本・古本を処分する方法と注意点、業者に依頼するポイント

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「本を処分したいけど方法がわからない」「古本は買い取ってもらえるのか知りたい」など、本の処分方法や売却で困っている方は多いことでしょう。また、捨てたい本の量が多いと処分にも一苦労です。事前に、本・古本の正しい処分方法を把握しておかなければ、回収してもらえない・悪徳業者とのトラブルなどが起きてしまいます。正しく処分するためには、知識を身につけることが大切です。そこで、本記事では、本を処分する基礎知識や方法・リセールする場合・業者へ依頼する場合などについて詳しく説明します。

  1. 本を処分する基礎知識
  2. 本の処分方法~自治体の場合
  3. 本の処分方法~リサイクル・リセールする場合
  4. 本の処分方法~業者に頼む場合
  5. 本の処分にかんしてよくある質問

この記事を読むことで、本を正しく処分するために必要な知識を身につけることができます。処分について知りたい方はぜひ参考にしてください。


「本を処分したいけど方法がわからない」「古本は買い取ってもらえるのか知りたい」など、本の処分方法や売却で困っている方は多いことでしょう。また、捨てたい本の量が多いと処分にも一苦労です。事前に、本・古本の正しい処分方法を把握しておかなければ、回収してもらえない・悪徳業者とのトラブルなどが起きてしまいます。正しく処分するためには、知識を身につけることが大切です。そこで、本記事では、本を処分する基礎知識や方法・リセールする場合・業者へ依頼する場合などについて詳しく説明します。

  1. 本を処分する基礎知識
  2. 本の処分方法~自治体の場合
  3. 本の処分方法~リサイクル・リセールする場合
  4. 本の処分方法~業者に頼む場合
  5. 本の処分にかんしてよくある質問

この記事を読むことで、本を正しく処分するために必要な知識を身につけることができます。処分について知りたい方はぜひ参考にしてください。


1.本を処分する基礎知識

大量の本・古本を処分する前に、燃えるごみか、リサイクルや正しい処分の必要性について知ることが大切です。

1-1.本は燃えるごみか?

本は紙でできているので燃えるごみに分類されます。しかし、大量にある場合は資源ごみになるので注意が必要です。それぞれの自治体によって、ごみの分類が異なるため、事前にホームページなどで確認しておいたほうがいいでしょう。たとえば、東京都・新宿区の場合は、本は古紙(資源)ごみとして扱われています。水分を吸収しない紙を含んでいる場合は燃やすごみなど、ルールが決まっているのです。

1-2.紙ごみのリサイクルについて

ダンボール・雑誌・新聞・紙パックなど、再生される紙はさまざまな種類があります。ほとんどの紙は、再生可能です。古紙を有効活用するためには、私たちが正しく分別しなければなりません。公益財団法人古紙再生促進センターでは、紙のリサイクルを推進しています。家庭から出た紙ごみは、町内会や自治体などの集団回収・古紙回収で回収される仕組みです。そして、回収された紙ごみは、再生資源業者をつうじて直納業者に集められ、トイレットペーパーや新聞紙などに活用されます。

1-3.本の正しい処分の必要性

本を正しく処分することで資源を有効活用できます。本や雑誌・ダンボールなどの古紙は、トイレットペーパー・新聞紙などの紙製品に生まれ変わるものです。資源の有効活用によって、ゴミの量を減らすことができます。また、「読まなくなった本、いらなくなった古本をそのまま捨てるのはもったいない」と、思っている方はたくさんいるでしょう。しかし、再資源化や欲しがっている人に譲ることができれば、楽に手放すことができます。

2.本の処分方法~自治体の場合

本を処分したいと思ったときに、1番思い浮かべるのは自治体回収です。自治体回収の方法やメリット・デメリット、注意点などについて詳しく説明します。

2-1.自治体回収について

自治体回収の場合は、ごみの分別を把握することが大切です。自治体のホームページに記載されているため、処分前に必ず確認してください。ごみの分類によって、回収方法も異なります。ほとんどの自治体で、本・古本は資源ごみに分類されている可能性が高いのです。

2-2.方法

資源ごみに分類されている場合は、資源物の回収日に指定場所へ出しておきます。回収指定場所はごみ捨て場になっている可能性が高いですが、事前に確認しておいたほうがいいでしょう。また、本が大量にある場合はきちんと束ねて出してください。本を重ねたままの状態では、ばらばらになってしまう恐れがあります。回収に手間がかかるため、きちんとひもなどでまとめておかなければなりません。

2-3.メリット・デメリット

自治体で回収するメリットは、無料で処分できることです。資源ごみは無料で回収している自治体がほとんどで、費用はかかりません。しかし、自分たちで本をまとめなければならない・指定場所まで運ばなければならないなどのデメリットがあります。回収日も決まっているため、すぐに処分したくてもその日まで処分できないのもデメリットの1つです。スムーズに処分したいときは、事前に回収日をチェックしておくといいでしょう。

2-4.注意点

自治体によって古紙回収のルールが異なります。たとえば、東京都・新宿区の場合は、まとめるためのひもは‴紙ひも・ビニールひも”、ビニール・プラスチック製のものなどの異物は取りのぞくと、決まっているのです。また、古紙回収に出せないものもあります。古紙回収ができないものは、燃えるごみとして扱われることが多いため、きちんとルールを確認しておかなければなりませんね。

3.本の処分方法~リサイクル・リセールする場合

本の処分方法として、リサイクル・リセールするやり方があります。リサイクル・リセールとはどのような方法なのか、それぞれのメリット・デメリットなどについて詳しくチェックしておきましょう。

3-1.古本店などへ買い取りに出す

全国展開しているチェーン店から個人商店まで、古本の買い取りを行っているお店があります。古本店などへ買い取りに出す方法とメリット・デメリットについてチェックしていきましょう。

3-1-1.方法

個人商店の買い取り方法は、ほとんどがお店への持ち込みです。近くに古本屋があれば、売りたい本を持ち込んでみるといいでしょう。その場で査定を行い、買い取りとなります。全国展開をしているチェーン店などでは、持ち込みのほかに、宅配や出張買い取りを行っているところもあるので安心してください。本が大量にある場合は、出張買い取りを利用するといいでしょう。どのような方法が利用できるかも、チェックポイントです。

3-1-2.メリット・デメリット

古本屋で買い取ってもらうメリットは、不要になった本を売ることができる点です。処分費用ゼロで、買い取り額の分だけお金を得ることができます。まさに、一石二鳥の方法といえるでしょう。しかし、個人商店からチェーン店形式と、お店の種類も多様化しています。そのため、本によって売り先を変えていかなければ、安い値がつけられる可能性もあるのです。また、店舗によっては、値がつかない本もあるでしょう。買い取り不可となる本は、自分で処分するしかありません。

3-2.ネットなどのリセール

古本屋などのお店以外に、リセールする方法があります。それが、近年、利用者数が増えているネットオークションです。ネットオークションは携帯電話・スマートフォンでもアプリをダウンロードして利用できます。本専用のオークションアプリも登場しており、登録すれば自由に出品可能です。それでは、方法やメリット・デメリットについて詳しく説明します。

3-2-1.方法

ネットオークションを利用するためには、登録が必要です。名前・住所・電話番号・メールアドレスなどの個人情報を入力してから、登録手続きを済ませます。そして、出品したい商品の写真をアップして、具体的な説明を記載しなければなりません。後は、出品期間中に買い手が現れれば、取り引き成立→商品を送る→入金という流れとなります。

3-2-2.メリット・デメリット

ネットオークションのメリットは、自分で出品額が決められる点です。買い手が見つかれば、すぐに取り引きができるでしょう。しかし、「商品を送ったのに入金されない」「商品にケチをつけられた」など、取り引き相手とのトラブルも多発しています。顔が見えない取り引き相手となるため、事前に注意点を把握することが大切です。

3-3.そのほか

ほかの方法としては、施設や団体に寄付するやり方があります。子どもの絵本・青少年向けコミックスなどは、児童養護施設に寄付すると子どもたちが喜ぶのです。子ども向けの本やマンガなどは、近くの児童養護施設に寄付するといいでしょう。ただし、すべての児童養護施設が寄付を受けつけているとは限りません。まずは、電話で問い合わせてみてください。また、NPO・NGO活動の支援につながる古本リユース会社「チャリボン」など、いくつかの団体・企業が寄付を行っています。

4.本の処分方法~業者に頼む場合

本が大量にある場合は、処分に手間と時間がかかるものです。そんなときは、業者に処分を依頼しましょう。ここでは、業者に依頼する方法・費用・業者選びのポイント・無料回収業者などについて詳しく説明します。

4-1.方法

業者によって異なりますが、宅配回収・持ち込み回収・出張回収を行っている業者が多く見られます。自分のペースで処分したい方は宅配回収、近くにお店がある方は持ち込み回収を利用するといいでしょう。また、本が大量にある・お店が遠い・すぐに処分したい場合は、出張回収を利用してください。スタッフが自宅に伺い、その場で運搬・回収を行います。ライフスタイルに合った方法を選ぶのがポイントです。

4-2.費用

業者に依頼する際は、費用がいくらかかるのか確認しておかなければなりません。回収する量や品物の種類・業者によって費用は異なります。およそ3,000円~5,000円かかることが多いですが、中には無料回収を行っている業者もあるのです。たとえば、パソコン・不用品を無料回収している「パソコン処分本舗」は、対象商品(デスクトップパソコン・液晶モニター・スマートフォンなど)が1点でもあれば無料で回収できます。回収方法は宅配回収・出張回収・持ち込み回収の3つです。宅配回収の送料も、対象商品が1点含まれていれば無料となります。

4-3.業者選びのポイント

複数の業者の中から、どこに依頼すればいいのか悩む方は多いはずです。スムーズに処分するためには、安心して依頼できる業者を選ばなければなりません。そこで、以下に押さえておきたい業者選びのポイントをいくつかピックアップしてみました。

  • 丁寧でスピーディーな対応か
  • 送料無料・追加料金がかからないか
  • 無料見積もり・相談が可能か
  • 回収方法が充実しているか
  • 古物商許可を取得しているか

悪徳業者は、古物商許可を取得していない可能性があります。ホームページを確認しても許可番号や住所・固定電話番号が記載されていないのです。口コミや評判などもチェックして、複数の業者を比較してみてください。

4-4.メリット・デメリット

業者に依頼するメリットは、要らないものを一気に処分できることです。本以外にも、ノートパソコンやテレビなどの要らない家電があれば、同時に処分できます。また、回収方法が充実している業者の場合は、そのときの状況やライフスタイルに合った方法で処分可能です。さらに、引っ越しや大掃除で片付けなければならないときでも、すぐに対応できる業者もあります。悪徳業者も存在していますが、業者選びのポイントをつかみ、慎重に選べば大丈夫です。

4-5.無料回収業者についての注意点

無料回収業者を利用すれば、費用をかけることなく処分できます。しかし、無料回収業者の中には、不正を働く悪徳業者も存在しているので注意しなければなりません。悪徳業者と優良業者の見極めポイントは、無料回収の理由が明確になっているかどうかです。なぜ無料回収ができるのか、理由が明確になっている業者は信頼できます。依頼する前に、ホームページで記載されているか確認してみてください。

5.本の処分にかんしてよくある質問

本の処分にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。

5-1.電子化とは?

「本を処分しなければならないけど、内容を保管しておきたい」など、捨てられない場合は電子化する方法があります。手持ちの本を電子化してパソコンやスマートフォンに保管すれば、楽に処分できるでしょう。スキャンや写真撮影など自分で電子化する方法もありますが、書籍電子化サービスを行っている業者を利用するのも方法の1つです。

5-2.買い取り不可となる本・古本とは?

刊行されてから月日がたつもの・破れているもの・古くてボロボロになっているものなどは、買い取り不可になる可能性があります。お店によっては、キレイな状態でも安い値がつくこともあるでしょう。どのくらいの値段になるのか、複数のお店を比較してみてください。

5-3.本・古本の買い取り額はいくらか?

文庫・新書の場合は数十円~、単行本の場合は100円~となるのが一般的です。あまりにも古い本の場合は、2円~と低値がつく可能性もあります。できるだけ、高い金額で売りたい方は、お店の特徴を把握して、力を入れているジャンルの本を売るといいでしょう。また、買い取り強化中などのキャンペーンをチェックするのも1つのポイントです。

5-4.無料回収ができる対象製品とは?

「パソコン処分本舗」の場合、対象製品はデスクトップパソコン・ノートパソコン・液晶モニター・液晶テレビ・タブレット端末・スマートフォンなどです。送料無料の商品が1点含まれていれば、有料商品を同時にいくつでも同梱(どうこん)できます。

5-5.業者との間でトラブルになったときの対処法とは?

業者との間でトラブルになった場合は、すぐに国民生活センターか、または消費者センターに相談してください。業者とのトラブルが増加しているため、国民江生活センターでは注意喚起を行っています。状況に合った解決策を提示し、解決に導いてくれるのです。1人で抱え込むよりも、トラブル対応に慣れているセンターに相談しましょう。

まとめ

いかがでしたか? 本の処分方法は、自治体・リサイクル・古本屋・ネットオークション・回収業者と、さまざまな方法があります。それぞれの方法やメリット・デメリットをきちんと理解して、ライフスタイルや状況に合った方法を選択してください。たとえば、自分のペースで処分したい場合は、宅配回収を利用するといいでしょう。業者の中には、対象製品を1点入れておけば、無料で回収可能な業者も存在しているのです。複数の業者のサービス内容や対応などを比較して、安心できるところを選んでください。きちんと基礎知識や注意点などを把握しておけば、上手に処分できます。