた方が長持ちします。