大量の衣類をリサイクルしたい! お得に処分するポイントは?

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衣類は次から次へと増えるもので、いつの間にかクローゼットやタンスの中が衣類でいっぱいになっているのではないでしょうか。「洋服を処分したいけど、まだ着れるものもあって捨てられない」と悩んでいる方は、リサイクルをおすすめします。自分に必要のない衣類でも、中古の衣類を必要としている人はたくさん存在しているのです。リサイクル方法としては、リセール・寄付などさまざまな方法があります。リサイクルすることで、なかなか捨てられなかった衣類も気楽に手放せるようになるでしょう。本記事では、衣類のリサイクルの方法とポイントを解説します。

  1. 衣類のリサイクルの現状は?
  2. 衣類のリサイクル~リセールする方法
  3. 衣類のリサイクル~寄付・メーカーなどの回収
  4. 衣類のリサイクル~無料回収のポイント
  5. 衣類のリサイクルに関してよくある質問

この記事を読むことで、衣類のリサイクルの方法とポイントが分かります。処分で悩んでいる方や、大量の衣類を何とかしたい方は、ぜひチェックしてください。


1.衣類のリサイクルの現状は?

最初に、衣類のリサイクルは現在どのような状況なのかチェックしておきましょう。リサイクルの重要性を知ることで、お得な処分方法やポイントも分かります。

1-1.年間どのくらいの衣類が捨てられているのか?

私たちの生活に必要不可欠な「衣類」は、さまざまな種類があります。仕事用の衣類やスーツ・お出かけ用・子ども服・結婚式など冠婚葬祭・下着・普段着など多種多様です。近年は、ファストファッションの流行により、おしゃれな衣類を安価で手に入れやすくなっています。そのため、年間に捨てられる衣類の量も増加しているのです。なんと、日本における衣類の廃棄量は、年間約100万トンにものぼると言われています。100万トンを衣類の枚数に換算すると、衣類1着あたり約300gとして、約33億着もの衣類が1年間で処分されているのです。

1-2.リサイクルの重要性は?

年間にどのくらいの衣類が捨てられているのか理解すると、リサイクルの重要性が身に染みると思います。実際に捨てられる衣類の大半が、まだ着られる状態なのです。破れたり汚れたりしていない衣類をゴミとして捨てるのは、非常にもったいないと思いませんか? 衣類の廃棄量を減らすためにも、リサイクル・リユースの必要性を知り、1人1人が積極的にリサイクルへ取り組むことが大切です。
まだ、着られる衣類は古着として再利用されるだけでなく、鉱業用雑巾(ぞうきん)やペレット状の合成繊維の原料、自動車の内張りに使用するフェルトなどに生まれ変わります。古着以外にもさまざまなリサイクル方法があると分かれば、さらにゴミとして捨てるのがもったいないと感じるはずです。

1-3.現在のリサイクル率は?

2007年度にリユース・リサイクルに向けて回収された衣類は、約22%と推測されています。また、環境省によると、衣類を資源ゴミとして回収している自治体は、全国で約45%弱です。実際のところ、半分も満たしていません。これは、再利用を促す「家電リサイクル法」のような法律がなく、自主的な取り組みに任されているのが理由です。さらに、衣類にはさまざまな素材が使われているため、リサイクルしにくいというデメリットもあります。

1-4.こんな衣類、洋服はリサイクルへ!

まだ着られる状態のものは、リサイクルへまわしていきましょう。目立つ汚れや穴がない限り、古着として再販できます。古着は、国内問わず海外へ輸出することもあるのです。「必要なくなったから」と捨てるのではなく、リサイクルに努めてください。

2.衣類のリサイクル~リセールする方法

それでは、衣類のリセール方法とメリット・デメリットについて解説します。

2-1.リセールできる衣類とは?

一般的に、リセールできる衣類は、再び着用できる状態のものです。たとえば、穴が開いたり目立つシミができたり、再利用が困難な衣類は買い手がつかないのでリセールできません。また、使用済みの下着などは買い取り不可です。リセールする際は、洋服の状態を確認してからにしましょう。

2-2.主な方法を紹介!

衣類の買い取りを行っている業者は、リサイクルショップ・買い取り専門店・回収業者などさまざまです。直接店舗へ持ち込むか、ダンボールに詰め込んで送る方法があります。中には、大量の衣類を回収しにきてくれる業者もいるでしょう。買い取り不可になった衣類でも、処分を行う業者に依頼すればそのまま回収してくれます。手間と時間をかけたくない方は、回収・買い取りを行う業者を選ぶと良いでしょう。

2-3.メリット・デメリットは?

費用をかけずに処分できるのが、リセールの大きなメリットです。買い取り可能な衣類が多ければ多いほど、お金を得ることができるでしょう。また、衣類の中には思い出深いものもあり、なかなか手放すことができませんよね。そんな衣類でも、必要としている人のもとで再利用してもらえれば、楽な気持ちで手放せるのではないでしょうか。さらに、ゴミの量を減らしリサイクルできるため、地球環境保全に役立てるのも大きなメリットです。
しかし、リールできる衣類は限られているのがデメリットとなります。下着など直接肌と触れる衣類はもちろんのこと、目立つ汚れがついていたり穴が開いたりした衣類はリセール対象になりません。買い取ってもらえるか分からないときは、1度査定を依頼してください。

3.衣類のリサイクル~寄付・メーカーなどの回収

寄付やメーカーへ回収してもらうのも、衣類のリサイクル方法です。ここでは、寄付・メーカーなどの回収について詳しく説明します。

3-1.こんなときにおすすめ!

「誰かの役に立ちたい」「大量の衣類を処分したい」という方は、寄付がおすすめです。社会へ貢献したい気持ちが強い人ほど、衣類の寄付をおすすめします。日本は豊かなので、衣類をファッションとして捉えることが多いですが、世界に視野を広げてみると「命を守るもの」として必要なのです。有名なファストファッションブランドでは、通年、衣類の寄付を募集しているところがあります。

3-2.寄付先を紹介!

衣類の寄付を受けつけている業者・ブランドを以下にピックアップしました。

<ブランド>

<業者・団体>

上記に挙げた寄付先以外にも、インターネットで検索するとたくさんの団体・業者が出てきます。また、ブランドメーカーの衣類の寄付は、そのブランドが製作した衣類に限るなど条件があるので注意してくださいね。

3-3.メーカーなどの回収は?

前述したとおり、有名ブランドの中には、衣類の回収を行っているところがあります。たとえば、ユニクロ/GUでは、全商品のリサイクル活動を実施中です。全国の店舗で常時受け付けており、店内の回収ボックスに入れるか、スタッフに声をかけると回収してくれます。ただし、引き取りブランドはユニクロ/GU商品に限るので要注意です。
ほかにも、全国各地に店舗を構えている「無印良品」では、「FUKUFUKUプロジェクト」として年に4回開催される期間中に、衣類など繊維素材の回収を行っています。ネットショップで購入すると、リサイクル用封筒が一緒に届くので、不要になった医療品を封筒に入れての返送も可能です。
処分する前に、衣類のメーカーが回収を行っているのか、ホームページ等で確認すると良いでしょう。

3-4.リサイクルのコツ、ポイントは?

メーカーによる回収は、メーカーで製造した衣類だけ回収可能となっているところがほとんどです。そのため、他メーカーで製造した衣類やノーブランドは受けつけてもらえません。けれども、メーカーの中には、どのブランドのどの服や布製品、どんな状態のものでも持ち込み可能となっているところがあります。ファストファッションとして有名な「H&M」は、自社他社を問わずに回収を行っているのです。ノーブランドの衣類は、「H&M」が行っているようなリサイクルの取り組みを活用すると良いでしょう。

3-5.注意点

寄付をする際に注意してほしいのが、衣類を送るために必要な「送料」です。団体の中には、送料が必要になるところもあるため、ホームページ等で確認しなければなりません。メーカーによる回収の場合は、引き取り可能なブランド・アイテム・方法などをチェックしましょう。たとえば、スーツの専門店「AOKI」では、引き取り点数が1人1アイテム5点までという決まりがあります。

4.衣類のリサイクル~無料回収のポイント

無料回収業者を利用して衣類をリサイクルするのも選択肢の1つです。では、回収業者へ依頼する際の方法とポイントをチェックしましょう。

4-1.回収業者による無料回収とは?

「回収業者に依頼するとお金がかかる」と思われがちですが、無料回収を行う業者に依頼すれば心配いりません。衣類の無料回収を行っている業者がいるので、低費用で処分したい方におすすめです。ただし、無料回収業者の中には、「後で追加料金を請求する」という悪質な業者が存在しています。悪徳業者に引っかからないためにも、なぜ無料回収が可能なのか「理由」をチェックするのが大切です。

4-2.なぜ無料で回収できるのか?

無料回収ができる理由がきちんと記載されている業者なら、安心して依頼できます。たとえば、洋服の回収が可能な「パソコン処分本舗」の場合は、貴重な資源の再活用に力を入れている回収業者です。資源を無駄にしないからこそ無料回収が可能で、パソコンや衣類などさまざまな不用品を回収しています。

4-3.主な方法は?

宅配、または直接店舗へ持ち込む方法で回収が可能です。宅配の場合は、衣類等を自分で梱包(こんぽう)し、業者が指定した住所へ送る方法となります。この際に注意しておきたいのが「送料」です。「パソコン処分本舗」では、送料無料対象品目が1点でもあれば、有料商品をいくつ入れても送料がかかりません。送料無料対象品目は、パソコン・スマホ・ゲーム機などがあります。ただし、衣類は無料回収が可能ですが、送料が自己負担となるので、詳細はホームページを確認してください。

5.衣類のリサイクルに関してよくある質問

衣類のリサイクルに関してよくある質問を5つピックアップしてみました。

Q.メーカーによる回収後、衣類はどうなるのか?
A.古着として世界各国で販売したり、清掃用の布として活用したりします。メーカーによって回収後のリサイクル方法が異なるため、気になる方はスタッフに尋ねると良いでしょう。ホームページ等でも、回収後の衣類がどうなるのか記載されているのでチェックしてください。

Q.古着需要のあるものは?
A.人気のあるブランド衣類は、高く売れる傾向があります。古着需要のあるものほど高価買い取りが期待できるでしょう。たとえば、「バーバリー」「シャネル」「バレンシアガ」などハイブランドの衣類は、特に古着としても価値が高めです。また、子ども服も古着需要が高い傾向があります。子どもは成長スピードが速いため、新品よりも安価で購入できる古着を購入する方が増えているのです。

Q.処分費用を抑えるコツは?
A.できるだけ、衣類を買い取ってもらうことです。買い取りしてもらえる衣類が多いほど、処分費用が節約できます。また、買い取ってもらえなかった衣類は、寄付するか、無料回収が可能な業者へ依頼すると良いでしょう。

Q.回収業者へ依頼する際、出張回収は利用できないのか?
A.「パソコン処分本舗」の場合、液晶モニター・デスクトップパソコン・スマホ・タブレットなど対象品目が含まれていれば、出張回収も対応可能です。詳細は、ホームページをご覧ください。

Q.フリマアプリでのリサイクルは可能か?
A.スマホさえあれば簡単にできるフリマアプリで、要らなくなった衣類を売るのもリサイクル方法の1つです。フリマアプリのメリットは、家にいながら出品できる点でしょう。その手軽さから、年々利用者が増えています。

まとめ

いかがでしたか? 不要になった衣類は、ゴミとして捨てるのではなくリサイクルにまわしましょう。あなたにとって必要ない衣類でも、古着として再販でき、燃料や繊維材料として生まれ変わります。積極的にリサイクルすることで、ゴミの量を減らし、地球環境保全に役立つことができるのです。メーカーによる回収や、リセールなどさまざまなリサイクル方法があるので、それぞれのメリット・デメリットを理解した上であなたに合った方法でリサイクルしてください。