パソコンの液晶が割れる原因は何? 注意点・対処法を詳しく解説!
2016/09/27
2019/05/29
パソコンの液晶割れでお困りではありませんか? 実は、パソコンの液晶はさまざまな原因で割れやすいのです。まずは、何が原因で割れたのかを突きとめると同時に、修理もしくは処分する必要があります。修理と買い替えではどちらが得か、費用はいくらかかるのかなど、処分前に知っておきたいものです。
そこで今回は、パソコンの液晶が割れる原因や対処法を詳しく解説します。
- パソコンの液晶が割れる原因は?
- パソコンの液晶が割れたときの注意点
- パソコンの液晶が割れたときにやるべきことは?
- 修理か買い替えかの判断基準
- 液晶割れのパソコンを修理に出す方法
- パソコンの液晶割れに関するよくある質問
この記事を読むことで、パソコンの液晶割れが起きたときの注意点や対処法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.パソコンの液晶が割れる原因は?
最初に、パソコンの液晶が割れる原因にはどんなものがあるか見ていきましょう。
1-1.強い圧力がかかった
液晶に強い圧力がかかると、割れてしまいます。どんなときに圧力がかかるのかは、以下をご覧ください。
- マウスやUSBメモリーをはさんだまま画面を閉じてしまった
- タッチペンや指で強く画面を押しすぎた
1-2.強い衝撃を受けた
パソコンに強い衝撃が加わると、液晶が割れやすくなります。たとえば、以下のようなときに割れてしまうでしょう。
- パソコンが落下した
- 石やボールなどが画面にぶつかった
- 手で強く画面をたたいた
1-3.経年などによる劣化
特に何もしていないのに、気がついたら液晶が割れていたというときは、経年変化による劣化が疑われます。パソコンの液晶にも寿命があり、徐々に素材が劣化しているのです。たとえば、ノートパソコンの開閉だけでも、寿命を迎えた液晶には大きな負担となって割れることもあるでしょう。
2.パソコンの液晶が割れたときの注意点
パソコンの液晶が割れたときには、どんな点に注意するべきか解説します。
2-1.割れた部分に触れない
液晶が割れた部分に触れないようにしましょう。場合によっては、ケガをすることがあります。また、液漏れが発生していることもあるので気をつけてください。万が一、手に液が付着した場合は、すぐに大量の水で洗い流しましょう。
2-2.電源を落とさない
画面が割れたときに、電源が入っている状態なら、そのままにしておきましょう。慌てて電源を落とすと、液晶が割れた部分に負荷がかかって故障の原因になります。最悪の場合、パソコンが起動しなくなる恐れがあるので気をつけましょう。
3.パソコンの液晶が割れたときにやるべきことは?
パソコンの液晶が割れたときにやるべきことを詳しく見ていきましょう。
3-1.液晶が割れた範囲と状態を確認する
パソコンの液晶が割れたときは、範囲・状態を確認しましょう。ごく一部分か全体的に割れたのか、表面が薄く割れているのか深く割れているのか、観察してみてください。また、何が原因で割れたのか、周囲の環境もしくは行動などを考えてみましょう。
3-2.破片が飛び散っていないか確認する
パソコンの液晶が割れたときは、破片が周囲に飛び散っていないか確認してください。細かな破片が飛び散っている場合は、粘着シートタイプのクリーナーを使うと便利です。素手で探したり片付けたりすると、ケガをする可能性があるのでやめましょう。
3-3.重要なデータを早めにバックアップする
液晶割れは、パソコン本体の不具合につながることがあります。液晶が割れ状態でも、正常に表示できるうちに、重要なデータを早めにバックアップしておきましょう。液晶表示に不具合が出ている場合でも、ハードディスクを取り出してほかのパソコンを経由してデータを救出することも可能です。
4.修理か買い替えかの判断基準
パソコンの液晶が割れたときに、修理か買い替えか判断する基準を見ていきましょう。
4-1.費用が安く済むなら修理
パソコンを購入後間もないなら、修理対応がおすすめです。メーカーや販売店の保証期間内なら、通常の修理費用より安く対応してもらえることがあります。まずは、メーカーや販売店に確認してみてください。なお、修理に出してから2週間程度かかることがあります。サブマシンがない場合は、必要に応じて代替機の用意も考えましょう。
4-2.修理可能でも費用が高い場合はメリットが大きいほうを選ぶ
メーカーや販売店の保証期間が切れている・修理可能でも費用が高い、といった場合は、自分にとってメリットが大きいほうを選びましょう。今のパソコンに対して特に不満がなく、修理に出しても使い続けたいなら修理がおすすめです。今のパソコンの機能に不満がある・修理に高い費用を出すのに抵抗があるときは、買い替えましょう。
4-3.購入後5年以上経過しているなら買い替え
購入後5年以上経過しているパソコンは寿命と考えて、買い替えをおすすめします。パソコンの寿命は、購入後4~5年程度です。現時点で液晶割れ以外に問題がないように見えても、内部では確実に部品の劣化が進んでいます。液晶を修理しても、すぐにほかの部分に不具合が発生したり故障したりする可能性が高いでしょう。
5.液晶割れのパソコンを修理に出す方法
液晶が割れたパソコンを修理に出す方法や費用相場などを見ていきましょう。
5-1.メーカーや修理専門業者に依頼する
パソコンの液晶が割れた場合、以下のようなところに修理を依頼できます。
5-1-1.メーカー
パソコンの液晶修理は、メーカーに依頼できます。純正部品を使用して修理してもらえる・信頼度が高いなどの点が主なメリットです。デメリットは、修理費用が高いことや、依頼から修理完了まで2週間程度かかることがあるなどがあります。
5-1-2.パソコン修理専門業者
パソコンの液晶修理は、パソコン修理専門業者に依頼することも可能です。主要メーカー品を対象としており、メーカーよりも早く対応できる・安価などが主なメリットといえます。ただし、修理部品がメーカー純正品とは限らない・業者によって技術力の差があるなどの点がデメリットです。
5-2.液晶パネル交換で数万円程度が相場
液晶割れの修理費用は、液晶パネルの交換対応で1台につき数万円程度が相場です。パソコンの液晶が割れた場合、画面を丸ごと交換するのが主な方法となるでしょう。パソコンの元値が安い機種では、本体購入価格と修理価格がほとんど変わらないこともあります。
6.パソコンの液晶割れに関するよくある質問
最後に、パソコンの液晶割れに関する質問に回答します。それぞれ確認しておきましょう。
Q.液晶が割れたパソコンでも資源リサイクルできる?
A.はい。メーカーでは、液晶が割れたパソコンも回収・資源リサイクルできます。ただし、不用品回収業者の場合は、液晶割れのパソコンは回収対象外としている業者もあるので注意しましょう。
Q.パソコンの液晶割れを防ぐ方法は?
A.普段から以下のような点に気をつけるといいでしょう。
- デスクトップパソコンの場合は、液晶ガード用のパネルを取りつける
- ノートパソコンを持ち運ぶときは必ず画面を閉じる
- ノートパソコンの画面を閉じる前に異物をはさんでいないか確認する
- 乱雑に扱わないようにする
- 画面をクリーニングするときに強く押さない
Q.保護シートを貼っておけば液晶が割れない?
A.割れにくくはなりますが、状況によっては割れることもあります。ただし、保護シートのおかげで割れた破片が飛び散らずに済む・修理に出すまで割れた状態のまま保持しやすい、という点はメリットでしょう。
Q.液晶が割れた部分でケガをしたらどうする?
A.まずは、大量の水でケガをした部分を流しましょう。その後、消毒し、ばんそうこうなどで保護してください。液晶の破片が刺さってしまった場合は、速やかに受診しましょう。破片を自分で抜こうとすると中で折れ、残ってしまうことがあるのでやめてください。
Q.最新機種のほうが割れにくい?
A.断言できません。最新機種であっても、使い方や条件によっては割れます。パソコンの年式が新しくても、液晶が割れにくいとは限りません。
まとめ
今回は、パソコンの液晶割れについて詳しく解説しました。パソコンの液晶が割れてしまったときは、慌てずに対応することが大切です。ケガをする可能性があるため、割れた部分に触れてはいけません。まずは、液晶が割れた状況や状態を観察し、必要に応じて大切なデータをバックアップし、修理もしくは買い替えを検討しましょう。なお、パソコンを処分する際は、PCリサイクル法によってゴミとし自治体に出すことができないため、メーカーなどに依頼してください。