江戸川区でテレビを処分する方法は? 不用品回収業者に依頼するコツも
2020/06/16
江戸川区でテレビを処分する場合、ゴミの分類はどうなるのか・いつものゴミ捨て場に持っていってもいいのかなど、テレビの処分方法で悩んでいる方は多いでしょう。基本的に、テレビは家電リサイクル法の対象品目になっているため、自治体回収での処分ができません。では、一体どのように処分すればいいのでしょうか。
本記事では、江戸川区でテレビを処分する方法について解説します。
この記事を読むことで、テレビを江戸川区で処分するコツや注意点などが分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.江戸川区でテレビを捨てるには?
最初に、江戸川区でテレビを捨てるにはどうすればいいのか、基本情報をチェックしておきましょう。
1-1.自治体では捨てることができない
テレビは家電リサイクル法対象品目になっているため、自治体で処分できません。江戸川区に限らず、家電リサイクル法は日本全国が対象となります。自治体で処分できない家電製品は、ほかの方法で処分することになるので、いつものゴミ捨て場に持っていかないようにしましょう。なお、テレビのほかにも家電リサイクル法の対象品目になっているものは、エアコン・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)です。
1-2.家電リサイクル法は再資源化とゴミの減少が目的
そもそも、家電リサイクル法とはどのような法律なのかご存じでしょうか。家庭から排出される電化製品は年々増加傾向にあり、廃棄するための埋め立て地が限られてきました。廃棄方法として埋め立てることは環境に悪く、有限な資源のリサイクルにも活(い)かされません。そこで、資源を有効活用するために定められたのが家電リサイクル法となります。使える資源は再利用することで、電化製品のゴミの量も少なくなるのです。家電リサイクル法の詳細については、一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センターのホームページをご覧ください。
2.家電リサイクル法に則った処分方法
ここでは、家電リサイクル法に則(のっと)った処分方法について解説します。
2-1.購入した販売店に処分を依頼する
テレビを処分する場合、過去に購入した販売店に処分を依頼する方法があります。購入した販売店が近くにあれば、テレビを処分してもらえるか確認するといいでしょう。テレビを新しく買い替える場合も、購入する販売店にテレビを回収してもらうことができるはずです。依頼する際は、リサイクル料金と収集運搬料金がかかるので、見積もりを細部までチェックしておきましょう。テレビの場合、リサイクル料金の目安は以下のとおりです。
- 15型以下のテレビ:約1,800円~
- 16型以上のテレビ:約2,900円~
なお、販売店によって運搬料は異なりますが、だいたい2,000~3,000円が目安です。テレビのリサイクル料金はメーカーなどによって多少前後する恐れがあるため、事前に確認することをおすすめします。
2-2.家電リサイクル受付センターに収集を依頼する
購入した販売店が分からなかったり、引っ越しなどで近くになかったりする場合、家電リサイクル受付センターに収集を依頼する方法があります。江戸川区の場合は、インターネットまたは電話(03-5296-7200)での申し込みが可能です。インターネットは24時間受付、電話は月曜~土曜日の午前8時~午後5時までとなっています。収集を依頼する場合もリサイクル料金と収集運搬料金がかかるので確認しておきましょう。
2-3.中間集積所に自分で持ち込むことも
テレビを自分で持ち運ぶことができるなら、中間集積所に持っていく方法もあります。江戸川区の中間集積所は以下の2か所です。
- 三東運輸株式会社(TEL:03-3679-2323):柴崎町2丁目62番17号
- 株式会社イゾイ(TEL:03-3687-6047):東葛西1丁目17番15号
受付時間は午前8時~午後5時30分(日曜・祝日は午後2時まで)となっているので注意してください。また、中間集積所を利用する場合もリサイクル料金と運搬料金が必要となります。
2-4.指定引取場所に持ち込む
テレビを指定引取場所に自分で持ち込むことも可能です。指定引取場所に直接持ち込むことで運搬費用はかかりません。リサイクル料金だけでテレビが処分できるため、なるべく費用を抑えたい方にはおすすめの方法といえるでしょう。なお、江戸川区における指定引取場所は、岡山県貨物運送株式会社江戸川事業所となります。住所・電話・受付時間は以下のとおりです。
- 住所:江戸川区臨海町4丁目3番1号 葛西トラックターミナル2号棟
- TEL:03-5667-7060
- 受付時間:月曜~土曜日(祝日・お盆・年末年始等を除く) 午前9時~午後5時
- ※受付時間は正午から午後1時を除く。土曜日は半日営業の場合があるので要注意
3.不用品回収業者に依頼する方法
ここでは、不用品回収業者に依頼する方法とポイントを解説します。
3-1.自治体で回収できないものも依頼できる
自治体以外でテレビを処分する方法として、不用品回収業者に依頼する選択肢があります。不用品回収業者は、テレビや冷蔵庫など自治体で回収できないものの処分が可能です。自分で持ち運ぶことができなかったり、近くに店舗がなかったりする場合でも、出張回収を利用すれば自宅にいながら回収してもらうことができます。処分方法が分からない不用品を回収してもらえるのは大きなメリットといえるでしょう。テレビ以外にも処分したい不用品があればまとめて依頼できるのもうれしいサービスです。
3-2.宅配回収も利用できる
不用品回収業者の中には、出張回収や店舗回収だけでなく宅配回収を行っているところがあります。自分のペースで処分したいときには、宅配回収がおすすめです。宅配回収はダンボールに処分してもらいたい不用品を入れて、業者に送るだけなので簡単に処分できます。ただし、ここで注意しておきたいのは送料です。不用品回収業者の中には、高額な送料を請求する悪質なところもあるので注意しなければなりません。できるだけ、送料がかからない不用品回収業者を選びましょう。
3-3.無料回収業者に依頼する
不用品回収業者に処分を依頼した場合、いくらぐらいかかるのか不安に感じている方は多いでしょう。不用品の量や品目によって異なりますが、目安は1点あたり約3,000円~です。回収費用に加えて、出張費用や基本料金がかかる可能性もあるので注意してください。なるべく低費用で抑えたい方は、無料回収を行っているところを選ぶといいでしょう。たとえば、パソコンを中心に不用品の回収を行っているパソコン処分本舗の場合、宅配回収は送料無料の対象商品が1点でも含まれていれば、送料・回収費用ともすべて無料となります。回収したものをリユース品として再販したり、修理用パーツとしてリサイクルしたりしているからこそ、無料回収が可能となるのです。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
4.まだ使えるテレビは買取に出すことも
ここでは、テレビを買取に出す方法やポイントを解説します。
4-1.稼働に問題がなければ買取OK
基本的に、テレビが正常に稼働できる状態であれば、ほとんどの業者で買い取ってもらうことができるでしょう。画面が割れていたり、不具合が起きたりしている状態のものは買取不可になるケースがほとんどです。また、テレビを含めた家電製品は寿命が短いため、製造年月も査定の大きな基準となります。テレビの平均寿命は約5~10年といわれているため、10年以上経過しているものは買い取ってもらえない可能性が高いでしょう。査定を依頼する前に、動作確認と製造年月・型番・メーカーなどもチェックしてください。
4-2.人気メーカー・最新式のテレビは高く売れる
どんなテレビが高く売れるのか気になっている方も多いと思いますが、人気メーカーで発売されたばかりの最新式は高価買取が期待できるでしょう。テレビの人気メーカーかつ最新式は元値が高く、中古市場でも需要があります。パナソニック・ソニー・東芝・シャープ・三菱電機といった国内の人気メーカーは高価買取が期待できるものです。また、画面サイズが大きく、いろいろな機能が備わっているテレビほど高値で買い取ってもらうことができるでしょう。
4-3.買取業者やリサイクルショップに依頼する
主な買取先としては、買取業者・リサイクルショップなどがあります。買取専門の業者は中古市場の状況を把握しているため、どんなテレビが求められているのか・人気があるのか分かる人が査定を行っているでしょう。よって、中古市場で需要があるテレビほど高価買取が期待できますが、査定が厳しいため、需要がないテレビは買取不可になったり買値が安くなったりする可能性もあります。買取業者で買い取ってもらえなかったものはリサイクルショップに査定を依頼するのも選択肢の1つです。リサイクルショップはさまざまな商品を扱っているため、査定額は買取専門業者よりも低くなりますが、買い取ってもらえるかもしれません。
5.テレビの処分に関してよくある質問
テレビの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.ゴミ捨て場に捨てるとどうなるのか?
A.不法投棄とみなされ、罰金が科せられる可能性があります。不法投棄は犯罪であり、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはこの両方の罰則を受けることになるでしょう。悪質な不用品回収業者に回収してもらったものでも、不法投棄されていた場合は持ち主に罰則が科せられることになる場合もあるので注意しなければなりません。
Q.指定引取場所に持ち込む際の注意点は?
A.自分で持ち込む場合は、郵便局で家電リサイクル料金を支払う必要があります。指定引取場所で購入できるわけではないので注意してください。郵便局の窓口で家電リサイクル券が購入できるため、事前に購入し、持ち込み先で指示された箇所に家電リサイクル券を貼りましょう。また、テレビ以外にも持ち込む場合、各指定引取場所によって数が限られている可能性もあります。事前に、自治体のホームページ等で確認しておいたほうがいいでしょう。
Q.自分で売ることはできるのか?
A.自分でテレビを売る場合、ネットオークションやフリマアプリを利用する方法があります。近年、利用者が増えていることもあり、全国から買い手も見つけられるので落札されるかもしれません。けれども、発売から10年以上経過しているテレビや古い型番は、落札されない傾向があります。必ずしも売れるとは限らないので、その点を踏まえた上で利用してください。
Q.高価買取のコツは?
A.査定前にきちんと掃除することです。ホコリや汚れがついているテレビは見た目が悪く、査定額が下がってしまう恐れがあります。事前に掃除することで見た目がきれいになり、査定額が上がりやすくなるでしょう。また、取扱説明書・保証書・外箱・リモコンなどの付属品も一式そろえることが大切です。付属品がそろっていないと買取不可になる業者もあるので注意してください。
Q.不用品回収業者選びのポイントは?
A.どの不用品回収業者に依頼すればいいのか分からない方は、以下のポイントに注目するといいでしょう。
- 壊れたテレビも回収してもらえるか
- 送料が無料になっているか
- 不用品回収の実績があるか
- 回収方法が選択できるか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 無料見積もりや無料相談を受けつけているか
- 無料回収が可能か
- 取扱商品が充実しているか
- 古物商など事業に必要な許可を取得しているか
無料回収業者に依頼する場合、なぜ無料で回収できるのか理由も確認しましょう。理由がきちんと明確になっている業者なら安心できますが、記載していない業者は悪徳業者の可能性があります。後で追加費用を請求してくる恐れがあるため、複数の業者を比較し慎重に選んでください。
まとめ
テレビは家電リサイクル法の対象品目になっているため、自治体回収での処分ができません。販売店に依頼したり、自分で指定引取場所に持ち込んだりするなど、普通の家庭ゴミとは異なる方法で処分することになります。まずは、自治体のホームページで処分方法や詳細を確認してください。近くに店舗がなく自分で運ぶのが困難な方は、不用品回収業者に依頼するのも方法の1つです。不用品回収業者の中には、無料回収を行っているところもあるのでぜひチェックしてください。