ガスコンロはDIYで交換できる?その際の注意点とは?
2017/02/07
2017/02/14
ガスコンロは調理器具として、多くのご家庭で使われているものです。
現在はIHコンロも普及していますが、火力の調節が容易ということでガスコンロの人気は高いでしょう。
しかし、ガスコンロは定期的な交換が必要です。
そこで、今回はDIYでガスコンロを交換する方法をご紹介します。
ガスコンロには現在、大きく分けてふたつの種類があるのです。
その両方とも自分で交換は可能なのでしょうか?
答えは、この記事を読めば分かりますよ。
ぜひ参考にしてください。
1.ガスコンロの種類とは?
ガスコンロには大きく分けてふたつの種類があります。
ひとつは据え置き型といわれるもの。
これは、ガスコンロをそのまま専用の台に乗せるタイプです。
20年ほど前までは、このタイプが一般的でした。
このタイプのガスコンロは、1口~3口以上といろいろなサイズがあります。
また、築20年以上の物件はたいが据え置き型を置けるようにキッチンに一段低くなった場所があるはずです。
もうひとつは、システムキッチンについているビルトインガスコンロ。
こちらは、キッチンに埋め込まれるように設置されています。
ですから、作業台とガス台に段差がなく、掃除なども簡単です。
また、コンロは3口以上が標準で、一度に複数の作業ができるようになっています。
築10年以内の物件は大抵ビルトインガスコンロのことが多いでしょう。
2.ガスコンロの寿命は何年くらい?
ガスコンロの寿命は約10年~13年といわれています。
しかし、使用頻度には個人差があるものですから、毎日自炊をするという方は7~8年くらいすると経年劣化が目立ってくるでしょう。
コンロが複数ある場合は、どちらかがダメになってしまうこともあります。
複数口のコンロの打ちのひとつがダメになった場合は、そこだけ取り換えるというわけにはいきません。
残念ですが、丸ごと取り換えになります。
ですから、どれかひとつでもコンロがつかなくなったら寿命と考えましょう。
3.ガスコンロはどこで売っているの?
ガスコンロは、据え置き型であればホームセンターや家電量販店で取り扱われています。
5万円を少し下回る価格が主流ですので、購入しやすいでしょう。
ガスコンロのサイズは59センチ~60センチ幅と、56センチ幅の2種類があります。
築年数がたっている家や、キッチンが少々コンパクトの家は、56センチサイズ。
一般的な家は59センチ~60センチサイズでもよいでしょう。
また、都市ガスとプロパンガスではガス管の種類が違います。
ですから、買う前にサイズとガス管の種類を必ず確かめておきましょう。
ビルトインガスコンロも一部のホームセンターで取り扱っています。
このほかには、ガス会社の直営ショップや住宅設備機器販売業者でも取り扱っているでしょう。
最近では、インターネットショップでも販売されています。
ですから、ガスコンロ自体を購入するのは比較的簡単です。
4.ガスコンロをDIYで交換する方法
この項では、ガスコンロをDIYで交換する方法をご紹介します。
据え置き型は簡単ですが、ビルトインタイプはどうでしょうか?
4-1.ガスコンロを交換する際の注意点
ガスコンロの交換自体は決して難しい作業ではありません。
ガスコンロと備え付けのガス栓との間にホースをつなげばよいのです。
ただし、そのときにガス管かガスが漏れるようなことがあってはなりません。
ガスは引火性の気体です。
つまり、目に見えず火気があれば爆発します。
ガスコンロでガス漏れが起こってしまった場合は、使用中にガス爆発を起こす可能性もあるでしょう。
ですから、ガス管とガスの元栓、そしてコンロの接続がうまくいっている方だけは十分に確かめてください。
4-2.据え置き型を取り換える場合
据え置き型のガスコンロを交換する場合は、それほど難しいことはありません。
ガスの元栓を必ず閉めてから、古いガスコンロの管を取り、新しいガスコンロの管を取りつければよいのです。
その際、ずれや漏れがないように注意してください。
また、ガス管がコンロの炎に直接触れないようにしましょう。
ガス管が長すぎる場合は切っても構いません。
ガスコンロについている管が短すぎる場合は、管だけ別売りしています。
ですから、古いガス管が長かったという場合は、念のために予備を買っておきましょう。
インターネットを検索すると据え置き型ガスコンロを交換する動画なども上がっていますので、参考にしてください。
4-2.ビルトインガスコンロの場合
ビルトインガスコンロの場合は、素人が交換するのはなかなか難しいです。
現在のビルトインガスコンロは、「ガス可とう管接続工事監督者」という民間資格を持った方が行っていることが多いでしょう。
この資格は講習を1日受ければ取得できますので、どうしても自分でやりたいという場合は、受講してみましょう。
また、国家資格ではありませんので無資格で工事をしたからといって何らかの罪に問われることはありません。
さらに、ビルトインガスコンロもドライバ―があれば取り外すことができるので、素人でも交換は可能です。
しかし、据え置き型ガスコンロに比べて異常が起きても気がつきにくいのと、設置の仕方が難しいので無理をしない方がよいでしょう。
5.不要になったガスコンロを処分する方法
では、最後に取り換えたガスコンロを処分する方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
5-1.ゴミ捨て場に捨てる
ガスコンロは、業務用のもの以外は自治体に回収を依頼できます。
何ゴミになるかは自治体によって違いますので、きちんと確かめてから回収しましょう。
なお、ガスコンロのごとくは金属ゴミになる場合もあります。
ですから、分解が必要な場合は、きちんと分別して出してください。
5-2.不用品回収業者を依頼する
事情があって今すぐガスコンロを処分したいという方や、ガスコンロが複数あって処分に困っているという場合は、不用品回収業者を依頼しましょう。
不用品回収業者とは、有料もしくは無料で家庭から出る不用品を回収してくれる業者のことです。
業者によって回収方法はさまざまですが、中には悪質な業者も存在しますので、会社情報をインターネットで検索してみるなど、トラブルを避けるための対策は必要でしょう。
また、引き取り料は業者によって異なりますので、必ず見積もりをとってから依頼するようにしてください。
6.おわりに
いかがでしたか?
今回はDIYでガスコンロを交換する方法をご紹介しました。
据え置き型の場合は、自分で交換することが前提になっています。
ですから、メーカーのホームページにも交換の仕方が写真付きで載っているところもあるでしょう。
しかし、ビルトインガスコンロの場合は、基本的に業者が行った方が安全です。
また、取りつけにもコツがいりますので、民間資格といえども取得した方がスムーズに行えるでしょう。
無理をしないように注意してください。
また、ひとつのコンロがダメになった場合は、残りのコンロの寿命も長くはありません。
三口コンロのうちひとつが壊れただけでは交換する気が起こらない方もいるでしょう。
しかし、調子の悪いコンロを使っているとガス漏れの原因になることもあります。
ガス爆発が起これば、自分の家だけではなく近隣住人にも迷惑がかかるでしょう。
ですから、調子が悪くなったガスコンロができるだけ早く交換してください。