エアコンの移設を業者に依頼すべき理由は? 方法や注意点も紹介!

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「エアコンは自分で移設するのは不可能なのか?」「どんな業者に依頼できるのか分からない」とお困りではありませんか? 引っ越しなどでエアコンを移設する際、自分でできるのか疑問に思う人は多いでしょう。「費用が安く済む方法を知りたい」「手間をかけたくない」など、希望に合った移設方法を検討するべきです。

今回は、エアコンの移設を自分で行う場合の難易度や移設を依頼できる業者・古いエアコンの処分方法などを詳しくご紹介しましょう。

  1. エアコンの移設は自分でできるのか?
  2. エアコンの移設を業者に依頼する方法
  3. エアコンの移設を業者に依頼する際の注意点
  4. 買い替えたほうがお得なケースも
  5. 古いエアコンの処分方法を紹介
  6. エアコンの移設に関するよくある質問

この記事を読むことで、エアコンの移設を自分で行う場合のリスクや、不要になったエアコンを手軽に処分する方法などが分かるはずです。

1.エアコンの移設は自分でできるのか?

まずは、エアコンの移設を自分でおこなう場合の難易度やリスクについてご紹介しましょう。

1-1.エアコンの移設は工程が多い

エアコンの移設には取り外し作業と取り付け作業が必要になるため、工程が非常に多いのが特徴です。工程を飛ばしてしまったり間違えたりすると元のようにエアコンを使えない可能性もあるでしょう。エアコン移設の大まかな工程は以下のとおりです。

【取り外し作業】

  1. ポンプダウンを行う
  2. 室外機から配管を取り外す
  3. 室外機を取り外して搬出する
  4. 室内機を取り外して搬出する
  5. 配管の穴をふさぐ

【取り付け作業】

  1. 壁穴を設置する
  2. 背面版を取り付ける
  3. 室内機を取り付ける
  4. 配管の長さ調節やフレア加工をおこなう
  5. 室外機を取り付ける
  6. 真空引きを行う
  7. ケーブル類を接続し、試運転をする

1-2.失敗すると事故が発生するリスクも

室内機と室外機をつないでいる配管の中には、冷媒ガスが入っています。ポンプダウン作業に失敗するとこの冷媒ガスが漏れ出し、圧縮機が破裂してしまう可能性があるのです。破裂の威力によって室外機が全壊し、飛び散った破片で家族がケガをしてしまう危険もあります。もちろん、エアコンが壊れて使えなくなるため、余計な出費がかさむことにもなるでしょう。

2.エアコンの移設を業者に依頼する方法

エアコンの移設を業者に依頼するには、主に3つの方法があります。

2-1.引っ越し業者

引っ越しに伴ってエアコンを移設する場合は、引っ越し業者に依頼するのが最も手軽な方法です。移設を依頼するための業者を探さなくて済むのは大きなメリットでしょう。引っ越しと同時に移設も済ませられるため、手間がかかりません。ただし、エアコン移設サービスを行っていない引っ越し業者もあるので注意が必要です。

2-2.運送業者

エアコンの移設と運搬を受け付けている運送会社もあります。遠方に住んでいる人からエアコンを譲り受ける場合など、引っ越し以外で遠距離の運搬が伴うケースなら、運搬業者に依頼したほうがよいでしょう。もちろん、エアコンの取り外しと設置だけ専門業者に依頼して運搬は自分で行うという選択肢もあります。しかし、エアコンは重くて衝撃に弱いため、運送の専門業者に任せると安心です。

2-3.エアコン専門業者

運送の必要がない場合は、エアコン専門業者に取り外しと取り付けの作業を依頼するのがおすすめです。運搬業務がないので料金が安めに設定されている場合が多く、お得に利用できます。近距離であれば運搬を依頼できる業者もあるため、確認してみるとよいでしょう。

3.エアコンの移設を業者に依頼する際の注意点

エアコンの移設を業者に依頼するにあたって、確認しておくべき注意点をご紹介しましょう。

3-1.追加料金は発生しないか

状況によっては追加工事が必要になることもあります。そうなると、追加料金が発生し、見積もり時とは違う料金になってしまうため、トラブルに発展するケースも珍しくありません。特に、電圧の切り替えやコンセントの増設が必要な場合や、配管が劣化していて交換しなければならない場合、冷媒ガスの補充が必要な場合などに、追加料金が発生します。優良な業者であれば、このような追加工事が発生する可能性について事前に説明があるはずです。

3-2.業者選びは慎重におこなう

エアコンの移設を依頼する業者は、料金だけでなく実績やサービス内容などもチェックした上で慎重に選ぶことをおすすめします。できるだけ実績が豊富で保証がしっかりしている業者を選ぶと安心です。また、実際にその業者を利用したことがある人たちの口コミもチェックしておきましょう。

3-3.注意が必要な業者は?

以下のような特徴の業者を利用するとトラブルが発生する可能性があるため、避けたほうがよいでしょう。

  • ホームページがない
  • 料金体系が不明確
  • 無料見積もりを受け付けていない
  • トラブルが発生した際の保証がない
  • 見積書に詳細が記載されていない

4.買い替えたほうがお得なケースも

状況によっては、新しいものに買い替えたほうがお得なケースもあります。

4-1.なぜ買い替えたほうがお得なのか?

エアコンの移設作業を業者に依頼した場合の費用は20,000~30,000円が相場です。エアコンを新しく購入しても数万円プラスすれば済む程度なので、場合によっては買い替えたほうがお得なこともあります。最新のエアコンは省エネ機能がついているため、古いエアコンを使い続けるより光熱費の節約にもなるでしょう。

4-2.買い替えがおすすめなのはこんなケース

エアコンを移設してそのまま使い続けるより、買い替えがほうがお得になる可能性が高いのは、次のようなケースです。

  • 10年近く前に購入したエアコンを使い続けている
  • 省エネ機能がついていない
  • 対応畳数が使用する部屋の大きさに合っていない

5.古いエアコンの処分方法を紹介

古いエアコンを処分する方法についても、確認しておきましょう。

5-1.家電量販店に引き取ってもらう

買い替えの場合は、新しいエアコンを購入する家電量販店に古いエアコンを引き取ってもらいましょう。エアコンは家電リサイクル法の対象品目なので、家電量販店にリサイクル料金を支払う必要があります。新しいエアコンを設置しに来たときに古いエアコンを取り外して回収してもらえるため、手間がかからないのがメリットです。ただし、収集運搬料金も発生するので事前に金額を確認してください。

5-2.指定引取場所へ持ち込む

自分で運搬できる場合は、指定引取場所へ直接持ち込むことも可能です。収集運搬料金がかからないので少しでも費用を節約したい場合は検討してみるとよいでしょう。ただし、取り外しについては自分で対処する必要があります。最寄りの指定引取場所はこちらから検索可能なので参考にしてください。

5-3.不用品回収業者に依頼する

引っ越し時などエアコン以外にも不用品が多数出た場合は、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。自分で分別する必要もなく、不用品をまとめて回収してもらえます。ただし、廃棄物収集運搬許可を取得しているか、エアコンの取り外しも依頼できるのかなど、事前の確認が必要です。悪質な業者を利用すると不用品を不法投棄されるなどのトラブルに巻き込まれる可能性があるので十分注意してください。

6.エアコンの移設に関するよくある質問

「エアコンを移設したい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.引っ越し業者にエアコンの移設作業を依頼した場合、費用はどのくらいかかりますか?
A.運搬距離にもよりますが、10,000~30,000円前後が相場です。

Q.一昔前のエアコンと最新のエアコンでは、電気料金にどのくらいの差があるのでしょうか?
A.現在と10年前を比較すると年間3,000円以上の違いがあるといわれています。

Q.買取対象になるのはどのようなエアコンですか?
A.製造から5年以内で故障していないもの・目立つ汚れや傷がないものであれば買取対象になる可能性があります。

Q.エアコンの平均寿命は何年ですか?
A.使用頻度や使用環境にもよりますが、10年前後といわれています。

Q.悪質な不用品回収業者に多い特徴を教えてください。
A.所在地を明らかにしない・見積もりを書面で提出しない・突然訪問してくる・トラックで地域を回っているなどの特徴があります。

まとめ

エアコンの移設を業者に依頼する方法やメリット・注意点などを詳しくご紹介しました。エアコンの移設は自分で行うと失敗する可能性が高いため、プロに依頼するのがおすすめです。依頼先は状況に合わせて慎重に選び、トラブルに巻き込まれないよう注意しましょう。