プリンターの選び方ならお任せ! 満足するコツ&おすすめの機種10選!

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

そろそろ、プリンターの買い替えをお考えではありませんか? プリンターも長く使っているうちに、さまざまな不満や不具合が出てくることでしょう。せっかく買い替えるのなら、満足度の高い1台を選びたいですよね。そのためにも、まずは、どんなポイントをチェックして選ぶべきか知っておく必要があります。

そこで今回は、プリンターの選び方について詳しく解説しましょう。

  1. プリンターにはどんな種類がある?
  2. プリンターの選び方10のポイント
  3. 今人気のおすすめプリンター10選
  4. 目的に合ったプリント用紙の選び方
  5. 古いプリンターを処分する方法
  6. プリンターの選び方に関するよくある質問

この記事を読むことで、プリンターを選ぶコツがよく分かります。プリンターの購入予定がある人は、記事を読んでみてください。

1.プリンターにはどんな種類がある?

最初に、プリンターの主な種類を見ていきましょう。

1-1.ドットインパクトプリンター

ドットインパクトプリンターは、印刷ヘッドに並べたピンをインクリボンにたたき付けることで印刷します。複写用紙や宅配伝票などに印刷でき、主に業務用として使用されるプリンターです。モノクロ印刷だけに対応し、使用用途が限られることから、一般家庭ではほとんど使われません。本体価格もほかのプリンターに比べて高価です。

1-2.インクジェットプリンター

インクジェットプリンターは、液体インクを加圧・加熱して微粒子にし、印刷用紙に吹き付けて印刷します。粒子を細かくすることで、写真画質の原稿でも繊細で美しい表現ができるのが特徴です。カラー印刷が比較的安価にできることから、現在家庭用プリンターの主流となっています。ただし、印刷がにじみやすい、水に弱い点などがデメリットです。

1-3.レーザープリンター

レーザープリンターは、ドラムに印刷内容をレーザーで照射し、粉状のトナーを付着させて熱で溶かし、用紙に転写して印刷します。レーザープリンターは、大量の印刷を高速で行えることがメリットです。反面、本体サイズが大きくトナー代が高く付くことがデメリットでしょう。印刷用途によって、モノクロ印刷専用機とカラー印刷対応機から選ぶことができます。

1-4.フォトプリンター

フォトプリンターは、スマホなどで撮影した写真画像を気軽に印刷できるプリンターです。小型で携帯しやすく、いつでも好きなときに印刷できることから、若い女性を中心に人気が高まっています。

2.プリンターの選び方10のポイント

プリンターを選ぶときのポイントを10個解説します。

2-1.使用目的に合った種類か

プリンターは、使用目的によって適する種類が大きく異なります。まずは、どんな目的で使用するかを考え、1-1を参考に種類を決めるといいでしょう。なお、1台でカバーできない場合は、メイン・サブそれぞれ1台ずつ購入する方法もあります。たとえば、大量のビジネス文書印刷用にモノクロレーザープリンター、プレゼン資料用にインクジェットプリンターといった感じです。

2-2.印刷品質は満足できるレベルか

プリンターは、印刷品質が命です。小さな文字をクッキリ印刷したい、繊細な表現をしたい、といった場合は高精細な印刷ができるものを選びましょう。なお、同等クラスのプリンターでも、メーカーによって色のノリや鮮やかさが異なります。販売店などで印刷実例をチェックすると分かりやすくておすすめです。

2-3.使用できる用紙の種類が豊富か

使用できる用紙の種類が豊富な機種は、さまざまな楽しみ方ができます。一般家庭で主に使われるインクジェットプリンターでは、ハガキ~A4サイズの大きさに対応できるものが多いでしょう。また、厚さ2㎜程度までの用紙や市販のシール用・ラベル用紙に対応している機種も多く見られます。メーカーや機種によって対応可能な用紙の種類が異なるので、しっかりチェックしてから選んでください。

2-4.価格が予算内か

価格が予算内に収まることも、重要なポイントです。予算に限りがあるときは、予算内でベストの機種を探すようにしましょう。同程度の性能でも、メーカーによって価格設定に差があります。予算内に収めることを重視するのなら、メーカーを問わず広く検討してみるといいでしょう。セールなど、お目当てのプリンターが安くなるまで購入を待つのもおすすめです。

2-5.印刷コストが適正か

プリンターを選ぶときは、印刷コストもチェックしておきましょう。インク代・トナー代や用紙代が高すぎると、使い続けるほどに印刷コストが高く付きます。印刷品質にこだわった機種ほど、印刷コストが高く付く傾向があるので、よく考えて選ぶといいでしょう。モノクロ文書の印刷が主で、写真印刷をほとんどしない場合には、印刷コストが安い機種でも十分に対応できます。

2-6.スキャナー機能の有無

スキャナー機能の有無も確認しておきましょう。最近のプリンターは、スキャナー機能を装備した複合機が多くなっています。スキャナー機能があれば、プリンターで原稿を読み取って印刷することも可能です。また、パソコンやスマホにスキャンしたデータを転送して保存することもでき、プリンターの活用範囲が一気に広がります。

2-7.設置場所に合ったサイズか

プリンターの設置サイズもチェックしてください。本体サイズによっては、設置場所に置けない可能性もあります。失敗を防ぐには、設置予定場所のサイズを実測しておくことです。なお、実際には用紙フィーダーの出し入れ・インクの補充作業・用紙のセットなどがスムーズに行えるよう、余裕を持って設置する必要があるので注意しましょう。

2-8.静音設計か

静音設計になっているかどうかも、きちんと確認してください。プリンターは、機種によって動作音の大きさが気になることがあります。特に、一般家庭で夜間に印刷する場合、動作音が大きいと集合住宅などでは近所迷惑になることもあるでしょう。その点、静音設計や静音モードがあるプリンターなら、安心して使うことができます。

2-9.Wi-Fi対応か

Wi-Fi対応の機種なら、パソコンや通信機器と有線接続せずに済み、置き場所を自由に選ぶことができます。Wi-Fi対応の有無によりプリンターの使い勝手が大きく左右されるため、必ずチェックしておきましょう。現在発売中の多くのプリンターが対応していますが、無名メーカーの安価なモデルなどで非対応のものもあります。

2-10.給紙方法

プリント用紙の給紙方法もチェックしてください。背面と前面の両方に対応しているとスムーズに給紙できて便利です。機種によっては、ハガキとハガキ以外の印刷用紙を別々のトレイにセットできるものもあります。さらに、ADF搭載機種なら、20枚程度の原稿を連続読み取りできたり、大量の文書印刷が効率よくできたりするため、ビジネスシーンにもおすすめです。

3.今人気のおすすめプリンター10選

今、特に人気が高くておすすめのプリンター10選をご紹介しましょう。

3-1.エプソン カラリオ EP-881A

6色の独立カートリッジインクを採用し、スマホとのWi-Fi接続で簡単に高画質な写真プリントを楽しむことができます。また、本体は好みにより4色から選ぶことができ、コンパクトなデザインでどんな空間にもなじみやすいことでも人気です。

  • 実売価格:16,000~16,600円程度

3-2.エプソン カラリオ EP-811A

色鮮やかな表現を可能とした、6色の独立インクで写真を生き生きと印刷したい方におすすめのプリンターです。スマホからダイレクト印刷することもでき、パソコンを介する必要もありません。便利な前面2段給紙を採用し、異なる用紙の連続印刷もスムーズです。

  • 実売価格:12,700~13,500円程度

3-3.エプソン カラリオ EP-982A3

コンパクトな本体ながら、気軽にA3用紙の印刷ができるモデルです。高画質で迫力のある印刷表現と相まって、ポスターや販促物の作成などにも重宝することでしょう。Wi-Fi対応・自動両面プリントにも対応し、4.3型のワイドタッチパネル採用により直感で簡単に操作できます。

  • 実売価格:32,000~34,500円

3-4.キヤノン PIXUS TS8230

6色ハイブリッドインクにより鮮明で鮮やかな発色を実現し、最高4,800dpi対応で小さな文字までクッキリと印刷可能です。本体カラーには、ブラック・ホワイト・レッドの3色があります。そのほか、Wi-Fi対応・スマホからのダイレクト印刷・自動両面プリントなどの多彩な機能や、タッチパネルの使いやすさでも人気です。

実売価格:15,300~16,400円程度

3-5.キヤノン PIXUS TS5030S

リーズナブルな価格ながら、5色ハイブリッドインク搭載・顔料ブラックインクによる鮮明で高品質な印刷を実現したエントリーモデルです。Wi-Fi対応によりスマホやクラウドのデータを直接印刷可能など、機能面も充実しています。

  • 実売価格:8,300~9,400円程度

3-6.キヤノン G6030

特大容量のインクタンクに対応し、大量の文書印刷を高速かつコストダウン化することを可能にしたビジネス向けモデルです。モノクロ文書やプレゼン資料などの印刷をスムーズに行うことができ、業務の効率化を実現できます。

  • 実売価格:35,000~38,800円程度

3-7.キヤノン TR9530

A3対応5色のハイブリッドインクで、写真や文字を粒状感なく美しく印刷できます。自動両面ユニットやADFを搭載し、大量の文書も素早くコピー・印刷できるなど、ビジネスシーンでの使用にも力を発揮する高性能インクジェットプリンターです。

  • 実売価格:28,500~32,000円程度

3-8.ブラザー プリビオ DCP-J978N

画彩写真仕上げProモードを搭載し、4色の染色インクとブラックの顔料インクによりクッキリと鮮やかな色彩表現を可能にしています。A4用紙をまとめて20枚スキャンできるので、大量の書類を効率よくデータ化・印刷可能です。

  • 実売価格:11,900~13,000円程度

3-9.ブラザー プリビオ MFC-J6983CDW

大容量2段トレイと多目的トレイ搭載し、大量の文書印刷に対応したモデルです。耐久性が高く、A3用紙にも対応可能など、家庭用に限らずビジネスシーンにも幅広く役立つ1台として人気を集めています。

  • 実売価格:35,700~39,600円程度

3-10.ブラザー ジャスティオ HL-L2330D

コンパクトでリーズナブルなモノクロレーザープリンターです。A4モノクロ印刷が1分当たり30枚の高速スピードで印刷でき、業務の効率化を強力に後押しします。分離型トナー&ドラムを採用し、低コスト化した点にも注目です。

  • 実売価格:8,900~10,200円程度

4.目的に合ったプリント用紙の選び方

プリンターをより活用するためには、目的に合ったプリント用紙を選ぶことが大切です。

4-1.ビジネス文書には普通紙や上質紙

ビジネス文書を印刷するなら、普通紙や上質紙がおすすめです。ビジネス文書は文章が主体であり、写真印刷のような高精細さを求めることはほぼないため、普通紙や上質紙で十分に対応できます。また、資料作成などのために大量に印刷することが多くコストを重視することから、リーズナブルな点でも適しているでしょう。

4-2.カラーイラスト入りの文書にはカラー印刷用紙

カラーイラストやグラフ入りの文書には、カラー印刷用紙がおすすめです。表面に特殊コーティングを施すことで色ノリがよく、キレイに印刷できます。たとえば、ポスターやプレゼン用の資料など、仕上がりのよさを重視した印刷に向くでしょう。また、普通紙や上質紙よりも厚手なので、インクジェットプリンターに特有の裏写りを防げます。

4-3.写真印刷の品質を極めるなら写真専用用紙

子どもやペットの写真などを、インクジェットプリンターで高画質印刷したい場合などには、写真専用用紙がおすすめです。1枚当たりの単価は高めですが、表面に特殊なコーティングが施してあることでインクがにじみにくく、繊細な表現を実現できます。また、インクの発色もよいので、美しい色合いで印刷できるのもメリットです。仕上がりの好みによって、つやなし・つやあり・絹目風などから選ぶことができます。

5.古いプリンターを処分する方法

古いプリンターの処分方法を、メリット・デメリットと併せて解説します。

5-1.自治体回収に出す

不要になったプリンターは、自治体回収に出して処分することができます。自治体回収に出す場合、以下の3つの区分となるでしょう。

  • 不燃ゴミ:自治体が指定した場所・曜日・時間に出すと無料で回収してもらえる
  • 粗大ゴミ:不燃ゴミの対象外となる大きさのものが対象。有料(1台数百円程度~)・事前申し込みが必要な場合が多い
  • 小型家電:小型家電リサイクル法に基づき資源リサイクルを目的に回収する。役所や商業施設に設置してある専用回収ボックスに投入すると無料で処分可能

なお、ゴミの区分は自治体によって異なるため、事前に確認してから出しましょう。

メリット

  • 回収費用が無料もしくは格安
  • 小型家電は回収後資源リサイクルされる

デメリット

  • 不燃ゴミ・粗大ゴミは自治体が指定した集荷場所と日時に出す必要がある
  • 不燃ゴミ・粗大ゴミは回収後廃棄処分となり資源が有効活用されない
  • 小型家電は専用回収ボックスの設置数が少ない
  • 集荷場所まで運ぶ手間がかかる

5-2.不用品回収業者に処分を依頼する

不用品回収業者に依頼してプリンターを処分するのもおすすめです。不用品回収業者では、主に以下の3つの方法で回収してもらうことができます。

  • 店頭持ち込み:業者の店頭に直接持ち込む
  • 宅配回収:宅配便で業者に送付する
  • 出張回収:日時・場所を指定して業者に回収してもらう

メリット

  • 回収後は再販・資源リサイクルされることが多い
  • 状態によっては買取になることもある
  • プリンター以外の不用品も同時に処分してもらえる
  • 集荷場所まで運ぶ手間がかからない
  • 出張回収は都合のいい日時を指定できる

デメリット

  • 出張回収はプリンター1台だけでは回収費用が高く付く

なお、当パソコン処分本舗でも、不要になったプリンターの処分をお受けしています。宅配回収なら、宅配便の送料をご負担いただくだけで処分可能です。さらに、スマホやタブレットなど送料無料対象品との同梱(どうこん)で、処分費用・送料共に無料となり大変お得ですから、ぜひご利用ください。

5-3.リサイクルショップに売る

ほぼ新品で使用感が少ないプリンターは、リサイクルショップで買取してもらえることがあります。買取を希望する場合は、業者の査定を受けましょう。

メリット

  • 買取後は中古品として再販され、資源を有効活用できる
  • 査定~代金受け取りまでその場で可能
  • プリンター以外の不用品も買取してもらえる

デメリット

  • 新品でも無名メーカーだと買取不可のことがある
  • 買取価格が安い
  • 個人店では店頭買取だけ対応可能
  • 買取不可の場合は引き取り処分も依頼できない

5-4.ネットオークションやフリマアプリで売る

不要になったプリンターは、ネットオークションやフリマアプリに出品して売ることもできます。専用サイトに出品手続きし、落札されるのを待ちましょう。なお、最近は業者が出品する傾向が増えており、早期落札が難しいケースもあるでしょう。

メリット

  • リサイクルショップなどで買取不可のプリンターも出品できる
  • 売りたい価格で出品できる
  • インクや用紙をセットで出品することも可能

デメリット

  • なかなか落札されないことがある
  • こん包や配送が面倒
  • 商品クレームや支払い遅延などのトラブルが多い

6.プリンターの選び方に関するよくある質問

最後に、プリンターの選び方に関する質問に回答します。それぞれ確認しておきましょう。

Q.同じメーカーのプリンターに買い替えたほうがいい?
A.現在使用中のプリンターに不満がないのなら、同じメーカーのものでいいでしょう。印刷画質など何らかの不満がある場合は、他社も検討してみてください。

Q.乳幼児がいる家庭におすすめのプリンターは?
A.写真を優れた画質で印刷できて、動作音が静かなプリンターです。さらに、チャイルドロック機能付きだと安心でしょう。

Q.プリンターを安く購入できる時期は?
A.プリンターの需要が特に高まる11月下旬~年末もしくは3~4月の新入学シーズンなどです。また、ボーナス時期(6~7月・12月)や販売店の決算月などのセールも見逃さないでください。

Q.不要になったプリンターを処分する前の注意点は?
A.プリンター内部の個人情報を消去しておきましょう。画像ファイルやWi-Fiの登録情報だけでなく、保留中の印刷データなどが残っている場合があります。また、メモリーカードなどの記録メディアが挿入したままになっていないかもチェックしておきましょう。

Q.ユーザー評価の高いプリンターを選ぶメリットは?
A.実際に購入した人が高い評価をしているものは、失敗する可能性が低いからです。価格・機能・印刷品質などそれぞれの評価が高く、総合的に満足度の高いプリンターを選ぶといいでしょう。

まとめ

今回は、プリンターの選び方について詳しく解説しました。プリンターを選ぶときは、使用目的・印刷品質・印刷コストなど、さまざまなポイントをチェックし、総合的に判断しましょう。単に安いだけで選ぶのでは、失敗します。まずは、人気の高いプリンターの中で、候補を絞って検討してみるといいでしょう。優先度の高いポイントを満たしたプリンターを選べば、満足できるはずです。なお、不要になったプリンターは不用品回収業者に依頼して処分することもできます。条件によっては、宅配回収で回収費用・送料共に無料になることもあるので検討してみてください。