衣類の捨て方が分からない人は必見! 簡単に効率よく処分する方法!
2020/07/31
衣類の捨て方が分からなくてお困りの方はいらっしゃいませんか? 衣類はこまめに処分しないと、いつの間にかクローゼットからあふれてしまうものです。しかし、実際に処分しようとしても、何ゴミとして出すことができるのか、そのほかにどんな処分方法があるのかなど、よく分からないこともあるでしょう。それに、なるべく簡単に効率よく処分したいですよね。
そこで今回は、衣類の捨て方について詳しく解説します。
- 捨てる服を選ぶ基準と仕分け方
- 衣類は何ゴミに分類される?
- 衣類を捨てる前の注意点
- 不要な衣類の捨て方:自治体回収に出して方法
- 不要な衣類の捨て方:自治体回収に出す以外の処分方法
- 不要になった衣類は買取に出すこともできる
- 衣類の捨て方に関するよくある質問
この記事を読むことで、衣類の捨て方や効率よく処分するコツがよく分かります。不要になった衣類の捨て方でお困りの方は、記事を読んでみてください。
1.捨てる服を選ぶ基準と仕分け方
最初に、捨てる服を選ぶ基準を見ていきましょう。仕分け方の流れやコツも併せてご紹介します。
1-1.捨てる衣類を選ぶ基準
捨てる服を選ぶときの基準には、以下のようなものがあります。
1-1-1.汚れや傷みがひどい
汚れや傷みがひどい服は、捨てましょう。服に付着した汚れは、嫌な臭いやカビ・害虫が発生する原因になります。また、傷んだ衣類も、着用するとだらしない印象を与えるものです。洗濯やクリーニングでも汚れが落ちないものや傷みが目立つものは、寿命を迎えたものと判断し、捨ててください。
1-1-2.サイズや好みが合わない
サイズや好みが合わない服も、捨ててください。たとえば、ダイエット後に着ようと考えて保管しておいても、着られる日がやってくるとは限りません。また、好みが合わない服も、クローゼットにしまったままになるでしょう。保管スペースを取るだけなので、処分してください。
1-1-3.同じような服が複数ある
同じような服が複数ある場合も、捨てることがおすすめです。同じような服があると、コーディネートが似たような感じになります。もちろん、お気に入りのコーディネートがあって、あえて似たような服をそろえているのなら構いません。しかし、多くの場合、何となく購入したら、同じような服が多くなったという理由によるものです。実際に、同じような服があっても、着用するものは決まっていることが多いでしょう。いつも着用するもの以外は、思いきって処分してください。
1-1-4.1年以上着用していない
1年以上着用していない服も、捨てる対象です。1年以上なくても過ごすことができた時点で、捨ててもよいと判断できます。もったいないとか今後着る可能性があると考えて保管し続けても、結局着ないことが多いものです。1年着ていない服は、服としての役割を果たしたと考えて処分しましょう。
1-1-5.特に思い入れがない
ほぼ新品の服でも、特に思い入れがないものは捨てましょう。特に思い入れがない服を保管しておいても、保管スペースを圧迫するだけになります。たとえば、バーゲンなどで購入したもののほとんど着ていない服などです。ほかの人からプレゼントしてもらった服でも、思い入れがないものは処分して構いません。
1-2.服を効率よく仕分ける方法とコツ
服を効率よく仕分けるには、前述した「1-1.捨てる衣類を選ぶ基準」の基準に沿って短時間で作業していきましょう。1着ずつじっくり考えていると時間が足りません。捨てる服は、そのまま捨てられるよう、仕分け後に段ボール箱やゴミ袋に入れていくのがおすすめです。なお、判断に迷う服は後回しにし、最後にもう一度考えるようにしましょう。なかなか判断できない服は、無理に捨てなくても大丈夫です。いったん保留にしておき、1か月などと期限を決めて再度判断するようにしてください。日にちがたつと、残すべきかどうか分かりやすくなります。
2.衣類は何ゴミに分類される?
自治体回収に出して処分する場合、衣類が何ゴミに分類されるか見ていきましょう。
2-1.可燃ゴミ
衣類は基本的に焼却処分できる素材なので、可燃ゴミに分類する自治体が多くなります。ただし、自治体によっては、素材によって可燃ゴミ以外のゴミに分別する必要があるので注意しましょう。なお、可燃ゴミとして出した場合は焼却処分してから廃棄されるため、資源リサイクルされません。
2-2.布ゴミ・衣類ゴミ
自治体によっては、衣類を布ゴミや衣類ゴミとして別途回収している場合があります。布ゴミや衣類ゴミは、資源リサイクルを前提としているため、ほかのゴミと分けて出してください。自治体で回収された後は再生資源や再生燃料として活用してもらえるため、可燃ゴミに出すよりも有意義な捨て方といえます。
3.衣類を捨てる前の注意点
衣類を捨てる前に注意すべきことを詳しく見ていきましょう。
3-1.ポケットの中身を確認する
衣類を捨てる前に、ポケットの中身を確認しておきましょう。ポケットの中には、小銭やハンカチなど、さまざまなものが入れ忘れたままになっていることが多いものです。ポケットの中身を確認せずに衣類を処分した場合、取り戻すのは困難になります。特に、ライターは発火する恐れがあり、危険です。また、名刺などが入ったままだと、何らかのタイミングで個人情報が流出することもあるので、十分に注意してください。
3-2.名前タグを外したり名前表記を消したりする
服を捨てる前に、名前タグを外したり名前表記を消したりしましょう。特に、子どもの服は念入りにチェックしてください。元の持ち主の名前が分かる状態で処分すると、場合によっては個人情報が流出することがあるからです。たとえば、学校指定のジャージや体操着を寄付したら、名札が付いたまま海外に送付され、着用している様子がテレビ番組に写ってしまったということもあります。
3-3.必要に応じて金属製パーツなどを取り除く
自治体に衣類を可燃ゴミや布ゴミとして出す場合、必要に応じて金属製パーツを取り除きましょう。金属製のファスナー・ボタン・装飾物などは、不燃ゴミや資源ゴミなどで別途処分してください。もしくは、記念に保管する、ハンドメイドの材料にするなどの方法もあります。なお、自治体によっては、取り除かなくてもよいとされているケースもあるので確認してみましょう。
3-4.下着類は切り刻んで不透明な内袋に入れて処分する
下着類を処分するときは、原形が分からない程度に切り刻み、不透明な内袋に入れて封をしてからほかのゴミと一緒にゴミ袋に入れて処分しましょう。下着だと分かる状態で捨てると、持ち去りによる被害を受けることがあります。思わぬ被害を受けないためにも、ゴミに出すときは下着を捨てたと分からないよう、カモフラージュすることがおすすめです。
4.不要な衣類の捨て方:自治体回収に出して処分する方法
不要な衣類の捨て方で、自治体回収に出して処分する方法について詳しく解説します。
4-1.可燃ゴミや布ゴミなどで出す方法
不要になった衣類を可燃ゴミや布ゴミなどで出す場合は、ゴミ袋に入れてから自治体が指定した曜日・時間・集荷場所に出しておきましょう。自治体によって無料で回収してもらえます。なお、自治体によっては、指定ゴミ袋に入れる必要があったり1回に3袋までなど数量制限があったりするので、事前に回収ルールを確認しておきましょう。
4-2.自治体の資源リサイクル活動に出す方法
自治体によっては子ども会や婦人会などで資源リサイクル活動をしており、不要になった衣類を回収していることがあります。たとえば、1か月に1回程度、学校の校門前で回収するといった感じです。回収後の衣類はリサイクル業者に引き渡され、再生原料や再生資源などで活用されます。自治体の資源リサイクル活動に衣類を出す場合は、自分で集荷場所まで持ち込むことが原則です。また、回収対象となる衣類の種類が限定されていることもあります。
5.不要な衣類の捨て方:自治体回収に出す以外の処分方法
自治体回収に出す以外で不要な衣類を処分する方法を、詳しくご紹介します。
5-1.知人や福祉施設に譲る
不要になった衣類でも、汚れや傷みがなくキレイなものは知人に譲ることも考えてみてください。特に、服の趣味が似ていてサイズが同じ知人なら、喜んでもらってもらえることもあるでしょう。また、福祉施設などでは、ある程度の数量があれば未使用の下着類が喜ばれることがあります。いずれにしても、心当たりがある人や福祉施設に連絡して、衣類が必要かどうか聞いてみてください。譲り先が見つかれば、有効活用してもらえます。なお、譲り先への配送手段を自分で手配したり、配送料を自己負担したりするのが一般的です。
5-2.メーカーや販売店の回収サービスを利用する
不要になった衣類は、メーカーや販売店の回収サービスを利用して処分することが可能です。メーカーや販売店の一部では、自社の環境活動の一つとして不要になった衣類を回収し、再生資源や再生燃料としてリサイクルしています。たとえば、以下のようなメーカーや販売店で利用可能です。
- オンワード:自社製品および期間限定で一部店舗にて回収。1点につき次回購入クーポン1枚付与
- ユニクロ:自社製品限定で店舗にて回収。特典はなし
- H&M:自社製品以外も店舗にて回収。特典として1袋につき次回購入クーポン1枚付与
- 無印良品:自社製品限定で店舗にて回収。特典として自社ポイントを付与
5-3.慈善団体に寄付する
各種慈善団体に寄付し、有効活用してもらうことも可能です。不要になった衣類を宅配便などで送付すると、発展途上国の支援物資として活用したり、伝染病のワクチンを購入する資金にしたりしてもらえます。たとえば、以下のようなところに衣類を寄付することが可能です。
なお、世界情勢の動きにより、一時的に寄付の受け入れをストップすることもあるので、実際に送付する前に確認が必要です。
5-4.不用品回収業者に処分を依頼する
不用品回収業者に依頼して、不要になった衣類を処分してもらうこともできます。都合のよい日時で回収してもらえたり回収方法を選べたりなど、何かと助かるので検討してみるとよいでしょう。なお、当パソコン処分本舗でも、不要になった衣類の処分をお受けしています。ご自宅などから宅配回収をご利用いただければ、宅配便の送料負担だけで処分できて便利です。また、パソコンやスマホなど送料無料対象品と同梱(どうこん)していただくと、日本郵便のゆうパックや佐川急便の飛脚宅配便の着払い送料が無料になります。大変お得で便利なので、ぜひご活用ください。
6.不要になった衣類は買取に出すこともできる
不要になった衣類でも、状態のよいものは買取に出すことができる場合があります。
6-1.どんな衣類が高く売れる?
高く買取してもらいやすい衣類の条件は、以下のとおりです。
- 人気ブランド品
- ほぼ新品
- 人気が高いアイテム(Tシャツ・ブラウス・ジャケット・シャツ・ズボン・ジーンズなど)
- 購入時のブランドタグやショップカード・袋が残っている
買取基準は業者によっても異なるので、問い合わせてみるとよいでしょう。
6-2.衣類をなるべく高く買取してもらうコツ
衣類をなるべく高く買取してもらうためには、以下のポイントを参考にしてください。査定金額のアップにつながります。
- 洗濯・クリーニングをして汚れを落としておく
- きちんとたたんでおく
- 購入時のショップカードや袋がある場合は用意しておく
- 数量をまとめて買取に出す
- できるだけ早く買取に出す
- 衣類の買取を強化している業者に依頼する
6-3.衣類を買取に出す方法
不要になった衣類は、以下のようなところで買取してもらえます。
- 衣類買取専門業者:人気ブランド品が主な買取対象。そのほかの衣類は1kg100円程度
- リサイクルショップ:人気ブランド品かつほぼ新品以外は買取対象外になりやすい
- 不用品回収業者:人気ブランド品かつ新品が買取対象。買取不可でも引き取り処分を依頼しやすい
- ネットオークション・フリマアプリ:ブランド・種類に関係なく出品できる。出品から発送まですべて自分で対応する
6-4.引き取り処分も依頼できる業者が便利
衣類を買取に出すときは、引き取り処分も同時に依頼できる業者が便利です。衣類の査定は意外と厳しく、買取不可になるケースもよくあります。万が一買取不可になっても、そのまま引き取り処分できる業者なら、持ち帰ったり返送してもらったりする手間がかかりません。たとえば、不用品回収業者なら、衣類の買取と引き取り処分を同時に依頼できるので検討してみるとよいでしょう。
7.衣類の捨て方に関するよくある質問
最後に、衣類の捨て方に関する質問に回答します。それぞれ役立ててください。
Q.自治体回収に可燃ゴミとして出す場合は洗濯しなくてよい?
A.特に必要ありません。ただし、臭いなどで集荷場所周辺の迷惑にならないよう、ゴミ袋の口をしっかり縛ってから出すようにしましょう。
Q.大量の衣類を処分するのに適した捨て方は?
A.不用品回収業者に処分を依頼すると、日時・場所指定で回収してもらえるため、時間と労力を大幅に節約できます。さらに、宅配回収が利用できる業者なら、自分の好きなタイミングで発送できるので便利です。
Q.不要になった衣類を捨てずに活用するアイデアは?
A.以下のような活用方法があります。
- 掃除用のウエスとして使用する
- 汚れや傷みがない部分を手芸用の材料にする
Q.親の形見の衣類はいつまで保管すべきか?
A.特に決まりはありません。形見の衣類でも思い入れがないものは、不要だと感じた時点で処分してもよいでしょう。ただし、故人の持ちものだったものなので、遺品供養の意味からも、そのほかのゴミとは別の袋に入れて塩を振ってから処分することをおすすめします。
Q.大量の着物があるけど捨てる決心ができないのですが?
A.大切な着物なら、無理に捨てる必要はありません。もしも、保管スペースに困るのなら、月額使用料がかかってもトランクルームを借りるなどの方法もあります。いったん預けておき、一定期間ごとに捨てるか保管し続けるか判断するとよいでしょう。
まとめ
今回は、衣類の捨て方について詳しく解説しました。不要になった衣類は、可燃ゴミや布ゴミなどとして自治体回収に出して処分できます。また、自治体によっては子ども会や婦人会などでの資源リサイクル活動に出すことも可能です。いずれの場合も、回収ルールとマナーを守って出してください。そのほかにも、知人などに譲る、慈善団体に寄付する、不用品回収業者に処分してもらうなどの方法もあります。また、状態のよいものは、買取に出すことも可能です。なお、不用品回収業者の中には、不要になった衣類の処分を宅配回収で受け付けているところもあります。自宅から簡単に回収してもらえ、条件によっては宅配便の送料も無料になることがあるので調べてみるとよいでしょう。