マッサージ機の正しい処分方法とは? お得に処分するためのポイント
2017/08/08
2017/08/16
体の疲れを癒(い)やしてくれるマッサージ機は、安定した人気と需要を誇っている家電製品です。しかし、使わなくなったマッサージ機の処分方法が分からずに、放置している方も多いのではないでしょうか。特に、大型のマッサージ機はどのように処分したら良いのかわかりませんよね。間違った方法で処分してしまえば、不法投棄などのトラブルで罰金を支払わなければならなくなるので注意が必要です。そこで、本記事では、マッサージ機の基礎知識から処分の悩み・さまざまなケースの処分方法について説明します。
- マッサージ機の基礎知識
- マッサージ機の処分の悩み
- マッサージ機の処分~自分で捨てる場合
- マッサージ機の処分~販売業者の下取りによるもの
- マッサージ機の処分~リセールする場合
- マッサージ機の処分~回収業者に頼む場合
- マッサージ機の処分に関してよくある質問
この記事を読むことで、マッサージ機の正しい処分方法が分かります。悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.マッサージ機の基礎知識
まずはマッサージ機について、主な種類や人気の機種・最近の傾向・寿命・よくある故障についてチェックしていきましょう。
1-1.どんなものがあるか
マッサージ機の代表的存在が、イス型のマッサージチェアです。体全体をもみほぐすことができ、さまざまな機能がついています。旅行先に持ち運ぶことができるのは「マッサージ器」で、マッサージ機とは異なるものです。
1-2.人気メーカー・最近の傾向
年々、さまざまな機能つきのマッサージ機が登場しています。特に、最近は、ストレッチ機能がついているもの・インナーマッスルに働きかけるものなど多様です。人気メーカーは、パナソニックやフジ医療器などがあります。パナソニックは、人の指でマッサージしているような独自のヒューマンハンドモミメカが搭載されたタイプが人気です。フジ医療器は、個性的な専門コースがそろっており、15~30分かけてマッサージを行います。
1-3.寿命・よくある故障
マッサージ機の平均寿命は、6~7年と言われています。寿命が近づいてくると、電源を入れても動かない・異音がする・スムーズにマッサージできないなどの症状が現れるでしょう。使用年数を見極めながら、どのような不具合が起きているのか確かめてみてください。
2.マッサージ機の処分の悩み
マッサージ機の処分における悩みについて説明します。
2-1.大きくて場所を取る・大きすぎて捨てづらい
手軽に持ち運ぶことができないマッサージ機は、ほとんどが大きめのサイズで場所を取ります。簡単に動かせず、大きすぎて捨てづらいのが難点です。家に放置していても、スペースを取ってしまうので邪魔になるでしょう。
2-2.修理するか、廃棄するか?
修理を考えている方は、故障内容と修理にかかる費用をメーカーに確認してください。使用年数によっては、買い替えよりも修理費用のほうが高くかかる可能性があります。その場合は廃棄して、新しいものを購入したほうが良いでしょう。修理と廃棄で悩んだときは、使用年数と状態を確認してくださいね。
2-3.小型家電リサイクル法の対象になるか?
縦+横+高さの合計が370cm以下で重さが90kgのマッサージチェアは、小型家電リサイクル法の大型対象品目に含まれています。当てはまるものであれば、自治体のルールに従って処分することになるでしょう。ただし、大型のマッサージチェアは対象にならないため、ほかの方法で処分しなければなりません。
3.マッサージ機の処分~自分で捨てる場合
マッサージ機を自分で処分する場合に必要な知識を身につけましょう。
3-1.自治体回収の場合
自分で処分する場合は、自治体回収を利用するケースがほとんどです。自治体によって、分類されているゴミが異なるため、ホームページなどで確認してください。粗大ゴミとして処分する、または、認定事業者に回収を依頼する方法となります。ただし、マッサージチェアの回収が不可となっている自治体も多いため、注意しておかなければなりません。自治体で処分できない場合は、販売店の下取り・引き取りやリセール・不用品回収業者への回収依頼で処分する方法があります。
3-2.主な流れ
粗大ゴミの場合は、地元のスーパーマーケットや商店などで粗大ゴミシール(券)を購入します。マッサージ機に貼りつけた後は、回収指定場所まで運ばなければなりません。また、自治体によっては、事前に申し込みが必要になるところもあります。ゴミ捨て場での回収をしていないところは、認定事業者の引き取りになることもあるでしょう。
3-3.やるべきこと
自治体回収でやるべきことは、粗大ゴミシール(券)の購入・事前の申し込みです。住んでいる地域によってやるべきことが異なるため、事前に確認しておきましょう。たまに、「細かい部品に分解すれば、不燃ゴミとして処分できる」と、自分で分解して処分する人がいます。しかし、分解はとても骨が折れる仕事です。ケガをする恐れもあるので、分解はおすすめしません。
3-4.メリット・デメリット
自治体回収は、低費用で処分できます。粗大ゴミの場合は、約1,500~2,000円かかるでしょう。自治体によって費用が異なるため、ホームページでチェックが必要です。低費用で処分できるのは嬉(うれ)しいですが、回収指定場所まで運ばなければなりません。マッサージ機はとても大きく、1人で運ぶことができないでしょう。運搬が困難なことが、1番のデメリットとなります。
4.マッサージ機の処分~販売業者の下取りによるもの
新しいマッサージ機を購入する場合は、販売業者の下取りが利用できます。それでは、具体的に方法をチェックしておきましょう。
4-1.買い替えしたほうが良い場合
マッサージ機の不具合が目立つ・使用年数がだいぶ経過している・使いづらくなってきた場合は、買い替えをおすすめします。買い替え時期が遅くなるほど、中古需要が低くなり、下取りできなくなってしまうので要注意です。古いマッサージ機は下取り不可となる場合があるため、早めに買い替えを検討したほうが良いでしょう。
4-2.新製品が安い時期は?
新生活フェアや3月の決算時・年末年始セールなどに、新製品が安くなります。随時、家電量販店に行き、価格をチェックしてみてください。1つの店舗だけでなく、ほかの店舗にも足を運ぶと比較できるでしょう。
4-3.販売業者の下取り・引き取りについて
壊れていないものであれば、新しい製品を購入する代わりに古いマッサージ機を下取りしてもらえます。下取りは、販売価格から買い取り額を差し引くシステムなので、新しい製品を安く購入できるチャンスです。しかし、すべてのマッサージ機が下取り対象という訳ではありません。壊れている・目立つ傷がついている・製造年月日から経過しているものなどは、下取りできず引き取りとなる場合があります。引き取りの場合は、手数料がかかるので注意が必要です。
4-4.通販業者の場合
通販業者の中には、家電製品の下取り・引き取りサービスを行っているところもあります。ただし、一定の条件が決まっている場合があるため、事前に確認してください。
4-5.手数料について
下取りの場合は、買い取りとなるので手数料はかからないところがほとんどです。しかし、引き取りサービスや下取りでも運搬を依頼する場合は、手数料が必要となります。その場合は、5,000円ほどかかることもあるので注意してくださいね。店舗に依頼するときは、必ず費用をチェックしておきましょう。
4-6.メリット・デメリット
下取り・引き取りは、購入と処分が同時にできるのがメリットです。しかし、運搬・回収費用などにお金がかかることもあります。また、新しいマッサージ機の購入を考えていない場合は、下取り・引き取りサービスが利用できません。店舗のサービスとなるため、実施しているところも少ないのがデメリットです。
4-7.注意点
店舗によって、下取りの可否や買い取り額に違いが出てきます。より納得いく形で処分するためには、複数の店舗に査定を依頼してみてください。高値で売れる店舗の下取りを依頼すれば、新しいマッサージ機が安く購入できます。ただし、運搬に費用がかかる場合もあるので注意しておかなければなりません。
5.マッサージ機の処分~リセールする場合
まだ、使用できるマッサージ機であれば、中古品として売ることができます。ここでは、買い取りしてもらえるマッサージ機やリセールの方法・高価買い取りのコツについて説明しましょう。
5-1.買い取りしてもらえるマッサージ機とは
正常に稼働できるもの・新品状態に近いものは、買い取り可能となります。パナソニックやフジ医療器などの人気ブランドも、需要高いでしょう。買い取りしてもらえるのかどうか、ブランドや型番・状態をチェックしてくださいね。
5-2.リサイクルショップ・リセールの方法について
近くにリサイクルショップがあれば、直接持ち運ぶのも方法の1つです。しかし、マッサージ機は大きく重たいので、運搬が難しいでしょう。リサイクルショップを利用する際は、ほとんどが出張査定となります。中には、出張査定を受けつけていないリサイクルショップもあるので注意してください。
また、ネットオークションを利用するのも良いですが、運搬・梱包(こんぽう)が大変・作業に費用が高くなるなどのデメリットがあります。大型家電だからこそ、買い手がついても処分に手間と時間がかかるのです。
5-3.高価で売るためのコツ
できるだけ高値で売りたい方は、査定に出す前に掃除してください。汚いものよりもキレイなもののほうが、良い印象を持ちます。新品状態に近いものほど高く売れるのです。また、取扱説明書などの付属品があれば一緒に出してください。
6.マッサージ機の処分~回収業者に頼む場合
マッサージ機の処分を回収業者に依頼する方法も、選択肢の1つです。回収の流れ・方法・料金・メリットやデメリット・業者選びのポイント・コストをかけずに回収するコツについて説明します。
6-1.回収の流れ・回収方法
主な回収方法は、宅配回収・持ち込み回収・出張回収の3つです。ライフスタイルや都合に合わせて方法が選択できるようになっています。マッサージ機は、重たく大きいため、宅配・持ち込回収は困難です。出張回収を利用することになるため、電話やホームページで申し込みをした後、回収日を決めてください。
不用品の回収を行っている「パソコン処分本舗」は、三辺合計160cm以内のダンボールに入るものであれば回収可能で、送料無料対象品目が含まれていれば無料で処分できます。ダンボールに入る小型のマッサージ機であれば、宅配サービスが利用できるでしょう。
6-2.料金について
回収業者に依頼する場合は、費用がかかります。出張回収を利用する場合、マッサージ機の置き場所や大きさ・一戸建てやマンション(マンションの場合は階数)によって、作業員数や時間が異なるのです。搬出・運搬が困難なほど、費用にも反映するので高くなる恐れがあります。具体的な費用に関しては、業者に無料見積もりを依頼してください。
6-3.メリット・デメリット
重いマッサージ機を処分するには一苦労ですが、業者に依頼すれば、運搬から処分まですべてを任せることができます。さらに、即日対応可能であれば、すぐに処分できるでしょう。また、業者の中には、無料回収を行っているところもあります。マッサージ機の無料回収は困難な場合もありますが、「パソコン処分本舗」は送料無料対象品目が1点でも含まれていれば宅配の無料回収が可能です。持ち込み回収も受けつけているので、ホームページをチェックしてみてください。
6-4.業者選びのポイント
優良業者と不正業者を見極めるためには、以下のポイントを押さえておかなければなりません。
- 都道府県から許可を取得している
- 丁寧かつスピーディーな対応
- 無料回収の理由が明確になっている
- 回収対象の商品が幅広い
- 複数の回収方法から自由に選択できる
- 送料や運搬費用がかからない
6-5.コストをかけず回収してもらうコツ
「パソコン処分本舗」では、無料対象品目が1点でも入っていれば無料回収が可能です。回収方法は、宅配回収・持ち込み回収となっています。ただし、マッサージ機は梱包が困難なので、詳細については電話で問い合わせてください。
7.マッサージ機の処分に関してよくある質問
マッサージ機の処分に関してよくある質問を5つピックアップしてみました。
7-1.修理できない状態とは?
マッサージ機の修理・処分どちらかで悩んだときは、状態を細かくチェックしてください。たとえば、もみ玉の破損や電源が入らない場合は重度の故障となるため、処分したほうが良いでしょう。エア漏れやヘッドレスなど外装品の劣化であれば、修理して使い続けることができます。
7-2.買い取りできないものとは?
ひどい汚れや傷がついているもの・販売年月日から5~6年以上経過しているもの・壊れているものは、買い取り不可となる可能性が高いでしょう。買い取りの可否が自分で判断できない場合は、1度業者に査定を依頼してみてください。
7-3.ネットオークションはトラブルになりやすいのか?
「商品を送っても入金がない」「商品にケチをつけられた」というトラブルが多発しています。また、ネットオークションは、自分で梱包(こんぽう)して送らなければなりません。手間と時間がかかるデメリットもあるので、ほかの方法を選択したほうが良いでしょう。
7-4.壊れているものでも回収してもらえるのか?
「パソコン処分本舗」の場合は、壊れているものでも回収可能です。回収対象品目に含まれていないものでも、相談によっては回収できる可能性があります。疑問点がある場合は、電話・ホームページのフォームから問い合わせてください。
7-5.法人で処分する場合はどうすべきか?
法人で処分する場合は、産業廃棄物になるので注意が必要です。産業廃棄物収集運搬業の許可を取得している業者に依頼しましょう。「パソコン処分本舗」は、法人向けの回収も受けつけています。
まとめ
いかがでしたか? マッサージ機は、マッサージチェアなど、大きくて重量があり持ち運びができないタイプを指します。自治体回収・販売店による下取りと引き取り・リサイクルショップ・回収業者など、それぞれの特徴をきちんと把握した上で、ライフスタイルに合った方法を選択してくださいね。基礎知識を身につけておけば、上手に処分することができます。