【必見】パソコンの初期化だけではデータが残るって本当? 完全な消去方法を紹介
2020/03/17
2022/01/13
「パソコンを初期化してもデータが残るというのは本当か?」とお困りではありませんか? パソコンを処分する際、パソコン内のデータを完全に消去しないと大変なことになる可能性があります。「初期化して処分すれば安心」と思っている人も多いと思いますが、実は初期化でパソコン内のデータを完全消去することは不可能です。では、一体どうすればよいのでしょうか。
この記事では、パソコンを初期化してもデータが残る理由や、データを完全に消去する方法などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
この記事を読むことで、パソコンのデータを完全消去する重要性や、データ消去を依頼する業者の選び方などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。
1.パソコンを初期化してもデータは残るのか?
まずは、パソコンを初期化してもデータが残る理由について解説しましょう。
1-1.初期化の意味
初期化とはパソコンを初期状態に戻すことで「リカバリー」とも呼ばれます。パソコンが工場から出荷されたときの状態に戻るため、インストールしたソフトや保存していたデータなどはすべて消えることになるのです。初期化するとパソコン内のデータを閲覧することはできなくなります。
1-2.どんなときに初期化するのか?
パソコンにエラーや不具合が起きたとき、初期化することで問題が解決される場合が多くなっています。また、パソコンがウイルスに感染してしまった場合も、初期化することでリセットできる可能性があるのです。そのほかにも、パソコンの動作が遅くなってしまったとき、不要なデータを消して速度を回復させるために初期化するケースもあります。
1-3.初期化だけではデータが復元できてしまう
初期化すればパソコン内のデータがすべて消えたように見えますが、実はパソコンのメモリーにはデータが保持されたままになります。そのため、復元ソフトを使用すれば消したはずのデータが復元できてしまうのです。復元ソフトは間違って必要なデータを消去してしまったときの対応策として使用するものですが、データを復元して悪用するために使用されることもあるため、注意しなければなりません。
2.パソコンに記録されているデータは?
データ消去の重要性を知るためにも、パソコンに記録されているデータについても知っておきましょう。
2-1.さまざまな個人情報が記録されている
パソコンには、さまざまな個人情報が残っています。氏名や生年月日・住所・メールアドレス・勤務先などのほかにも、プロバイダーサービスのIDやパスワード・クレジットカード情報なども含まれているのです。また、自分自身の情報だけでなく、家族や友人・知人の連絡先や写真なども記録されていることが多いでしょう。
2-2.企業のパソコンにも重要なデータが
会社で使用していたパソコンにも、大量の重要なデータが記録されています。企業の財務情報や人事情報・顧客情報など、流出すると大変な事態になるデータばかりです。会社で使用しているUSBメモリーを持ち帰って自宅のパソコンで使用した場合、自宅のパソコンにデータが残っている可能性もあるため、注意してください。
2-3.流出すると犯罪に巻き込まれる危険も
パソコンのデータが流出し、第三者によって悪用された場合、トラブルや犯罪に巻き込まれる可能性があります。実際に、データが流出したことで、SNSの乗っ取りやクレジットカードの不正利用などのトラブルに巻き込まれた例は少なくないのです。また、住所や電話番号が流出すれば、詐欺や架空請求などのターゲットとして狙われる可能性もあるでしょう。
3.データを完全に消去する方法
パソコンのデータを完全に消去する方法をご紹介しましょう。
3-1.データ消去ソフトを使用する
市販のデータ消去ソフトを使用して自分で消去する方法です。無意味なデータを上書きすることでデータを読み込み不可能にするため、パソコンが問題なく起動する場合は実践してみるとよいでしょう。データ消去ソフトには無料のものと有料のものがあり、消去するスピードや手間に違いがあります。また、windows vista以降のパソコンは消去ソフトがインストールされているものも多いため、確認してみるとよいでしょう。
3-2.物理的に破壊する
パソコンが壊れていて電源が入らない場合や、ソフトを使って消去する自信がない人は、ハードディスクを物理的に破壊する方法もあります。パソコンからハードディスクを取り出し、ハンマーでたたいたりドリルで穴を開けたりして完全に破壊しましょう。費用がかからないのでおすすめの方法ですが、取り外すのが難しい場合もあるため、ケガには十分注意してください。
4.データ消去を業者に依頼する方法も
パソコンの回収や処分を行っている業者の中には、データ消去を同時に受け付けているところもあります。自分で消去するのが難しい場合は依頼するとよいでしょう。
4-1.業者選びは慎重に
パソコンのデータ消去を受け付けている業者は数多くありますが、その中でも信頼できる優良な業者を選ぶためには、以下のポイントをチェックするとよいでしょう。
- 豊富な実績があるか
- 一般廃棄物収集運搬業や古物商の許可を得ているか
- 料金体系が明確か
- サービス内容が充実しているか
- 丁寧でスピーディーな対応か
4-2.回収方法を確認しよう
パソコンの回収方法には、主に「持ち込み」「宅配」「出張」の3つがあります。近くに店舗がない場合や自分で運搬するのが難しい場合・ほかにも回収してほしい不用品が多数ある場合は、宅配回収や出張回収に対応している業者を選ぶとよいでしょう。
4-3.パソコン処分本舗ではデータ消去証明書の発行も可能
パソコン処分本舗では、パソコンや不用品の無料回収を行っています。最新の専用機器を使ったデータ消去も受け付けているため、ぜひチェックしてみてください。確実にデータ消去が行われたことを証明する「データ消去証明書」の発行も依頼できるため、安心して利用するとよいでしょう。
5.パソコンのデータ消去に関するよくある質問
「パソコンのデータを消去したい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。
Q.パソコンを初期化する際の注意点を教えてください。
A.すべてのデータが消えてしまうため、大切なものはバックアップをとっておくことをおすすめします。
Q.パソコンから取り出して破壊したハードディスクは、どうやって処分すればよいのでしょうか?
A.不燃ゴミとして捨てられる自治体や小型家電として回収している自治体などさまざまです。事前に確認しておきましょう。
Q.パソコンを初期化すると、外付けハードディスクに保存してあるデータも消えますか?
A.いいえ。外付けハードディスクのデータは消去されません。
Q.処分したパソコンが第三者の手に渡るのはどんなときでしょうか?
A.買取に出したときや回収所から盗難されたとき・悪質な回収業者が転売したときなどです。
Q.データを消去すればパソコンを粗大ゴミとして捨てて問題ありませんか?
A.いいえ。パソコンはPCリサイクル法に則(のっと)って処分する必要があるため、粗大ゴミとして捨てることはできません。
まとめ
パソコンを初期化してもデータが残る理由や、データを完全に消去する方法などを詳しくご紹介しました。パソコンを処分する際は、トラブルを避けるためにデータを消去する必要があります。確実に消去するために業者への依頼も検討しましょう。ぜひこの記事を参考に、安全にパソコンを処分してください。