片付けのリバウンドにお悩みの人へ!きれいな部屋の状態を保つコツ
2016/03/22
休日に部屋を片付けたのに、すぐ散らかってしまう…と、リバウンドにお悩みではないですか?片付け方法がヘタなのか、自分がものぐさなのかといろいろと悩んでしまう人もいます。せっかくきれいにした部屋を保つには、掃除をするだけではなく、生活習慣を変えて「ためない部屋」を心がけることも必要です。片付けてもリバウンドしてしまう原因や、リバウンドしない片付け方をご紹介しましょう。
1.片付けてもリバウンドする原因
休日にがんばって部屋を片付けて掃除をしたのに数日経っただけですぐに元の散らかった状態に戻ってしまうとお悩みの人は多いようです。がんばってもがんばっても元に戻る…ダイエットと同じで部屋の片付けにもリバウンドがあります。どうしてリバウンドを繰り返してしまうのでしょうか。
1-1.今までの習慣や考え方を変えていない
断捨離をしてきれいに部屋を片付けても、今までの生活習慣や考え方を変えないとあっという間にリバウンドします。「ものが増える習慣」を改めないかぎり、リバウンドは直りません。
- ものを家に増やさない。
- ものを散らかったままにしない。
- ひとつの行動を完全に終える。
上記の3つを行うだけでもリバウンドはしなくなります。それぞれ、どのようなことに気を付ければいいのでしょうか。
1-2.ものを家に増やさない
ものを増やす習慣を改めましょう。なぜものが増えてしまうのか…それはものを買ったりもらったりするからです。「買う」を防ぐためには、衝動買いを改めるのが一番でしょう。
必要以外のものは買わない、思い付きでものを買わないなどを自分にルールとして課してください。また、「無料サンプル」や「試供品」につい手がのびる、チラシやDMは1週間ほど取っておくという人も注意が必要です。なんとなくもらったものは、いつの間にか収納箱や引き出しを占領(せんりょう)してしまいます。本当に必要なもの以外はもらわない、保存が必要なDM以外はすぐ捨てるなどを心がけましょう。
また、収納カゴや収納ボックスを増やすのもやめてください。テーブルや机の上の小物を入れるカゴ、DMやチラシを入れる箱、キャンディや薬などを入れるケースなど、思い付くとすぐ収納グッズを買っていませんか。一見便利なように思えても、ついそこに無駄なものを放り込んでしまいます。「収納箱やケースを増やせば増やすほど無駄なものも増える」と心得てください。
1-2.ものを散らかったままにしない
片付けてもあっという間にリバウンドするのは、1-2でご紹介したようにものが増えることが原因です。しかしながら、散らかったものをそのままにしておくことも大きな原因となります。ちょっとした汚れをすぐに落とさず放置しておくと汚れが重なり、落とすのが大変になるのと同じことなのです。
すぐリバウンドしてしまう人は、使ったものをそのまま放置するクセが付いています。使ったらすぐに元に戻すことを習慣にしましょう。
たとえば…
- 家に帰ったら、着ていた洋服はすぐにハンガーにかけてつるし、汗や匂いを飛ばしたらその日のうちにクローゼットにしまう。
- 料理をしながら使った器や道具を洗う。
- 引き出しから出したものは使ったら放置しないで同じ場所に戻す。
- 読み終わった本や雑誌はすぐ書棚に片付ける。
など、「後でまとめてやろう」と思わないでその場その場で片付けることが一番大切なのです。「その日散らかしたものや使ったものはその日のうちに片付ける」をモットーにしましょう。
1-3.ひとつの行動を完全に終える
片付けがリバウンドしがちな人は、片付けるときに「あちこちに手を付ける」という特徴があります。
週末に、「よし部屋の片付けをしよう!」と思い立ったものの、クローゼットの洋服の整理をしつつキッチンの掃除をしてドレッサーの引き出しの整理も始めてしまう…というように手を広げてしまいがちなのです。
がんばって1日で片付けようと意気込んでしまうからでしょう。そこで、今週はクローゼット、来週はデスクの中など順番を決めてください。そして、1か所の片付けを徹底的に行い完全に終えるのです。
また、今日は帰ってきたら引き出しの下着を整理する、明日はいらない靴下を整理して捨てるなどのように小さな計画を立てて毎日確実に終えるのもいいでしょう。1つ1つを完全に終了して徐々に片付くとやりがいを感じます。また、「小さな片付け」を毎日の習慣にするとリバウンドする前にきれいな状態に戻しやすくなるのです。
2.リバウンドしない片付け方
せっかく片付けた部屋は、元の散らかった部屋にリバウンドしないように気を付けたいものです。きれいな状態が長続きする方法をご紹介しましょう。
2-1.床にものを置かない
買い物をした荷物やバッグ、読み終わった雑誌や新聞、脱いだ上着などなんでも床の上に置いてませんか。「後でまとめて片付けるから」と、そのまま床に起きっぱなしがクセになっている人はリバウンドしやすいのです。
- 買ってきた荷物はすぐに中身を出してクローゼットや引き出しなどにしまう。
- 読み終わった新聞や雑誌はラックに入れていっぱいになったら資源ごみに出す。
- 使ったバッグはクローゼットに片付ける。
など、「絶対に床にものを置かない」を心がけましょう。
2-2.ものを重ねない
本や雑誌、DMやチラシ、洋服などを積み重ねていませんか。積み重ねると1番下のものが取り出しにくくなります。いざ取り出そうとすると、上のものをどかさないといけないのでそのまま放置してしまいがちです。さらに、その上にものを重ねてしまうという悪循環になってしまいます。
- 本や書籍は背表紙が見えるように縦に置く。
- Tシャツなどは重ねずに、畳んでから縦に引き出しの中に並べる。
- お皿は積み重ねると下のものが取り出しにくくなるのでラックなどを使用して縦に収納する。
重ねるのではなく、縦に収納することがコツなのです。
2-3.収納場所を決める
リバウンドを繰り返さないためには「片付けしやすい部屋」にすることが大切です。そのためには、ものの収納場所を決めましょう。リビングなら雑誌やDVD、CDなどの収納場所、チラシやDMを置く場所、テレビやエアコン、オーディオ器機などのリモコンをしまう場所など、場所を決めてそれ以外には置かないルールを決めるのです。このルールを守るように心がけると部屋は散らかりません。
また、ひんぱんに使用するものは手前に、1年に1〜2度しか使用しないものは奥に片付けることも大切です。
2-4.定期的に断捨離を行う
年末の大掃除に一気に片付けを行うと大変です。1か月に1度、3か月に1度など自分でスケジュールを決めて断捨離を行いましょう。
着ない服や古くなった下着や靴下、たまった雑誌、使用していない日用雑貨など思いきってどんどん処分してください。捨てようかどうしようか迷ったら「保留ボックス」を作ってその中に入れましょう。1週間ほど時間を置いてから見直すと捨てる決心が付くものです。
また、家具や家電なども必要ないものは処分してできるだけ空間を増やしましょう。自分でごみを分別して粗大ごみなどに出すのが大変なときは、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。
2-5.ゲストを招く
友人や恋人などを定期的に招いておもてなしをしましょう。人に部屋を見られると思うと、掃除や片付けにもはり合いがでます。きれいになった部屋を他人にほめられると、掃除や片付けのモチベーションも上がるものです。
3.まとめ
部屋をきれいに片付けて掃除をしても、しばらくたつとリバウンドしてもとどおりになってしまうのには理由があることがおわかりいただけたかと思います。
リバウンドを防ぐ方法は、収納力のある家具や機能的な掃除機を買うことではありません。つい、ものを増やしてしまう生活習慣や考え方を改めて余計なものを増やさないことが大切なのです。
また、ちょっと散らかしたらすぐ片付けることを心がけることも大切でしょう。毎日の習慣を変えるだけですぐにリバウンドしてしまう部屋から脱出できます。最初は面倒に感じても、慣れれば自然にできるので散らからない部屋になるでしょう。