年度末に大掃除をするメリットは? スケジュールの立て方や手順も!

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「大掃除は年度末にしたほうがよいのではないか?」「年度末大掃除をスムーズに進める方法を知りたい」とお考えではありませんか? 大掃除といえば年末に行うイメージがありますが、最近は年末ではなく年度末に大掃除をする人が増えています。

この記事では、年度末に大掃除をすべき理由や大掃除に役立つアイテム・場所ごとの掃除方法などを詳しくご紹介しましょう。

  1. 年度末に大掃除するのが最適な理由は?
  2. 大掃除のスケジュールを立てるポイント
  3. 大掃除に役立つアイテム 
  4. 大掃除の方法を場所別に紹介
  5. 大掃除で出た不用品を処分する方法
  6. 年度末大掃除に関するよくある質問

この記事を読むことで、年度末に大掃除をするメリットや、大掃除で出た不用品を簡単に処分する方法などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。

1.年度末に大掃除をするのが最適な理由は?

まずは、年末ではなく年度末に大掃除をすべき理由をまとめました。

1-1.忙しい年末より時間に余裕がある

年末が近づくと大掃除以外にもやらなければならないことがたくさん出てきます。年賀状の準備やお歳暮の手配・お節の予約・帰省の用意など、いろいろあるでしょう。仕事納めまでに終わらせなければならないことも多く、その合間に忘年会も入ってきます。1年で最も時間に余裕がない時期といってよいでしょう。そんな時期に、大掃除のことまで考えなければならないのは負担です。また、年末はゴミの収集も休みに入るため、その前までに掃除を終えてゴミをまとめなければならないというプレッシャーも抱えることになるでしょう。そのような状況で掃除をするよりも、時間に余裕がある年度末に行ったほうがメリットも大きいのです。

1-2.子供の学年が変わる

年度末は子供の学年が切り替わるタイミングでもあります。前年度の教科書やノート・学校から配られたプリントなど、新しい学年では使わないものを処分するのに、大掃除はよい機会になるでしょう。「捨ててよいのか分からないので1年は残しておきたい」という人は、このタイミングで2年前のものを処分してください。いらないものを処分する際に持ちもののチェックを行い、足りないものがないか確認するのもよいでしょう。

1-3.梅雨時期に向けての対策ができる

年度末に大掃除をすると、間もなくやってくる梅雨時期に向けての対策が同時にできるでしょう。梅雨時期に発生しやすいカビは、ホコリがたまっている場所で増殖しやすいため、この機会にすみずみまで掃除をしておくと安心です。特に、クローゼットや押し入れの中は通気性が悪いとカビが生えやすいため、ものを減らしておく必要があります。

1-4.気候が掃除に適している

年度末は年末に比べて、気候も大掃除に向いています。真冬は水が冷たいので雑巾を絞るのも大変です。換気をするにも窓を開けると冷たい風が入ってくるため、つらい思いをしながら掃除をしなければなりません。暖かくなってくる年度末なら、ベランダや庭の掃除も気持ちよくできるはずです。

2.大掃除のスケジュールを立てるポイント

年度末大掃除のスケジュールを立てる際、押さえたいポイントをご紹介しましょう。

2-1.先に大まかなスケジュールを立てる

細かいスケジュールを立てる前に、大まかな流れを把握するための簡単なスケジュール表を作成しましょう。以下を参考にしてください。

  1. ものを仕分けする
  2. 不用品を処分する
  3. 掃除する場所をリストアップする
  4. 掃除の順番を決める
  5. 掃除道具をそろえる
  6. 場所ごとに掃除をする

2-2.家族で分担する

大掃除はやることがたくさんあるため、家族に協力してもらう必要があります。高いところの掃除や重たいものを動かす作業などは男性に、比較的簡単にできる掃除は子供たちにやってもらうとよいでしょう。掃除する場所をリストアップし、誰がどこを担当するかも書き込んだ表を作成するのがおすすめです。

2-3.いつまでに終えるかを明確にする

年末の大掃除だと12月31日までに終わらせるようスケジュールを立てますが、年度末の場合はいつまでに大掃除を終えるか決めておいたほうがよいでしょう。目標が明確になっていないと途中でだらけてしまう可能性があります。

3.大掃除に役立つアイテム 

年度末大掃除をするにあたって、あると便利なアイテムをご紹介します。

3-1.重曹・クエン酸・セスキ炭酸ソーダ

掃除する場所ごとに洗剤を用意するより、重曹やクエン酸・セスキ炭酸ソーダを使うのがおすすめです。弱アルカリ性の重曹は油汚れやぬめりなど酸性の汚れを落とす効果があります。セスキ炭酸ソーダは重曹よりアルカリ性が強いため、重曹で落ちない汚れに使うとよいでしょう。酸性のクエン酸はアルカリ性の汚れに効果を発揮するため、水アカや石鹸カス汚れなどの掃除に使ってください。

3-2.メラミンスポンジ

メラミンスポンジは濡らして擦るだけでたいていの汚れを落とすことができる優れものです。メラミンスポンジには細かい空洞が無数にあり、この空洞が汚れを削り落としてくれます。まるで消しゴムをかけるように汚れが落ちていくため、掃除していても気持ちがよいでしょう。ただし、研磨剤と同じ原理で汚れを落とすものなので素材によっては傷がついてしまいます。樹脂素材の浴槽やフローリング床には使用しないでください。

3-3.マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは大掃除の際にあると大変活躍するアイテムです。マイクロファイバークロスは繊維が非常に細かく、無数に小さな穴が開いています。拭き跡が残りにくく、吸水性に優れているため、さまざまな場所の掃除に使えるのがメリットです。窓ガラスや鏡など、拭きムラができやすい場所の掃除にも向いています。

4.大掃除の方法を場所別に紹介

大掃除の手順を場所ごとにまとめました。

4-1.キッチン

キッチンは換気扇やガスコンロの油汚れ、シンクの水アカなど、掃除するのが大変な箇所がたくさんあります。換気扇のファンやフィルター、ガスコンロの五徳など、外せるパーツは重曹かセスキ炭酸ソーダを溶かしたお湯に浸(つ)け置きしましょう。取り外すことができない部分には、重曹に少量の水を加えてペースト状にしたものを塗り、歯ブラシなどで汚れを擦り落としてください。シンクにはクエン酸スプレーを吹きかけ、1時間ほど放置してからスポンジでこすり洗いをしましょう。排水口にはカップ1杯の重曹とクエン酸小さじ2杯を振りかけ、ぬるま湯1カップを少しずつかけると発泡して汚れが浮き出してきます。30分ほど放置してからお湯で洗い流してください。

4-2.浴室

浴室は普段なかなか掃除しない箇所や、頑固なカビ汚れを中心に掃除していきましょう。大掃除の際には不用品が多数出ます。その不用品を処分する方法についてまとめました。天井の拭き掃除やシャワーヘッドの分解掃除なども、この機会に行うのがおすすめです。頑固なカビ汚れには市販のカビ取り剤を吹きかけ、その上からキッチンペーパーとラップで密閉して半日ほど放置しましょう。最後にしっかり洗い流すとカビがきれいに落ちています。

4-3.トイレ

トイレの大掃除では、タンクの中やウォシュレットのノズル・便器のフチ裏など、普段こまめに掃除しない箇所を重点的に掃除しましょう。便器のフチ裏にはクエン酸水を含ませたキッチンペーパーを貼りつけ、5分ほど待ってから洗い流す方法がおすすめです。また、換気扇のフィルターに付着したホコリも落としておきましょう。

4-4.洗面所

洗面所には水アカやカビ・黒ずみ・化粧品の油汚れなど、さまざまな汚れが付着しています。そのため、汚れの性質に合った掃除が必要です。水アカや黒ずみにはクエン酸、油汚れには重曹を使って掃除するとよいでしょう。排水口にはキッチン同様、重曹とクエン酸を振りかけた上からぬるま湯をかけてください。

4-5.各部屋

各部屋の掃除では、壁や天井・照明器具などもきれいにしましょう。天井や高い部分の壁は、柄の長いフローリングワイパーに雑巾をつけてホコリを払ってください。壁の手アカやタバコのヤニ汚れが気になる場合は、重曹スプレーを吹きかけてから拭き掃除をするのがおすすめです。また、エアコンのフィルターはホコリを取り除き、本体表面も拭き掃除しておくとよいでしょう。

5.大掃除で出た不用品を処分する方法

大掃除で出た不用品を処分するには、以下のような方法があります。

5-1.自治体のゴミ回収を利用する

最も手軽なのが、自治体によるゴミ回収を利用する方法です。どの不用品が何ゴミに分類されるかは自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。粗大ゴミとして捨てる場合は申し込みや粗大ゴミ処理券の購入が必要になるため、余裕のあるスケジュールを立てるのがおすすめです。また、冷蔵庫・テレビ・洗濯機・エアコンの4品目は家電リサイクル法の対象品目なので粗大ゴミとして捨てることはできません。家電量販店に引き取りを依頼するか、自分で指定引取場所へ持ち込む必要があります。

5-2.不用品回収業者に依頼する

不用品が多数ある場合は、不用品回収業者に依頼してまとめて処分してもらうのがおすすめです。回収方法には持ち込み・出張・宅配の3種類があるため、どの方法に対応しているかチェックした上で業者選びをしてください。パソコン処分本舗では、送料無料対象商品と一緒に送ると回収費用も送料も無料になるため、一切の費用をかけずに不用品を処分できます。チェックしてみるとよいでしょう。

5-3.買取に出す

まだ使える不用品は買取に出して処分すべきです。使用年数が短くて汚れや傷が目立たないもの・故障していないものだと買取対象になる可能性があります。有名メーカー品だと高価買取も期待できるため、査定を依頼してみましょう。買取先には、リサイクルショップや買取業者のほか、買取サービスも行っている不用品回収業者などがあります。

6.年度末大掃除に関するよくある質問

「年度末大掃除をしたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.年度末はハウスクリーニング業者の繁忙期ですか?
A.いいえ。ハウスクリーニング業者の繁忙期は6~8月と11~1月です。年度末の時期は閑散期に当たるため、予約が取りやすいでしょう。

Q.年度末に大掃除をするなら一緒に衣替えをしたほうがよいですか?
A.そのほうがよいでしょう。クローゼットの中身をすべて出して不要なものを処分するため、そのついでに衣替えをすると手間が省けます。

Q.  重曹やクエン酸は人体に害がありませんか?
A.自然由来の素材でできているため、環境にも体にも優しいのが特徴です

Q.窓ガラスの掃除に適しているのはどんな天気の日でしょうか?
A.曇りの日がおすすめです。晴れた日は空気が乾燥しているため、窓に付着した汚れも固くなって落としにくくなります。

Q.不用品を買取に出す際、やるべきことを教えてください。
A.きれいに掃除をし、付属品をそろえておきましょう。買取先を比較して選ぶことも大切です。

まとめ

大掃除を年度末にすべき理由や掃除に役立つアイテム・場所別の掃除方法などを詳しくご紹介しました。年末ではなく年度末のほうが、大掃除をするメリットがたくさんあります。ぜひこの記事を読んで、年度末大掃除の手順や不用品の処分方法を参考にしてください。