【必読】パソコンの処分はどうする?廃棄業者の無料回収とデータ消去
2016/10/01
2024/02/22
パソコンの適切な廃棄方法に頭を悩ませている方は少なくありません。ノートパソコンやデスクトップが故障したり、使用不能になったりした場合、どのように処分すれば良いのか迷うことがあります。多くの人が、処分方法を知らずに古いパソコンを自宅に置きっぱなしにしています。
「パソコンの廃棄には特別なルールがあるのか?」「無料で回収してくれるサービスは存在するのか?」といった疑問は、処分を躊躇する大きな理由です。しかし、不要になったパソコンを単なる廃棄物とみなすのは早計です。適切なリサイクル処理は、環境への負担を減らし、資源を有効活用するために不可欠です。
この記事では、パソコンの廃棄に関する疑問を解消し、信頼できる廃棄業者の選び方や処分方法について詳しく説明します。適切な処理を行うことで、環境保護に貢献しましょう。
この記事を読むことで、パソコンの正しい処分方法を知ることができます。捨てる際の注意点も、しっかり身につけておきましょう。パソコンは最後まで安全に配慮し、適切にリサイクルするようにしてください。
1.パソコンの廃棄について
パソコンには寿命があり、いつかは使えなくなる日がやってきます。寿命が近づき、使いにくくなることもあるでしょう。廃棄となるなら、処分方法を考えなければなりません。
1-1.資源有効利用促進法について
ものの循環を目的とした3つのRをご存じですか?
- リデュース(ごみの排出を抑える)
- リユース(再利用)
- リサイクル(再資源)
経済産業省では、上記3つの活動を促進しています。資源有効利用促進法は、2001年4月に施行された法律です。ごみを排出する人や事業者そして自治体に対し、取り組み実施を促しています。
ごみに分類せず、貴重な資源として扱うことを目的としている法律です。従って、環境保護にもつながっています。資源有効利用促進法の中でも、パソコンのリサイクルはメーカーが行うことと義務づけているのです。
1-2.パソコンの廃棄方法
パソコンをどんなルートで処分するか、頭を抱える人も珍しくありません。日々排出される家庭ごみとは違い、リサイクルの必要性が指摘されているパソコンは、そう簡単に捨てられないですよね。パソコン廃棄で選ばれている、いくつかのルートをご紹介します。
1-2-1.メーカーによる回収
資源有効利用促進法に基づき、メーカーが廃棄されるパソコンの回収を行うことが義務とお伝えしました。お使いのパソコンにPCリサイクルマークが表示されているなら、メーカーの無償回収を受けることができます。
表示がない場合、有償での対応となるため、必ず確認してください。メーカーによる回収は、自社製品に限られるため、他社製品は取り扱いできません。
1-2-2.販売店による回収
買い替えで古いものを処分したいなら、販売店経由でメーカー回収を依頼するのもいいでしょう。販売店としては、あくまでも買い替えが条件としている場合が多いです。引き取り条件については、販売店に確認をしてください。
1-2-3.お住まいの地域で回収を受ける
不用になったものの処分として、真っ先に思いつくのは、自治体による回収なのではないでしょうか?ところが、パソコンの回収は粗大ごみには分類されません。通常のごみとは切り離し、活用すべき資源として扱います。自治体で設置している小型家電回収ボックスに入るなら、サイズが小さいパーツや付属品は廃棄できるでしょう。
しかし、小さなものを対象としているため、パーツや付属品に限られてしまいます。パソコンの廃棄ルールは、地域によって規約が異なるため、事前の確認は忘れずに。
1-2-4.廃棄業者による回収
廃棄業者の中には、パソコンや家電製品などをリサイクル回収している業者もいます。パソコンの回収を特に強化している業者もあり、電話1本でお得に処分できる大変便利なサービスです。迅速な対応を心がけている業者もあり、手間をかけずに捨てたいというなら、廃棄業者を利用するといいでしょう。
2.パソコンの廃棄業者について
パソコンの普及とともに、廃棄業者の需要も拡大しています。捨てずにリサイクルでき、パソコンの搬出運搬にかかる心配もいらない便利な方法です。
2-1.パソコン廃棄業者が引き取ってくれるもの
パソコン廃棄業者が引き取り可能品目は、とても幅広くて便利です。パソコン処分本舗では、リサイクルを目的に無料回収をしています。対象となる品目は、デスクトップパソコン・ノートパソコン・液晶ディスプレイ・電子基板・パーツ・パソコン周辺機器などです。パソコンに関連するものなら、同時に回収ができます。自作パソコンも回収可能です。
2-2.パソコンを引き取った後はどうなる?
パソコン廃棄業者は回収後、リサイクル品として再販することを目的としています。リセールできないパソコンは、分解して金属資源を取り出し、ほかのパソコンの補修部品として再利用するのです。
中古パソコンや部品を低コストで入手できるため、パソコン廃棄業者にとってもメリットがあります。処分したい人も費用負担が軽く、どちらにも有意義なシステムです。
2-3.パソコン廃棄業者が行うこと
パソコンを手放すにあたり、心配なのは情報漏洩(ろうえい)でしょう。パソコン処分本舗では、特殊機器でハードディスク内に残っているデータを消去し、安全に配慮してリサイクルしています。初期化したパソコンであっても、必ずデータ消去を行わなければなりません。
3.パソコン廃棄における注意点
パソコンを捨てる前に知っておきたい、データ消去についてご説明します。とても重要なポイントで、必ずやっておきましょう。
3-1.パソコンのデータ消去について
データ消去は、パソコンの初期化とはまったく違います。初期化は出荷前に戻す単純な作業である一方、データ消去は外部から読み取ることができない状態にすることを意味しているのです。
3-1-1.データ消去はなぜ重要なのか?
ご自身のデータが、見知らぬ誰かに取られてしまう可能性があるとしたら、悪用される危険を感じませんか?個人情報保護を訴える企業が増えるのは、第三者が無断で利用してしまうことを避けるためです。
クレジットカードや金融機関情報は、インターネット閲覧履歴から簡単に盗まれてしまいます。そのため、口座からお金を抜き取り、詐欺行為をすることもまれにあるのです。サイバー犯罪被害は年々増加傾向にあり、決して遠い話ではないことを、ご自身で認識する必要があります。データ消去を行うのは、こうした被害を防ぐためです。
3-1-2.パソコン廃棄におけるデータ消去方法
データ消去にはいくつかのやり方から選択可能です。パソコン処分本舗が実施しているデータ消去方法をご紹介します。
- 論理的消去(ハードディスク内のデータを上書きし、読み取り不可能な状態にする方法です)
- 物理的破壊(主流となっているデータ消去方法で、ハードディスクにドリルで穴を空(あ)ける手法です)
- 磁気消去(磁気の力でデータを破壊していく方法です)
3-2.パソコン廃棄業者へデータ消去は依頼しよう
パソコン処分本舗では、回収したパソコンに合う方法でデータ消去を行っています。確実に情報漏洩(ろうえい)を防ぎ、安全に処分することが第一です。
持ち込み回収以外の方法で依頼した場合、目の前でデータ消去を確認することができませんよね。希望した場合、別途費用負担はあるものの、データ消去証明書の発行を受けることができます。オプションで、写真を添付した証明書の発行も可能です。
3-3.パソコン廃棄における注意点
市販のデータ消去ソフトも普及が進み、気軽に利用できるようになりました。しかし、ハードディスクに見合うものではない場合、確実に消去できないことがあります。
ご自身では完全に消去したつもりでも、一部が残ってしまうのです。パソコン回収を依頼するときは、市販のソフトを使ったとしても、データ消去も合わせて頼むようにすると安心でしょう。
4.パソコンの廃棄業者選びについて
パソコン回収を名乗る業者が増え、依頼する側(がわ)としては選ぶポイントがわかりにくくなっています。正しい業者の選び方を知っておき、適正にリサイクル回収してもらうようにしましょう。
4-1.パソコン廃棄業者を選ぶポイントは?
信頼性を重要視するなら、廃棄業者の対応と迅速さを見ておきましょう。また、必ずサービスがどのようになっているかを確認し、回収後のリサイクル方法も聞いておくと安心です。
資源の有効活用によって収益を得ることで無料回収できるなど、明確なリサイクル理念があり、自社サービスに自信を持って営業している業者を選んでください。データ消去サービスも行っているか、しっかり確認しておきましょう。
4-2.パソコン廃棄業者で多いトラブル
よくあるトラブルは、無許可営業の業者についてです。固定電話を持たず、事業所所在地もいい加減な業者は、リサイクルではなく営利目的であることがほとんどでしょう。パソコンの回収とリサイクルには、古物商の許可を受けなければなりません。必ず業者選びのポイントに覚えておいてください。
4-3.パソコン廃棄業者トラブルにかんする相談窓口
無料とアナウンスして回収している車には、十分注意が必要です。無料だと思って依頼し、高い処分費用を絞り取られたなど、被害事例が相次いでいます。トラブルに遭った場合、国民生活センターへ相談してください。
5. パソコンの処分でよくある質問
パソコンを処分するときに悩むポイントやさまざまな不安を、よくある質問で解決してください。
5-1.複数所有しているパソコンをメーカーに回収依頼する方法は?
複数のパソコンを1回で処分したいという悩みもあるでしょう。しかし、メーカーに依頼するときは、1台ずつ回収の申請を出さなければなりません。メーカーがばらばらだと、各メーカーに依頼する必要があります。手間がかかって面倒という方は、パソコン廃棄業者を利用するといいでしょう。
5-2.パソコンデータ消去ソフトの入手方法は?
インターネットから無料ダウンロードできるものもあります。使いやすいものやハードディスクに合うタイプを選んでください。
Freeraser
ごみ箱に入れるような簡単操作が人気のソフトです。
完全削除
ファイル削除後に、存在していた領域を上書きして読み取りできないようにします。
DESTROY
世界最高水準と評されているデータ消去ソフトです。
5-3.物理的破壊は自分でもできる?
ハードディスクをご自身で壊すことはできます。しかし、物理的破壊を加えた衝撃で、破片の飛散によるケガの恐れがあるため、専門業者へ依頼する方が安全でしょう。持ち込みに対応している業者の中には、その場で物理的破壊をしてくれる場合もあります。自分の目でデータ消去を確認できるでしょう。
5-4. 自作パソコンも無料回収してもらえる?
パソコン処分本舗なら、自作パソコンも無料回収対象です。宅配回収を利用するなら、緩衝材でしっかり巻いて発送してください。
5-5.メーカーによる回収とパソコン廃棄業者との違いは?
メーカーに引き取り依頼を申請してから回収まで、およそ2週間かかると想定しておきましょう。パソコン廃棄業者では、即日対応も可能です。宅配回収を利用する場合、自分のペースで発送できるメリットもあります。今すぐ処分という希望があるなら、パソコン廃棄業者が便利でしょう。
まとめ
資源有効利用促進法により、リサイクルが求められるようになったパソコンには、希少価値のある金属資源が詰まっています。ゆえに、各家庭で保有している都市鉱山といえるでしょう。捨てるのは簡単です。しかし、リサイクルして再利用するならごみの削減にもつながり、環境保護にも大きく貢献できます。
パソコン廃棄前は、データ消去を忘れずに行うことが理想です。パソコン廃棄業者でもデータ消去を扱っていますから、処分とデータ消去を同時に依頼することができます。上手に活用してみてください。