不要な自転車を楽々処分! 得する人の自転車の廃棄・処分法とは?
2017/10/04
2017/10/10
現在、日本人の10人に7人が、自転車を保有しているといわれています。これだけの数があるということは、「処分の悩み」も多いはずです。使わなくなった自転車をどうやって処分すればいいのか分からず、玄関や駐車場のスペースをただ無駄にしてしまっている方も多いことでしょう。そこで、今回は自転車の廃棄・処分に関する基本的な情報をご紹介します。
この記事を読むことで自転車の廃棄・処分法について学ぶことができます。お得な情報ばかりなので、ぜひご一読くださいね!
1.自転車を廃棄する方法とは?
1-1.自治体に依頼して廃棄処分する場合
1-1-1.自転車は何ゴミ?
まず押さえておかなければいけないのは、自転車が何ゴミに分類されるのかという点です。自転車は粗大ゴミに分類されます。不燃ゴミなどで出しても回収してもらうことはできませんので注意しましょう。
1-1-2.粗大ゴミの捨て方について
粗大ゴミの出し方はとても簡単です。以下の手順を参考にして出してみてください。
- お住まいの地域にある粗大ゴミセンターに依頼をしましょう。電話かインターネットから行うことができます
- 自転車を処分したいことや回収日の希望日時などを伝えます
- 回収日当日、指定の回収場所に出しましょう。この際、シールや張り紙などで粗大ゴミであることを示します。自治体によって形式が違うので、事前にやり方を教えてもらいましょう
- お金を払い、回収してもらったら終わりです
1-1-3.メリット・デメリット
自治体を利用するメリットは、何といっても処分費用の安さに尽きます。自治体は税金によって運営されているため、利益を重要視していないからです。あらゆる廃棄法の中で、最も安く処分することができるでしょう。
デメリットは対応の悪さがあげられます。たとえば、自治体では基本的に時間外回収はしてくれませんし、日曜日には依頼の受付や回収もしてもらうことができません。ほかにも、指定の場所まで運ぶ手間もあります。自転車であれば動かしながら移動できますが、壊れた自転車などは大変です。
1-1-4.料金について
ほとんどの自治体では、粗大ゴミは可燃ゴミなどとは違って処分の際には料金を支払わなければいけません。粗大ゴミの種類や自治体によって値段は変わります。自転車の場合、子供用自転車などの小型のものであれば400~500円程度、大人用の大きなものの場合は800~1,000円程度でしょう。ただし、自治体によってはサイズにかかわらず一律料金の場合もあります。
1-2.注意点
多くの方は自転車に防犯登録を施していると思います。そのため、自転車を処分する際には防犯登録を解除しておきましょう。粗大ゴミとして処分する場合、状態のいい自転車はリユース品として自治体が提供することがあります。すると、自分の名義で防犯登録された自転車が第三者に渡ってしまうのです。このような状態を避けるためにも、必ず防犯登録は解除しておきましょう。
2.自転車の廃棄を不用品回収業者に依頼するには?
2-1.回収方法
不用品回収業者の行う回収方法は大きく分けて「宅配回収」「持ち込み回収」「出張回収」の3つです。インターネットか電話から業者に回収の依頼をしたら、回収方法を選択しましょう。多くの業者が宅配回収をメイン回収方法として採用していますので、基本的にはこれを選べば間違いありません。次に自転車をダンボールに梱包(こんぽう)しましょう。自転車は宅配物としてはサイズが大きいので、分解して入れてください。分解することができない場合は、持ち込み回収を利用することになります。持ち込み回収は業者によって採用していないこともあるので注意してください。梱包(こんぽう)が終わったら、後は運送業者に連絡して集荷してもらえば完了です。ちなみに、出張回収については、自転車1台だけだと交通費や人件費などの関係で回収してもらうことはできないでしょう。ただし、業者の指定する対象品目と一緒に処分するなど、条件を満たせば回収してもらえることもあります。ホームページを確認してみてくださいね。
2-2.回収できるもの、できないもの
基本的に家庭で出た廃棄物は何でも回収してもらえます。もちろん、壊れていても壊れていなくても関係ありません。産業廃棄物の回収に関しては、業者の資格の有無などによって違います。
2-3.回収業者に依頼するメリットデメリット
2-3-1.メリット
1番のメリットは何といっても利便性でしょう。特に、宅配回収は運送業者に任せるだけなので楽ですし、発送日時も好きに選べるのは大きなメリットですよね。また、不用品回収業者はまとめて処分が可能だという点も大きな利点といえます。たとえば、引っ越しや遺品整理などでさまざまな種類のものを一度に捨てなければいけないときなどに役立つでしょう。さらに、業者によっては一部の対象品目と一緒に処分することで、ほかの物品も無料で処分できるサービスを行っていることもあります。
2-3-2.デメリット
デメリットは、自治体に比べると料金が割高になってしまう点でしょう。ただし、無料サービスを利用することも可能ですので、一概にデメリットともいえません。無料で回収可能かどうか、詳しくは業者ホームページで確認してくださいね。
2-4.料金形態について
不用品回収業者の料金形態は「基本料金+単価+オプション料金」か「単価+オプション料金」のどちらかのタイプが一般的です。一見、後者のほうがお得に見えますが、基本料がない分、単価やオプション料が高くなります。どちらがお得かは、処分品の数や種類などによって変わってくるので一概にはいえません。
2-5.悪徳業者にご注意を!
不用品回収業者の中には悪徳業者が紛れていることがあります。そして、悪徳業者の特徴として顕著なのが、完全無料をうたっていることです。ただし、一部の価値のあるものと一緒であれば無料で回収してくれる業者は問題ありません。問題なのは「完全無料」と宣伝している業者です。民間企業であれば、絶対に完全無料で経営することはできません。そのため、完全無料と言いつつ、後から難癖をつけて料金を請求したり詐欺行為を働いてきたりしますので注意してください。悪徳業者は主に訪問営業をかけてきます。突然家にやってきた不用品回収業者は利用しないようにしてください。
3.リサイクルで自転車を処分するには?
3-1.リサイクルの仕方
リサイクルの方法としては、以下のようなものがあげられます。
- リサイクルショップ
- インターネットオークション
- 寄付
- 知り合いに譲る
3-2.メリットデメリット
3-2-1.メリット
リサイクルをする1番のメリットは、処分費用を安く抑えられるという点です。リサイクルショップやオークションであれば買い取ってもらえるわけですから、費用がかかるどころか利益が出ます。また、寄付や知り合いに譲る方法でも、基本的には無料で処分が可能です。
3-2-2.デメリット
デメリットは、基本的に使えることが前提であるということです。自転車を処分することになる原因のほとんどは故障でしょう。フレームや車輪が曲がってしまったり、ブレーキ線が切れてしまったり、自転車を正常に使用できなくなったりしたタイミングですよね。そのような自転車はたとえタダでも引き取ってもらうことはできません。
3-3.注意点
リサイクルは基本的に手間がかかります。たとえば、リサイクルショップを利用する場合は、わざわざ店舗まで自転車を持ち込まなければいけません。行きは乗っていけばいいでしょうが、帰りは歩きになってしまいます。近所に店がない場合は大変です。また、ネットオークションの場合も、出品手続きや配送準備・値段交渉・クレーマー対応など、いろいろと手間がかかります。時間がない方は他の方法を選んだほうが無難です。
4.自転車処分・廃棄でよくある質問
Q.放置自転車はどうすればいいですか?
A.基本的に、放置自転車は土地の所有者に処分責任が発生します。もしも、防犯登録のシールが貼られていれば所有者を照会できるので、警察に連絡しましょう。
Q.電動自転車は何ゴミですか?
A.基本的には電動自転車も普通の自転車同様に粗大ゴミとして扱われます。詳しくは、自治体ホームページを確認してください。
Q.パンクしていてもリサイクルは可能ですか?
A.可能ですが、パンクを修理したほうがリサイクルショップを利用する場合は高値で売却できます。また、オークションを利用する場合、パンクしているとクレームの原因となるので直したほうが良いでしょう。寄付や譲渡の場合も、マナーとして修理してからにしてください。
Q.見積もりにお金はかかりますか?
A.多くの業者は見積もりを無料で行っていますので、安心して依頼してください。ただし、必ずしも無料とは限らないので、見積もりを取る際に一応確認しておきましょう。
Q.悪徳業者を見抜くポイントはありますか?
A.業者を選ぶ際のポイントとしては以下の4点があげられるでしょう。
- 許認可の有無
- 何年続いているか
- ホームページの作り
- ブログなどを運営している
会社が中古品の売買を行うには古物商許可を得ていなければいけません。ホームページの会社概要や会社案内の欄を閲覧して、古物商許可を得ているか確認しましょう。また、どれぐらい長く続いていることは信頼の証です。だいたい、10年以上続いている業者であれば問題ないでしょう。ホームページの作りやブログ・SNSなどを持っているかどうかも、信頼できるかどうかの良い判断基準となるので確認しておいてください。
まとめ
いかがでしたか? 今回は自転車の廃棄・処分方法についてご紹介しました。自転車は粗大ゴミとして処分するのが一般的ですが、リサイクルしたり不用品回収業者に回収してもらったりすることでも廃棄可能です。それぞれにメリットデメリットがあるので、自分にあった処分方法を選ぶようにしましょう。自分にあった処分法を見つけて、ストレスなく処分をしてくださいね!