千代田区でプリンターを処分する方法は? 処分時の注意点や買取方法も
2020/09/04
2020/09/25
「プリンターを処分したいけれど何ゴミに分類されるか分からない」「千代田区ではどのように処分すればいいのか?」など、千代田区でのプリンターの処分について悩んでいる方は多いでしょう。ほとんどの自治体では、プリンターは粗大ゴミ扱いとなっていますが、自治体によって具体的な処分方法が異なります。正しく処分するためには、きちんとお住まいの地域の処分ルールを確認しておかなければなりません。
そこで、本記事では、千代田区においてプリンターを処分する方法を解説します。
この記事を読むことで、千代田区でプリンターを処分する際の注意点や買取に出す方法なども分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。
1.千代田区でプリンターは何ゴミになるのか?
まずは、千代田区でプリンターは何ゴミになるのか、基本的な情報をチェックしておきましょう。
1-1.千代田区では粗大ゴミに該当
千代田区のホームページをチェックしてみると、プリンターは粗大ゴミ扱いになることが分かります。区民が家庭で不用となった家具・寝具など、一辺の長さが30cm〜1.8mのものが粗大ゴミの対象です。ほとんどのプリンターはその大きさに該当するため、粗大ゴミとして処分することになるでしょう。粗大ゴミとして捨てる場合は、可燃ゴミや不燃ゴミとは違う方法になるため、必ず事前にチェックしておかなければなりません。具体的な処分方法に関しては、後ほど、【3.プリンターを処分する方法】で詳しく説明します。
1-2.使用済み小型家電になることも
ミニサイズのプリンターであれば、使用済み小型家電の対象になる可能性があります。千代田区では、小型家電リサイクル法が施行に伴い、今まで不燃物として廃棄されていた使用済み小型家電を資源として回収しているのです。回収した小型家電からレアメタルやプラスチック等を取り出し、資源化することになります。なお、回収ボックスの投かん口(30cm×15cm以下)に入る小型家電が対象となっているため、そのサイズ以上のプリンターは処分できません。また、小型家電の回収ボックスは、下記の区内17カ所に設置されています。
- 千代田区役所:2階総合窓口課、5階安全生活課窓口
- 麴町出張所:1階ロビー
- 富士見出張所:1階ロビー
- 神保町出張所:1階ロビー
- 神田公園出張所:地下1階ストックヤード
- 万世橋出張所:1階出張所窓口
- 和泉橋出張所:地下1階ストックヤード
- ちよだパークサイドプラザ:1階ロビー
- スポーツセンター:1階ロビー
- 九段生涯学習館:1階ロビー
- 昌平まちかど図書館:受付カウンター付近
- 神田まちかど図書館:受付カウンター付近
- 西神田コスモス館:地下1階ストックヤード
- 千代田清掃事務所:2階事務所前
- 飯田橋車庫:2階事務所前
- 障害者福祉センターえみふる:1階エントランス
- いきいきプラザ一番町:1階玄関ロビー
2.プリンターを処分する前の注意点
ここでは、プリンターを処分する前の注意点をいくつか紹介します。
2-1.プリンター内部のデータを完全消去する
最近のプリンターでは、印刷したデータを保存するためのHDDが内蔵されているケースがあります。データがプリンター内部に残った状態で捨てるのはとても危険なので、事前にデータを消去しておかなければなりません。そのまま処分してしまうと、印刷物のデータが残った状態で持ち去られてしまい、中に入っている個人情報が抜き取られてしまう可能性があります。データの消去方法に関しては、取扱説明書やメーカーのホームページに記載されているので、必ず消去してから処分しましょう。
2-2.USBメモリーやSDカードを抜き取る
プリンターを処分する前に、USBメモリーやSDカードが挿入されたままになっていないか確認することも大切です。プリンターを処分する際によくあることなのですが、USBメモリーやSDカードが挿入されたままになっているケースがあります。そのまま処分してしまうと、データを失ってしまいますし、それらのデータが外部に流出してしまう危険もあるので注意が必要です。データを守るためにも、処分前にきちんと確認しておかなければなりません。また、プリンターに印刷物が残っていないかもチェックしてください。
2-3.プリンターのインクを取り出す
ゴミとして処分する場合、プリンターのインクを取り外してから捨てなければなりません。インクはそのままゴミでは出すことができないため、事前にインクは取り外しておきましょう。なお、プリンターの中に入っているインクはリサイクルする必要があります。家電量販店などにはインク回収のためのボックスが設置されているので、そこで回収してもらうといいでしょう。ただし、買取専門業者などに買取に出す場合は、インクと一緒に出したほうが買取額がアップすることもあります。
3.プリンターを処分する方法
それでは、プリンターを処分する方法について解説します。
3-1.粗大ゴミとして処分する場合
粗大ゴミとして処分する場合、千代田区では以下の流れで処分することになります。
- 粗大ゴミ受付センターに事前申し込みをする
- 区内のコンビニなどで粗大ゴミ処理手数料を支払い、処理券を購入する
- 処理券(シール)をプリンターの分かりやすいカ所に貼りつける
- 指定された回収場所に指定時間までに運び、処分手続きが完了する
粗大ゴミ受付センターでの申し込みは、電話(03-5296-7000)またはインターネットから可能です。電話の場合は月曜~土曜日の午前8時~午後7時まで、インターネットは24時間受付となっています。また、千代田区が発行している処理券はA券(200円)とB券(300円)の2種類です。プリンターは高さ20cm以下がB券1枚(300円)、高さ20cm超の30cm以下がB券2枚(600円)となっているので間違えないようにしてください。
3-2.ふれあい収集での回収も可能
高齢者のみの世帯などでは、プリンターを屋外に運び出すことが困難でしょう。その場合、千代田区ではふれあい収集を行っています。ふれあい収集とは、65歳以上の高齢者のみの世帯または障害者のみの世帯が対象です。ただし、現在は粗大ゴミのふれあい収集が休止となっているため、困っている方は千代田清掃事務所へお問い合わせください。
3-3.買い換えの場合は購入店に依頼する
新しいプリンターを購入する場合は、家電量販店や販売店などの購入店に回収を依頼することもできます。ほとんどの購入店では、新規購入者の方向けに回収サービスを行っているでしょう。購入店によっては回収費用がかかったり、無料で回収してくれたりとさまざまなので事前に確認してください。新しいプリンターの購入と古いプリンターの処分が同時に利用できるため、時間と手間をかけずに処分ができるでしょう。
4.回収サービスを利用する方法と買取に出す方法
ここでは、回収サービスの利用と買取に出す方法を解説します。
4-1.不用品回収業者を利用する方法も
プリンターの処分で悩んでいる方は、不用品回収業者を利用する方法もあります。自治体回収で処分するメリットは処分費用が安く抑えられる点ですが、回収日と回収時間が決まっているのがデメリットです。すぐに処分したい・ほかに処分したい不用品があるという方は、不用品回収業者に依頼したほうがいいでしょう。不用品の量が多いほど費用は高くなりますが、中には低費用で回収を行っているところもあります。まとめて処分したほうが費用を最小限に抑えられることもあるのです。
4-2.まだ使えるプリンターは買取に出すことも
まだ正常に使えるプリンターを処分するのは、とてももったいないことですよね。問題なく正常に稼働できるプリンターであれば、ほとんどの業者で買い取ってもらえる可能性があります。発売時期が遅いものほど高価買取ができるため、自分で判断できない場合は一度無料査定を依頼してみるといいでしょう。無料査定では査定後にキャンセルしても費用はかかりません。気軽に査定を依頼することができるため、プリンターがまだ使える状態であれば買取も検討してみてください。
4-3.買取専門業者またはリサイクルショップに依頼する
どこにプリンターの買取を依頼すればいいのか分からない……と悩んでいる方は、買取専門店またはリサイクルショップに依頼するといいでしょう。プリンターなど家電を中心に買取を行っている業者なら、スピーディーかつ丁寧なやり取りが可能です。買取専門店は中古市場の需要を把握しているため、適切な査定額を提示してくれるでしょう。買取専門店で買い取ってもらえなかったプリンターは、リサイクルショップに査定を依頼するという方法もあります。リサイクルショップは多少の不具合や汚れがあっても買い取ってもらえる可能性があるからです。
4-4.無料回収のパソコン処分本舗
壊れているプリンターでも無料回収を行っているのが、パソコン処分本舗です。パソコン処分本舗では、回収したものをリユース品として再活用しています。また、リユースできないものも修理用パーツとしてリサイクルしているからこそ、回収に費用がかかりません。このような取り組みがあるからこそ、無料回収ができるのです。「無料回収業者を利用するのはちょっと……」と躊躇(ちゅうちょ)するかもしれませんが、無料回収の理由が自社ホームページなどにきちんと記載している業者なら安心して依頼できます。
5.プリンターの処分に関してよくある質問
プリンターの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.事業所から出るプリンターは自治体回収で処分できるのか?
A.会社や工場などで使っていたプリンターは産業廃棄物の扱いになるので、自治体回収での処分ができません。間違ってゴミ捨て場に持っていってしまうと、不法投棄とみなされ罰金が科せられることもあるので注意してください。産業廃棄物の処分は、自治体が認可している業者へ依頼することになります。
Q.粗大ゴミとして処分する際の注意点は?
A.千代田区は事前の申し込みが必要になるので、申し込みを忘れないように注意してください。よく、申し込みをしないまま回収指定場所に持っていく人がいます。申し込みをしていない粗大ゴミは回収してもらえません。また、最近は、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、粗大ゴミ受付センターでは電話受付オペレーターの出勤数を減らしています。そのため、電話ではなくインターネットでの申し込みが推奨されているので、その点も踏まえて申し込みをしてください。
Q.どんなプリンターを買い取ってもらえるのか?
A.問題なく正常に稼働できるプリンターなら、ほとんどの買取業者で買い取ってもらえるでしょう。ただし、正常に稼働していても発売時期から10年以上経過しているプリンターは、古すぎて買取不可になる可能性もあります。古いプリンターは故障しやすくなっているため、買取額が大幅に下がるか、買取不可になるでしょう。
Q.高価買取のポイントは?
A.プリンターを高く売りたい方は、取扱説明書などの付属品をそろえてください。できるだけ、購入時と同じ状態にしたほうが、高価買取が期待できるでしょう。特に、プリンターは取扱説明書の有無が買取額に大きく響くことになります。査定を依頼する前に、プリンターの付属品一式をできるだけそろえましょう。また、事前にホコリや汚れをきれいにすることも大切なポイントです。
Q.業者選びのポイントは?
A.どの業者に依頼すればいいのか分からない方は、以下のポイントに注目してください。
- 不用品の回収や買取実績があるか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 無料見積もりや無料査定を行っているか
- 口コミや評判がいいか
- 古物商や産業廃棄物収集運搬の許可を取得しているか
- 無料回収の理由がきちんと記載されているか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の業者を比較してください。
まとめ
千代田区でプリンターを処分する場合、一定の大きさのものならば、粗大ゴミとして捨てることになります。粗大ゴミの処分方法は、不燃ゴミや可燃ゴミとは違う方法になるので注意しなければなりません。千代田区では事前の申し込みが必要になるため、ホームページ等できちんと処分方法やルールを確認しておきましょう。また、まだ正常に稼働できる状態であれば、買取に出すこともできます。無料回収を行っているところもあるため、壊れているプリンターでもお得な処分が可能です。