不要なケーブルの処分方法!いらないケーブルを上手に廃棄しよう!

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家電を使用する際に必要になるケーブル類は、身近な生活必需品の一つになっています。家電を購入するたびにケーブルが増え、オーディオラックや収納スペースを圧迫しているという悩みもよくある悩みです。使い道の分からない不要なケーブルの処分方法が分からないという悩みをもつ方も多くいます。

不要なケーブルを処分するための方法について詳しくご紹介しましょう。

  1. ケーブルについて
  2. ケーブルをゴミとして処分する方法は?
  3. ケーブルをリサイクルする場合
  4. ケーブル処分、リサイクル回収業者の選び方
  5. ケーブルの処分でよくある質問

不要と感じているケーブルであっても、欲しい人にとっては価値があります。場合によっては売ることのできるケーブルもあるのです。ゴミとして処分する方法に加えて、不用品の買取サービスを使用することでお得にケーブルを処分できます。


1.ケーブルについて

パソコンやオーディオなど、家電で使用する配線類には多くの種類があります。日常生活においてケーブルを使用する機会は多く、不要な配線を収納スペースに保管しているという方も多いのではないでしょうか?

いつか使おうと保管していても、実はケーブルには寿命があります。寿命により劣化したケーブルを使用することは、家電の故障や火災の原因にもなるため注意が必要です。必要のないケーブルは早めに処分し、劣化したケーブルの使用は避けましょう。

1-1.ケーブルってどのようなもの?

家電製品の給電やオーディオの情報を伝送するための配線を総じてケーブルと呼びます。ケーブルには、電化製品の動作に必要な電気や信号を通すという大切な役割があるのです。

通す電気や信号によって規格があるため、ケーブルには多くの種類があります。なかには使用に注意が必要なものもあるのです。機器に応じて専用品もあるため、ケーブルを混同してしまわないためにも、不要なものは早めに処分するように心がけましょう。

1-2.ケーブルの種類

ケーブルには多くの種類があり、処分方法も異なります。種類を知ることがケーブルを処分するための大切な知識です。

ケーブルの種類と特徴についてご紹介しましょう。

1-2-1.電源ケーブル

電源ケーブルは100vの家庭用電源を通すためのケーブルです。日本の家庭用電源電圧は100vですが、海外では240vの地域もあります。多くの電化製品のケーブルは240vまでの使用が可能です。

一部の製品で100v専用のものもあるため、海外で電源ケーブル使用する場合には対応電圧に注意しましょう。

電源ケーブルは「2ピンソケット」「延長コード」「ACアダプター」などがあります。ケーブルのなかでも高い電圧を取り扱うのが特徴です。劣化や破損などによって発熱・発火する可能性もあるため取り扱いに注意が必要なケーブルといえるでしょう。

1-2-2.オーディオケーブル

オーディオ機器や映像機器によってオーディオケーブルには種類や規格が豊富にあります。ケーブルの劣化によって音質・画質に影響を与えるというのが大きな特徴です。

テレビやオーディオ周辺に配線することが多く、「配線」というと「オーディオケーブル」を指します。使用する機器によって種類や規格が異なるため、買い替えの際に古い配線が不要になるのが特徴です。

オーディーケーブルは高価なものや希少なものもあり、売ることができる可能性もあります。

1-2-3.デジタルケーブル

パソコンやスマホなどデジタル機器で使用するケーブルを総称して「デジタルケーブル」といいます。USBケーブル・HDMIケーブル・Lightningケーブルが代表的な種類です。

デジタル信号を取り扱うため複雑で精密なものが数多くあります。デジタルケーブルは需要も高く、中古ケーブルも多く流通しているというのが特徴です。

ケーブルにはいろいろな種類があるんですね。
はい。値段も高いものから安価なものまであります。

2.ケーブルをゴミとして処分する方法は?

不要なケーブルを処分する際の大きなハードルになるのが“分別”です。ゴミの分別方法は複雑化しており「不要なケーブルが何ゴミなのか?」ということについて悩んでいる方も多くいます。

ケーブルを処分するためには、分別と捨て方について知ることが大切です。ゴミとして処分する方法についてご紹介しましょう。

2-1.ケーブルは何ゴミ?

ほとんどのケーブルは“絶縁のためのビニール”“コネクターのプラスチック”“電気や信号と通す銅線”というような素材を使用しています。ゴミの分別方法は地域によって異なるものの“燃えないゴミ(不燃ゴミ)”として分別するのが一般的です。自治体のゴミ分別表を確認して“コード(電気類)”についての分別方法を確認するようにしましょう。

2-2.自治体による捨て方の違いは?

ゴミの削減や利用可能な資源を有効活用することを目的として、家電やケーブル類などに対して特別な分別方法をしている自治体もあります。“再利用可能なゴミ”として回収している場所もあるため注意が必要です。

自分の住んでいる地域で、家電やケーブル類をどのように処分するのかを確認して、しっかりと分別することを心がけましょう。

2-3.小型家電回収ボックスによる回収

希少な素材を有効利用するための法律である“小型家電リサイクル法”によって、小型家電およびケーブルや充電器などの付属品も回収の対象になりました。小型家電やケーブル・充電器などには鉄・銅・金やレアアースなど再利用可能な素材を含んでいるため、可能な限り再利用することが定められています。

小型家電やケーブル類などは、ゴミとして回収をせずに“小型家電回収ボックス”を利用して回収をしている自治体もあるのです。小型家電回収ボックスは各自治体の役場のほかにも指定店(家電量販店やショッピングモールなど)に設置されています。住んでいる地域周辺の回収ボックスを確かめておきましょう。

2-4.ケーブル処分の注意点は?

家庭から出るケーブルは、燃えないゴミや小型回収ボックスで処分可能です。企業の場合には、産業廃棄物として処分する必要があります。その際には、処分費用の負担が必要です。店舗や事務所で不要になったLANケーブルや防犯カメラのケーブルなどは、買取サービスを利用することで処分費用を節約できます。パソコン買取サービスなどと併用してケーブルの処分も可能な業者に処分を依頼してみましょう。

ケーブルはリサイクルできるケースもあるんですね。
はい。自治体のゴミ出しルールを確認して、それに沿って捨ててください。

3.ケーブルをリサイクルする場合

3-1.リサイクルのメリット

ケーブルには希少な金属などが含まれており、可能であれば再使用することで資源の有効活用ができます。資源の有効活用というメリットのほかにも、リサイクルすることで不要なケーブルをお得に処分できるのです。

処分費用や手間を考えると、買取サービスなどのリサイクルを考えることも一つの選択肢といえるでしょう。

3-1-1.売れるものは?

中古ケーブルとして売れるものの一例についてご紹介しましょう。

未使用のケーブル

ケーブルは消耗品であることから、未使用品が買取の基本になります。買ったものの使用しなかったケーブルや機器に付属していたケーブルなど未使用のものであれば買取可能です。

買取価格の高いケーブルは?

使用したケーブルであっても高価なものや希少価値のあるものであれば買取可能です。特に、メーカー純正品のケーブルや高級オーディオケーブルなどは買い取り価格が高くなる傾向にあります。

買取できないものについて

傷の多いものや使用感のあるものに関しては、処分を依頼することになります。

買取できないものについても、無料回収の可能性もあるので、無料見積もりなどを利用して相談してみましょう。

3-1-2.買取価格について

ケーブルの買取価格は、購入時の価格が大きく影響します。高級オーディオケーブルや楽器ケーブルなどは高価買取の可能性もあるのです。

しかし、購入時の価格が高価だったものや未使用品であっても、傷のあるものや端子にサビのあるものなどは買取できない可能性があります。

3-2.ケーブルのリサイクルはどこでできる?

ケーブルのリサイクルは“リサイクルショップ”や“回収業者”などがおこなっています。

一部の高級ケーブルや用途の特殊なケーブルを除いて、未使用のものがリサイクルの目安です。未使用のものであっても、劣化やサビのあるものは買取不可能なケースもあるので注意しましょう。

3-3.注意点

ケーブルをリサイクルする際にはいくつか注意しなければならない点があります。

上手にリサイクルための注意点についてまとめてみましょう。

未使用ケーブルは袋から出さない

買取の対象になる未使用ケーブルですが、購入時に入っていた箱や袋からは出さないことが大切です。袋から出してしまったものは、たとえ未使用であっても使用品と同じ扱いになってしまうため注意しましょう。

本体とセットで売る

ケーブル単体を売るよりも付属していた家電と売ってしまう方がお得に処分できます。電気製品は付属品がある方が高く売ることができるため、付属のケーブルは中古品として売るときまで保管しておくというのも大切です。

高級オーディオ用のケーブルは売却できる可能性があるんですね。
はい。未使用なメーカー純正品も売却できる可能性があるでしょう。

4.ケーブル処分、リサイクル回収業者の選び方

4-1.知識の豊富さで業者を選ぶ

ケーブルの買取には種類や規格など非常に多くの情報が必要になります。ケーブルを処分する業者を選ぶ際には“知識の豊富な業者を選ぶ”というのがポイントです。特にパソコン関連のケーブルに関しては種類も豊富のため、中古パソコン回収などの専門業者に依頼しましょう。

パソコンケーブルのなかでも“変換コネクター”や“コンバーター内蔵ケーブル”など機能のあるケーブルを処分する場合には、特に専門業者へ依頼することが大切です。

4-2.回収方法

ケーブルやパソコンなど電化製品の回収・買取は、“店舗”“出張”“宅配”の利用が可能です。買取不可能な中古ケーブルだけを処分するよりも、不要なパソコンも一緒に売ってしまうことで回収費用を抑えることができます。

会社のパソコンやケーブルなども対応可能

法人でケーブルやパソコンの処分を検討している場合には、法人向けサービスが利用できる業者を選びましょう。法人向けのサービスでは、大量のケーブルやパソコンも対応可能です。

4-3.引き取り手数料、または買取料金などについて

ほとんどの場合、中古ケーブルの買取は難しいというのが現実です。一部の高級ケーブルを除いて使用したケーブルの買取は難しいといえるでしょう。

不用なケーブルの処分ですが、廃棄処分には手間やお金がかかってしまいます。小型家電回収ボックスに持ち込めば無料で処分可能です。しかし、回収場所まで自分でケーブルを持ち込まなければなりません。

不用なケーブルを上手に処分するためには、ケーブルの付属していたパソコンなどを同時に処分することでお得に廃棄できます。

4-4.注意点

不用品の処分などの無料回収では、近年多くのトラブルが報告されています。ケーブルやパソコンなど電化製品を処分する場合には信頼できる業者に依頼することが大切です。

ケーブルや電化製品などの不用品を処分する場合には、業者のもつ許可についても確認しましょう。

不用品の買取や回収には“古物商許可”が必要になります。古物商許可は警視庁に申請を出すことで得られる鑑札です。許可などの情報は、回収・買取業者のホームページの会社案内や会社概要に記載しています。古物商許可を持っている業者を選ぶようにしましょう。

パソコンなどと一緒なら、業者にリサイクル品として引き取ってもらえる可能性があるんですね。
はい。ケーブルを用いる電子機器が不要になったら、一緒に処分するといいでしょう。

5.ケーブルの処分でよくある質問

Q:ケーブルの分別方法はどこで確認できますか?
A:自治体のホームページでゴミの分別表を確認しましょう。自治体によって異なるので、処分する地域の分別表で確認することが大切です。

Q:売ることのできるケーブルはどんなもの?
A:HDMIケーブルやLightningケーブルなどは、需要があるため買取可能なケースがあります。しかし、未使用品や美品が買取の基準になっているため、汚れや使用感のあるものは買取できません。

Q:ケーブルはゴミとして捨てても問題ない?
A:ケーブルは不燃ゴミとして廃棄できる自治体もありますが、可能な限り再利用できる処分方法を選びましょう。ケーブルには銅や金など資源として再利用できる素材を含んでいます。資源の有効利用のためにもリサイクル可能な処分方法を選ぶことが大切です。

Q:必要のないケーブル類を上手に処分する方法はありますか?
A:ケーブル類などの付属品は、パソコンなどの電化製品本体と一緒に処分しましょう。中古品として売る場合、付属品の有無は査定に大きな影響を与えます。パソコンを処分するまでケーブルや付属品を保管しておくというのも一つの方法といえるでしょう。

Q:無料回収ってどんなサービス?
A:パソコンや電化製品の無料回収は“修理して再利用する”“修理用パーツとして再利用する”“資源としてリサイクル”をおこなう業者によるサービスです。パソコンなど費用のかかってしまうものを処分する場合、無料回収はお得に利用できるサービスといえるでしょう。

Q:大量のケーブルやコードを処分できる?
A:不用品の回収をおこなう業者の多くで、大量の不用品の処分も依頼可能です。無料回収サービスの場合、パソコン以外の商品を処分する場合には、送料を負担する必要があります。しかし、ゴミとして処分するよりもお得に処分できる可能性もあるため、回収業者による処分を検討してみるのもよいでしょう。

まとめ

ケーブルはテレビやパソコンなど機器と機器を接続するために大切なものです。現代社会はケーブルにあふれているといっても過言ではありません。自宅に不要なケーブルが複数あるということもよくあることです。不用なケーブルがテレビラックや収納に複数あるという場合には、ケーブルの処分を検討してみましょう。

ケーブルの処分には大きく“廃棄”と“再利用”という2つの処分方法があります。

ケーブルの廃棄

ケーブルをゴミとして捨てる処分方法です。多くの自治体ではケーブルは不燃ゴミとして埋め立て処分します。資源の再利用促進や環境面から希少金属を含むケーブルの廃棄はできる限り避けましょう。

ケーブルの再利用

ケーブルの再利用を細かく分類すると“資源としてリサイクルする方法”と“ケーブルを再利用するリユース”の2種類があります。どちらも資源を有効活用できる処分方法といえるでしょう。一部の高品質ケーブルの場合、売ることができる可能性もあります。

部屋にたまっている不要なケーブルを大量に処分したいという場合には、回収サービスなどを利用することで簡単に処分可能です。送料の負担が必要なケースもありますが、大量のケーブルを処分する費用を考えると送料だけの負担で処分できるというメリットがあります。

ケーブルの処分は非常にさまざまな方法があるため、自分に最適な処分方法を選ぶことも大切な判断基準です。しかし、ケーブルには銅や金など再利用可能な資源を多く使用しています。限りある資源を大切にするためにも、エコに対して目を向けることも大切な心がけといえるでしょう。ケーブルはできる限りリサイクルを心がけ、再利用可能な回収業者に依頼することが大切です。