空気清浄機の選び方は? 古い空気清浄機を処分する方法も解説!
2019/06/28
「空気洗浄機の種類がたくさんあって選べない」など、新しい空気洗浄機の選び方で悩んでいる人は多いでしょう。高額な商品が多いからこそ、慎重に選ぶことが大切です。どのポイントに注目すればいいのか、空気清浄機ならではの選び方ポイントをチェックすることが大切な要素となります。
本記事では、空気清浄機の選び方について解説しましょう。
この記事を読むことで、自分に合った空気清浄機を選ぶことができます。悩んでいる方はぜひチェックしてください。
1.空気清浄機の役割と種類
最初に、空気清浄機の役割と種類を解説します。
1-1.清潔な空気を保ち続ける
空気清浄機の主な役割は、清潔な空気を保ち続けることです。空気中には、アレルギー成分や花粉、タバコの臭いなどさまざまなものが浮遊しています。細かいホコリも舞っているため、知らず知らずのうちに悪いものを体内に取り込んでしまっているのです。けれども、空気清浄機を活用することで、常にキレイな空気の中で生活することができます。アレルギー成分の除去・マイナスイオンのある環境づくり・タバコや部屋の臭い除去という効果が期待できるでしょう。
1-2.空気清浄機の主な種類は4タイプ
空気清浄機の主な種類は、空気清浄機・加湿空気清浄機・脱臭機・イオン発生機の4種類があります。空気清浄機といっても、加湿機能を備えたものから臭いの除去に特化したタイプなどさまざまです。それぞれの特徴をチェックしておくと、自分に合った種類を見つけることができるでしょう。
- 空気清浄機:一般的なタイプで、さまざまな種類がラインナップされている
- 加湿空気清浄機:水分を空気中に放出することで湿度を上げる機能を搭載している
- 脱臭機:活性炭などを使用した脱臭フィルターやアンモニアに強い触媒を装備している
- イオン発生機:イオンを放出させ、除菌・消臭することができる製品
2.空気清浄機選びの4つのポイント
空気清浄機選びのポイントは全部で4つあります。それぞれの特徴を一緒にチェックしていきましょう。
2-1.適用床面積で選ぶ
最初にチェックしてほしいポイントは、適用床面積です。空気清浄機は空気を吸い込む風量によって、効果が得られる部屋の広さが変わるので注意してください。スペックに記載されている適用床面積は、30分かけて空気をキレイにすることができる部屋の広さを示しています。しかし、実際に空気清浄機を選ぶときは、部屋の広さの2~3倍のものを選んだほうが効果的でしょう。
2-2.集じん方式で選ぶ
一般的に、空気清浄機の集じん方式は大きく分けてフィルター式・電気集じん式・イオン集じん式の3種類があります。それぞれの特徴は以下のとおりです。
- フィルター式:部屋の空気をファンが吸い込み、粉じんフィルターを通すことでキレイな空気を排出する仕組み
- 電気集じん式:高電圧によって発生したイオンが、電極に粉じんやホコリを吸着する仕組み
- イオン集じん式:発生したイオンが空気中のホコリに作用して空気を浄化する仕組み
2-3.加湿・除湿などの性能で選ぶ
空気洗浄機の種類で説明したように、加湿・除湿などの機能がついているタイプがたくさんあります。高性能タイプほど価格は高めですが、自分が求めている性能を選ぶのが大切です。たとえば、除加湿機能が搭載されているモデルは、梅雨時期に部屋干しをしたときの独特なにおいを消すことができるでしょう。冬の乾燥予防にもなるため、年間を通して使い続けられるのが大きなメリットです。
2-4.お手入れのしやすさで選ぶ
日常的に使用する空気清浄機は、お手入れのしやすさにも注目してください。できるだけ、お手入れやメンテナンスがしやすいタイプを選んだほうが長く使い続けることができます。特に、フィルター交換がどのくらいの頻度で必要なのか要チェックです。空気清浄機の中には、10年間フィルター交換が不要なモデルもあります。あまりお手入れをしたくない方は、メンテナンス頻度が少ないタイプを選ぶといいでしょう。
3.人気のおすすめ空気清浄機10選
空気清浄機が比較しやすいように、人気のおすすめタイプを10選ピックアップしてみました。ぜひ参考にしてください。
3-1.ダイキン「MCK70V」
空気清浄機の大手メーカー・ダイキンから発売されているMCK70Vは、アクティブプラズマイオンを採用しています。浮遊するカビ菌などの表面にイオンが付着し、空気中のタンパク質を酸化分解してくれる画期的な技術です。スリムタイプでスタイリッシュなデザインなので、インテリアとしても活躍します。
参考価格:40,000円
3-2.ダイキン「加湿ストリーマ空気清浄機 MCZ70U」
除湿・加湿機能が備わっているため、1年中を通して使える空気清浄機です。部屋の温度に合わせて自動的に加湿してくれるおまかせ運転も搭載されています。清浄力を落とさずに加湿することができ、空気清浄単独運転時・加湿時のどちらでも最大31畳まで対応可能です。
参考価格:100,000円
3-3.シャープ「KI-JP100」
シャープの空気清浄機は、高濃度イオンを放出するプラズマクラスターNEXTという機能を搭載しています。空気の浄化力や脱臭・除電スピードの向上はもちろん、付着したペットの排せつ物など強烈な臭いも素早い除去が可能です。ソファーなど洗えないものにも高濃度のイオンが集中的に放出され、臭いが除去できるでしょう。
参考価格:80,000円
3-4.パナソニック「加湿空気清浄機 F-VXR90」
パナソニックの加湿空気清浄機 F-VXR90には、花粉を1年中無力化できるナノイーXが搭載されています。アレルゲン物質や花粉に弱い方にはおすすめの加湿空気清浄機です。そのほか、気になる臭いの脱臭にも効果があり、床上約30cmにたまりがちな汚れもパワフルに吸引してくれます。見た目はとてもスタイリッシュでオシャレだと好評です。
参考価格:55,000円
3-5.日立「自動おそうじクリエア 加湿空気清浄機 EP-NVG110」
加湿空気清浄機に自動おそうじ機能が備わったタイプで、運転約48時間ごとに自動的にフィルターをお掃除してくれます。ブラシやダストボックスは細菌の繁殖を抑える仕様になっており、お掃除ユニットのお手入れは年に1回程度でOKです。掃除の手間を省きたい方には最適な種類といえるでしょう。
参考価格:50,000円
3-6.ダイソン「空気清浄ファンヒーター」
掃除機で有名なダイソンですが、おしゃれで空気清浄機とは思えないデザインに人気があります。デザイン性だけでなく、冬はヒーターとしても使用可能です。また、約45・90・180・350°の4段階に角度が調節できるため、部屋全体の空気を循環させることができます。
参考価格:80,000円
3-7.バルミューダ「The Pure A01A」
オシャレ家電メーカーとして名高いバルミューダの空気清浄機は、シンプルかつ優れたデザインが魅力です。航空機のジェットエンジンなどで採用されている技術を活用しているため、部屋全体の空気を大風量で循環させることができます。また、抗菌仕様のプレネットによって、大きなホコリがキャッチでき、細菌の繁殖を防ぐことができるのも大きな魅力です。
参考価格:50,000円
3-8.カドー「空気清浄機 LEAF AP-C310」
カドーの空気清浄機は、コンパクト設計ながら高い集じん性能を備えているのが特徴です。PM2.5よりも細かい0.09マイクロメートル以下の微粒子までキャッチできます。また、活性炭と光触媒技術によるセルフクリーニング機能もフィルターに搭載されているため、花粉や臭いを二酸化炭素と水に分解できるのです。
参考価格:75,000円
3-9.ブルーエア「センスプラス SensePK120PAC」
ブルーエアの空気清浄機はWi-Fiが搭載されているため、スマホとの連携が可能です。スマホ専用アプリと連動すれば、空気の状態をリアルタイムで確認できます。ペットを飼っている方や化学物質などが気になる方は、帰宅前に空気清浄機をスマホで作動させることが可能です。また、外出先からは電源のオンオフだけでなく、運転スピードの切り替えもできます。
参考価格:55,000円
3-10.アイリスオーヤマ「HXF-B25」
低価格ながら加湿と空気清浄の機能を兼ね備えているので、コストパフォーマンスが抜群と好評です。3種類のフィルターを採用しており、花粉やホコリ・臭いの除去にも効果が期待できます。また、加湿は加熱した水を使用するので衛生的にも安心です。
参考価格:10,000円
4.古い空気清浄機を処分する方法
古い空気清浄機の処分方法をいくつか説明します。
4-1.粗大ゴミとして捨てる
空気清浄機は家電リサイクル法の対象品目ではないため、自治体回収による処分が可能です。粗大ゴミまたは燃えないゴミとして処分できるでしょう。ただし、住んでいる地域によってゴミの分類が異なるため、事前にホームページ等で確認する必要があります。大きな空気清浄機の場合は、なおさら注意が必要なのでゴミに出す前に必ず問い合わせてチェックしてください。
4-2.無料回収業者に依頼する
空気清浄機の搬出や運搬が面倒・ほかにも処分したいものがあるという方は、無料回収業者に依頼する方法があります。たとえば、パソコン処分本舗では、液晶テレビ・ノートパソコンなど無料対象商品が1点でも含まれていれば送料が無料です。回収にお金もかからないので安心して依頼できます。詳細はホームページをご確認ください。
4-3.リサイクル買取サービスを利用する
不具合や故障がなく正常に稼働する状態なら、リサイクル買取サービスが利用できるでしょう。中古市場で、空気清浄機を安く購入したい方から一定の需要があります。買い取ってもらうことができれば、処分費用をかけずお得に処分できるでしょう。買い取ってもらえるか分からない場合は、1度査定を依頼してみてください。
5.空気清浄機選びに関してよくある質問
空気清浄機選びに関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.空気清浄機の平均寿命は?
A.空気清浄機の平均寿命は10年と言われていますが、使い方や使用頻度によっては10年よりも早く不具合が生じることがあります。逆に、丁寧に扱い、定期的にメンテナンスを行えば10年以上使い続けることも可能です。
Q.どんなセンサーがあるの?
A.臭いセンサー・ホコリセンサー・温度センサー・湿度センサー・照度センサーなどがあります。空気中に漂うタバコやペットの独特な臭いが気になる方は、臭いセンサーが搭載されているタイプがおすすめです。就寝中でも静かに稼働させたい方は照度センサーが最適でしょう。使用場所や使い道などによって最適な種類を選んでください。
Q.最大風量とは?
A.空気清浄や脱臭など、運転モードをすべて含めた中で最大の風量を示しています。最大風量が大きくなるほど、空気を早く循環させることが可能です。広い部屋で空気清浄機を使用する際は、最大風量が大きめのものを選ぶといいでしょう。
Q.購入費用はいくらぐらいか?
A.種類やメーカーなどによって異なりますが、1万~5万円程度で購入できます。簡易的な機能だけがついているモデルは2万円弱で購入できるでしょう。最新モデルで機能が豊富についているモデルは、5万円以上するものもあります。費用面もチェックしながら選ぶのが大切です。
Q.ネットオークションで売ることはできるの?
A.売ることはできますが、必ずしも買い手が見つかるとは限りません。最新モデルであまり使用していないタイプなら、落札される可能性があります。ネットオークションは全国から買い手を見つけることができますが、自分でこん包し落札者に送らなければならないという手間がデメリットです。
まとめ
空気清浄機の選び方は、適用床面積・メーカー・タイプなどさまざまな項目に注目するのがポイントです。どこでどんなときに使いたいのか、空気清浄機に何を求めるのかによって最適な種類が異なるでしょう。年々、新しいタイプが登場しているため、常にどんな種類があるのかチェックすることが大切です。また、買い替えで古い空気清浄機を処分する際は、お得に処分できる回収業者に依頼するといいでしょう。回収業者の中には、条件を満たせば無料で処分してもらえるところもあります。