大切なパソコンデータ。長期保存方法と各メディアの特性とは?

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パソコンのデータをハードディスクに保存していくと、ある程度の量になったところで、稼働が遅く感じることや、動きが悪くなることがありませんか? パソコン本体は、永遠に使えるものではなく、いつか寿命を迎えて使えなくなります。大切なデータは別に保存しておくと安心でしょう。
最近では、写真画像をパソコンで加工する人も増えています。写真画像は、比較的データ容量が大きく、気がつけばハードディスクがいっぱいになってしまうことも。外付けハードディスクを上手に活用している方もいらっしゃいますが、写真画像のような思い出の品は、なるべく長い期間保存しておくようにしたいものですよね。
どのようにすれば、データを長期間保存することができるのでしょうか? 

  1. 写真画像の整理の仕方
  2. データの長期保存方法と注意点
  3. まとめ

1.写真画像の整理の仕方

デジタルカメラやスマホが主流となり、パソコンに写真画像を取り込む方がほとんどだと思います。自分なりに加工したり、季節の挨拶状に使ったり、さまざまな用途で使う機会が多いものではないでしょうか? 
気軽に写真が撮れるようになった分、そのデータ量は膨大になってしまうケースが多々あります。その写真画像はどのように整理されているのでしょうか? 後でなんとかしようと思っているうちに、どんどん増えてしまってどうにもならなくなってしまうという方もいるかもしれません。
写真画像の整理の仕方についてご紹介します。

1-1.フォルダに分別

簡単に撮影できるけれど、その後の仕分けが大変でついつい撮りっぱなしになってしまっている人もたくさんいるようです。処理できていない写真画像が増えていけば、それだけ整理していく作業は骨が折れることでしょう。
写真画像は、フォルダに分別していくのが基本です。まずは、ジャンル別に名前をつけてたフォルダを作っていきます。それから、日付を入れたフォルダを作成し、ジャンル別フォルダへ収納していきましょう。こうするだけで、長期保存するデータを作成する際にも、内容がバラバラにならず、移行する場合にも便利ですし、保管しておきやすくなります。

1-2.オンラインストレージを利用

パソコンのオンラインサービスには、写真画像などを保管しておけるストレージサービスがあります。万が一、パソコンに不具合が生じたり、何かのアクシデントで写真画像が消えてしまったりしても、こうしたサービスを利用して保存しておけば、トラブルを回避できるでしょう。
すべての写真画像をオンラインストレージに保存するのではなく、とっておきのものだけを利用するなど、使い分けする人もいるようです。

2.データの長期保存方法

写真画像などのデータは、コピーを何度も繰り返しても劣化しにくく、高品質なまま保存しておけるのが特徴です。しかし、問題なのは、どういった保存方法をしておくかということ。保存方法はさまざまで、いろいろなメディアがありますが、記録するものはすべて永遠に保たれる保証はありません。壊れてしまう可能性もあります。
大切なデータは、なるべく安全に長い期間保存しておきたいものですよね。データの長期保存をする方法には、どのようなものがあるのでしょうか? また、それぞれのメディアに保存するときの注意点についてもご紹介します。

2-1.ハードディスク

パソコンからデータを移行しやすいので、利用している方も多いのがハードディスクです。容量が大きいものを外付けハードディスクとして活用している方がほとんどではないでしょうか? 写真画像のフォルダを作って、スムーズに保存していけるので、ストレスなく作業できることから人気がある方法です。
ハードディスクの寿命は、およそ5年といわれています。スピンドル部分が消耗して読み取りができなくなってしまう可能性も。衝撃や湿気、熱などの弱いので、環境に配慮する必要があるので注意しましょう。

2-2.フラッシュメモリー

SDカードやメモリースティック、USBメモリーがこのフラッシュメモリーにあたります。いわゆる半導体チップのこと。デジタルカメラで写真を撮影したら、そのままこのフラッシュメモリーに記録されます。リーズナブルで場所も取らず、このまま保存しておく方もいるようです。
フラッシュメモリーの寿命は、5から10年。抜き差しを繰り返していると、コネクターが摩耗してしまい、接触不良で読み取らなくなってしまう危険性もあります。また、使用していないと、本来ならば保存されているはずのデータが、いつの間にか消えてしまうというトラブルが発生することもあるので、注意が必要です。また、静電気に弱い特性を持っているので、これによってデータが蒸発してしまう可能性もあるので覚えておきましょう。

2-3.光ディスク

光ディスクは、CD-R・DVD-R・ブルーレイディスクがそれにあたります。一番普及しているものではないでしょうか? ポリカーボネート素材で作られている保護膜層は、湿気に弱く、徐々に劣化していく特性があります。記録層に使用されている色素は、太陽光に弱く、放置しておけば読み込めない状態になってしまうので注意が必要です。
光ディスクの寿命は、5から20年と幅があります。普及しているメディアとあり、各社から長期期間保存可能なタイプも登場し始めました。また、粗悪な品を選んでしまった場合には、短期間でダメージを受けて、読み込み不能になってしまうケースもあるので、信頼できるメーカーのものを選ぶことがポイントです。

2-4.Mディスク

光ディスクの弱点を改良した、新しいメディアが登場しています。Mディスクと呼ばれるものです。高耐久性で、一度記録すれば永遠に読み出せるという優れたメディアであるのが特徴。このMディスクは、アメリカのMillenniataが開発したものです。従来の光ディスクより、5倍の強力なパワーで彫刻していくように記録するので、温度や湿度、太陽光などの影響を受けにくいとされています。
Mディスクの寿命は、およそ1000年。しかし、まだ新しいメディアとあって、これを読み込みや書き込みできるドライブを用意する必要があるので、注意しましょう。

3.まとめ

パソコンデータの長期保存方法についてご紹介しました。いかがでしたか? 

  • 写真画像の整理の仕方
  • データの長期保存方法と注意点

気軽に写真が撮れる時代になり、どんどん写真画像データが増えてしまいますよね。撮りっぱなしになってしまい、収拾がつかない状態になっている方もいるのではないでしょうか? 
大切な思い出の写真画像やデータは、長期間保存しておける信頼できるメディアに、確実に整理して保存していきましょう。
長期保存する場合には、それぞれのメディアの特性に注意して、安全な保存方法を選ぶようにしたいものです。