プリンターの買い替え時期は? 寿命を延ばす方法や処分方法をご紹介
2021/04/12
プリンターは長く使用していると、摩耗などによって劣化が生じます。劣化が進むとさまざまな不具合が起こり、やがて寿命を迎えることになるでしょう。プリンターが寿命を迎えた場合、買い替えなどを考えなければなりません。とはいえ、プリンターの平均寿命はどのくらいなのか、少しでも長くプリンターを使う方法はないのかなど、分からない点が多いと思います。プリンターの不具合で悩んでいる方は、買い替え時期などを知っておくと安心です。
そこで、本記事では、プリンターの寿命や寿命を延ばすコツなどをご紹介します。
プリンターが寿命を迎え、買い替えを検討されている方は、古いプリンターの処分方法も併せて覚えておきましょう。
1.プリンターを買い替える理由は?
プリンターは、どのような場合に買い替えを考える必要があるのでしょうか? 具体的な理由を考えていきます。
1-1.汚れがひどい
プリンターに汚れが頑固にこびりつき、落とすことができない場合、買い替えを検討する時期を迎えているといえるでしょう。メンテナンスをしても改善しない場合、寿命が近いサインです。
1-2.紙詰まり
紙詰まりが頻繁に起きる場合は、給紙ローラーなどに問題を抱えている可能性があるでしょう。ホコリなどが原因となっている場合もあれば、ローラーに損傷が起きている場合もあります。
1-3.異音
プリンター内部から異音が出ている場合、パーツの劣化や摩耗などが考えられます。修理に出しても、費用が割高になってしまうケースがほとんどでしょう。高額な修理費用を出すのであれば、プリンターの買い替えをしたほうがお得です。
1-4.サポート期間が切れた
メーカーのサポート期間は、製造終了後5年程度となっています。プリンターの想定寿命に合わせ、サポート期間が設定されている場合が多いでしょう。サポート期間が切れた後は、修理にかかる費用がすべて実費になるのに加え、メーカーでの部品保有期限も迎えてしまうのです。現在使用中の機種についてサポート期間の終了が公表されたら、買い替えを検討してみてください。
1-5.パソコンを買い替えたとき
パソコンを買い替えると、年式が古いプリンターが対応できなくなる場合があります。パソコンに対応しないようであれば、プリンターも新モデルへの買い替えを考えなければなりません。
2.プリンターの寿命を延ばすには?
プリンターの寿命を延ばす方法について解説します。
2-1.定期的にクリーニングを実践する
定期的にヘッドなどのクリーニングを実践し、プリンターの内部をきれいにしておくことも、プリンターの寿命を延ばすポイントです。目詰まりなどを解消することができ、良好な状態を維持できるでしょう。
2-2.メンテナンスボックスの入れ替え
プリンター内部にあるメンテナンスボックスの入れ替えをこまめに行うと、プリンターの寿命を延ばすきっかけになります。メンテナンスボックスは、余分なインクを吸収するボックスです。吸収できる量に限界があるため、定期的な交換をすることが大切なポイントとなります。きちんと交換をしておけば、プリンターを良好な状態で維持できるでしょう。
2-3.純正インク以外は使わない
プリンターは、純正インクを使うことで寿命を延ばすことができます。純正インクは、プリンターが正常に稼働するよう配慮して作られているのです。そのため、安価なインクを使うと、プリンターに負荷がかかり、故障する原因となるので注意してください。
3.おすすめのプリンターをチェック
おすすめのプリンターをいくつかご紹介します。
3-1.エプソン
エプソンは、インクジェット複合機カラリオシリーズが人気です。A4サイズ対応のカラリオEP-708Aが、安価でありながら高機能なプリンターとなっています。価格は、2万〜3万円台と手頃です。エプソンは、ピエゾ方式というインク方式を採用しています。電気でインクを変圧するのが特徴です。
3-2.キャノン
キャノンのインクジェットプリンターも、高画質な印刷ができることで人気があります。PIXUSシリーズが好評です。TS6230はスマホからの印刷もできるA4対応モデルとなっています。2つの給紙口があり、置き場所を選べて便利です。
3-3.ブラザー
ブラザーもピエゾ方式を採用しているプリンターを出しています。そのため、ヘッドの劣化が進んでくると、プリンターの不具合が多くなるでしょう。ヘッドの劣化が目立ち始めたら、買い替え時期だといえます。ブラザーのプリンターでは、DCP-J577Nが低価格で購入しやすい機種でしょう。
3-4.ヒューレットパッカード
ヒューレットパッカードのプリンターは、インクジェット方式を採用しています。スマホでの操作も可能で、印刷性能の良さと高速印刷が魅力のプリンターです。低価格で購入でき、スリムな設計で置き場所に困らないのも特徴でしょう。家庭用として使われるだけでなく、オフィス用としても活躍しています。
3-5.フォトプリンターも人気がある
フォトプリンターも人気があります。キャノンのフォトプリンターは特に好評で、手のひらに収まる小さなサイズで、スマホとの連携も簡単にできるのが魅力です。コラージュや画像加工した写真も、すぐに印刷できます。ただし、無線接続ができないため、持ち運びには不向きなので注意しましょう。
4.不要になったプリンターを処分する方法
不要になったプリンターを処分する方法を具体的にご紹介します。
4-1.自治体回収
不燃ゴミや粗大ゴミなどとして、自治体回収が可能なプリンターの条件がどのようなものか、自治体のルールをしっかり確認しておきましょう。粗大ゴミとして出す場合、自治体への事前申請と手数料の支払いが必要です。粗大ゴミ受付センターのホームページにアクセスし、申請手続きをしてください。
4-2.小型家電としてリサイクル回収に出す
不要になったプリンターは、小型家電としてリサイクル回収に出すことができます。自治体が設置する小型家電リサイクルボックスに投入するだけで、リサイクル回収は完了です。利用料はかかりません。ただし、設置場所が限られているのと、持ち込みを要するため、運搬手段が確保できない場合は難しいでしょう。また、投入口のサイズが限られているので注意してください。
4-3.不用品回収業者
不用品回収業者に依頼し、プリンターの回収をしてもらう方法があります。出張回収が基本であるため、プリンターの運搬を必要としないのがメリットです。ただし、回収費用が自治体回収などと比べて割高となります。不用品をまとめて処分すると割引が適用になるプランなどについて見積時に相談してみてください。
4-4.パソコン専門回収業者
パソコン専門回収業者に依頼し、プリンターを回収してもらう方法があります。ただし、プリンターだけだと引き取ってもらうのは難しい場合があるため、パソコンと同時回収を依頼するといいでしょう。費用は業者によってまちまちです。必ず見積もり・サービス・対応などを比較し、業者を選びましょう。
5.プリンターの寿命でよくある質問
プリンターの寿命に関する質問を集めました。
Q.プリンターの平均寿命は何年ぐらい?
A.プリンターの平均寿命は、3〜5年とされています。部品の寿命によってプリンターが使えなくなるケースもあるのです。販売店によるプリンターの保証期間は、最大で5年程度となっています。製造から5年が経過して不具合が生じた場合は、買い替えや処分を検討したほうがいいでしょう。
Q.異音が発生する場合もプリンターの寿命と考えたほうがいいのか?
A.はい、異音の発生も寿命を示すサインの1つです。部品の摩耗や劣化などが原因で、異音が発生するケースがほとんどでしょう。修理しても高額な費用がかかるため、買い替えなどを検討する時期を迎えています。
Q.プリンターのヘッドが寿命を迎えると、どのような症状が起きるのか?
A.ヘッドが寿命を迎えると、印字が薄くなる・色味が悪くなるなどの症状が出ます。使用頻度が高いほど、ヘッドの摩耗が早まるので注意してください。
Q.プリンターは寿命を迎えてから買い替えてもいいのか?
A.できれば、寿命を迎える前に買い替えましょう。寿命を迎えてから急いで買い替える場合、プリンターの価格が下がる時期を逃してしまう可能性があるからです。不具合が頻繁に続くようになったら、買い替えを検討しましょう。
Q.寿命を迎えたプリンターは、下取りに出すことができるのか?
A.プリンターは、下取り対象になりにくいでしょう。販売店によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
まとめ
プリンターの平均寿命は、3〜5年とされています。寿命を迎えたプリンターは処分を検討しなければなりません。処分方法を知っておくとともに、プリンターを長く使えるよう、寿命を延ばす方法も覚えておいてください。