テレビの選び方を分かりやすく解説! 買い替え前にチェックしてみて!
2015/07/13
2021/10/13
最近のテレビは、録画だけでなくインターネットコンテンツまで楽しめる製品が登場しています。4K・8K放送や有機ELも登場しており、サイズも超小型のものから100型クラスまで幅広いのが特徴です。そのため、おのテレビを選べばいいのか悩んでしまう方は多いでしょう。決して、安い買い物ではありませんから、理想にぴったりのテレビを選ぶことが大切です。本記事では、テレビの選び方を解説します。
この記事を読むことで、不要になったテレビの処分方法も分かります。ぜひ参考にしてみてください。
1.テレビにはどんな種類があるの?
現在、主流になっているテレビは以下の2種類です。
1-1.液晶テレビ
液晶テレビは、電気の作用によって光の透過率が変わります。液晶パネルの開閉でバックライトの光を調節し、色を作る仕組みです。製造コストを抑えられることがメリットで、低価格帯のテレビで採用されています。コスパを重視している方におすすめです。
1-2.有機ELテレビ
パネルには、電圧をかけると発光する特殊な有機物が使われています。液晶のようなバックライトはなく、画素ごとに明るさを調整できるのが特徴です。発色が鮮やかですので、映像の美しさや画質にこだわりがある方にぴったりといえるでしょう。けれども、製造コストがかかるので、高額になりがちです。主に、有機ELパネルは55インチ以上のテレビで採用されています。
2.テレビを選ぶ際のポイント
テレビ購入のポイントは、サイズ・解像度・録画HDDの有無・スマートテレビかどうかの3点になります。それぞれの特徴をチェックしておきましょう。
2-1.部屋の広さに合わせてサイズを考える
テレビを選ぶ際は、部屋の広さに合っているサイズかチェックしてください。広い部屋なら大きめサイズのテレビで十分ですが、狭い部屋の場合は逆に見にくくなったり、圧迫感を覚えてしまったりする恐れがあります。どのくらいの間を空けて見るのがいいのか分からない方は、適正視聴距離を参考にしてください。
- 32V型:画面の高さ 約39cm/視聴距離 約1.2m
- 40V型:画面の高さ 約50cm/視聴距離 約1.5m
- 46V型:画面の高さ 約57cm/視聴距離 約1.7m
- 52V型:画面の高さ 約65cm/視聴距離 約1.9m
- 60V型:画面の高さ 約75cm/視聴距離 約2.2m
2-1-1.6畳なら40インチ以下がおすすめ
6畳間はおおよそ360cm×270cm前後の空間です。この広さに家具も配置されていることを考えると、テレビの大きさは40インチくらいが上限となります。これなら部屋の中が家具に囲まれていても、快適な距離が確保できるでしょう。
2-1-2.8畳なら55インチ以下がおすすめ
8畳間はおおよそ360cm×360cmの空間です。フルHDテレビは最大49インチ、4Kテレビなら最大55インチ程度がおすすめのサイズになります。
2-1-3.10畳以上なら55インチ以上でも大丈夫
10畳間ともなると広さは360cm×450cm前後の空間です。これだけ広ければ、かなり大型のテレビでも快適に視聴できます。最低でも55インチのフルHDテレビの設置でき、視聴距離を260cm以上確保できるなら70インチ以上の画面サイズもいいでしょう。
2-2.テレビの解像度で選ぶ
サイズの大きさと併せて考えたいのが、テレビの画質を左右する解像度です。解像度はフルHD、4K・8Kに分けられます。
2-2-1.フルHD
現在、主流になっているのがフルHD(横縦1,920×1,080画素)の解像度です。映像コンテンツの多くがフルHD画質で作られています。フルHD以上ならコンテンツの画素とテレビ画面の画素が1対1で対応するため、質の高い映像が楽しめるでしょう。
2-2-2.4K・8K
4Kテレビの表示画素は縦横とも3,840×2,160、8Kテレビは7,680×4,320です。画素が多い分、より精細な映像を描画でき、フルHDの画像でよく見えなかった部分もしっかりと確認できます。フルHDでは満足できなかった方におすすめです。また、4Kや8Kテレビは適正視聴距離がフルHDテレビの半分になりますので、狭い部屋でも近距離から快適に視聴できます。
2-3.録画したいならHDD内蔵タイプを選ぶ
HDD内蔵タイプなら、録画のためにレコーダーと接続したり、ケーブルをつないだりする手間がかかりません。複数の番組を同時録画したい方は、搭載されているチューナー数もチェックするといいでしょう。また、外付けHDD対応なら、テレビ録画対応のハードディスクを用意するだけでOKです。
2-4.スマートテレビを選ぶ
スマートテレビとはインターネット接続ができるテレビのことです。HuluやNetflixなどのVODサービスを視聴したり、PCやスマホとつないで画面出力しなくてもテレビ単体でインターネットを楽しんだりできます。ただ、インターネット環境を最適にするために、Wi-Fi接続モデルを検討したほうがいいでしょう。
3.おすすめのテレビを紹介
ここでは、おすすめのテレビをメーカーごとに分けて紹介します。
3-1.SONY(ソニー)
AV機器で常に最先端をいくメーカーがSONYです。音と映像の両面にこだわった製品を多くリリースしています。「BRAVIA」は映像から音を出す独自技術を採用し、高画質・サウンド面でハイクオリティーなバランスが人気です。映像面では自社開発の高画質エンジン「X1 Ultimate」を筆頭にさまざまな高画質技術を採用しています。サウンド面では「アコースティックマルチオーディオ」などの音響技術が特徴的で、音と映像を優れたクオリティーバランスが楽しめるでしょう。
3-2.SHARP(シャープ)
液晶パネルからの製造を行っているメーカーです。液晶パネルのクオリティーは高いと定評があり、フルハイビジョン液晶テレビ・8Kテレビを世界最速で発売した実績があります。色再現性に優れる「リッチカラーテクノロジー」などの独自技術を採用しているのも特徴です。「AQUOS」は、外光や照明の映り込みを抑える自社開発技術「N-Blackパネル」を使用しています。
3-3.Panasonic(パナソニック)
家電業界では常に先頭を走ってきたメーカーで、テレビも広いリビングで楽しむ大画面4Kテレビはもちろん、小型テレビまでそろっています。「VIERA」は、ノイズを抑える高画質技術が特徴的でより自然に近い色を再現しており、4Kダブルチューナーは高画質・高音質が楽しめ流でしょう。Dolby Atmosの立体音響にも積極的に対応しています。
3-4.三菱電機
録画機能に力を入れているメーカーで、録画用HDDを内蔵したモデルが多くラインアップされています。RA2000シリーズのテレビではBlu-rayレコーダー機能まで搭載されており、記録が可能です。よく番組を録画する方にはおすすめのテレビといえるでしょう。
3-5.Hisense(ハイセンス)
東芝の映像機器部門・東芝映像ソリューションを子会社に持つ中国のメーカーです。国内販売の4Kテレビは、東芝映像ソリューションと共同開発した日本専売モデルとなっています。高画質のテレビが低価格で手に入るのは大きな魅力といえるでしょう。日本の大手メーカーにも劣らぬ高い性能が評価されており、コストパフォーマンスに優れているのが特徴です。
4.買い換えで不要になったテレビの処分方法
新しいテレビの購入で、使わなくなったテレビを処分するためには正しい方法で行う必要があります。テレビは家電リサイクル法対象なので、自治体の普通ゴミや粗大ゴミとして捨てることはできません。ただ、家電リサイクル法の対象外のものもあるので、それらは粗大ゴミとして処分できます。それでは、買い換えで不要になったテレビの処分方法を解説しましょう。
4-1.購入と同時に引き取ってもらう
新しいテレビを購入する店舗に、古いテレビを引き取ってもらえるか尋ねてみてください。ほとんどの販売店では、購入者限定で古いテレビの引き取りを行っています。ただ、引き取りに費用がかかるか否かは販売店によって異なるため、事前の確認が必要です。
4-2.リサイクル料金を支払う
家電リサイクル法に基づき、リサイクル料金を支払って処分する方法があります。なお、リサイクル料金を支払って処分する方法は以下のとおりです。
- 家電リサイクル受付センターに申し込む
- 自分で指定引取場所へ持ち込む
家電リサイクル受付センターに申し込む場合は、引き取りにきた回収業者へリサイクル料金と収集・運搬料金を支払います。自分で指定引取場所へ持ち込む場合は、郵便局でリサイクル料金を払い込み、家電リサイクル券を購入してください。
4-3.買取に出す
テレビがまだ使える状態なら、買取専門業者やリサイクルショップなどに査定を依頼するのも方法の1つです。不具合が起きていない限り、買い取ってもらえる可能性は高いでしょう。また、テレビをほしがっている人に譲るのも選択肢の1つです。
4-4.不用品回収サービス業者の利用
テレビ以外にも不用品がたくさんある場合は、不用品回収業者に依頼し回収してもらいましょう。不用品がまとめて処分できるのはもちろん、出張回収を利用すれば自分たちでテレビを運搬する必要もありません。
5.不要なテレビの処分はパソコン処分本舗へ
パソコン処分本舗は電子機器を回収している専門業者です。対応しているメーカーも幅広く、取り扱い品目もたくさんあります。
5-1.テレビの無料回収
パソコン処分本舗では、無料回収を行っています。「なぜ無料回収ができるのか?」と疑問を抱いている方は多いと思いますが、回収したものを自社でメンテナンスしてから再販したり、再販できないものはリサイクルしていたりするからです。そのため、回収コストを抑えることができます。ただし、画面割れのある液晶テレビ・プラズマテレビ・ブラウン管は回収できません。
5-2.全国対応の宅配引取
宅配引取は全国対応です。送料無料対象商品が1点でも含まれていれば、有料商品をいくつ同こんしても無料で回収できます。なお、送料無料対象商品は以下のとおりです。
- デスクトップパソコン
- ノートパソコン
- 液晶テレビ
- 液晶モニター
- スマホ・タブレット
- ハイスペックゲーム機
6.テレビの選び方に関してよくある質問
テレビの選び方に関してよくある質問を5つピックアップしました。
Q.テレビを買い換えるタイミングは?
A. 不具合や故障のサインが現れたときが買い換えのタイミングです。平均寿命は5〜10年前後ですので、その時期を目安に買い換えを検討するといいでしょう。壊れてしまうと買取に出せなくなるため、寿命を迎える前に買い換えるのがベストです。
Q.4K対応テレビなのに、4K放送が見られない原因は?
A.4K放送を見るためには、4Kチューナーが必要です。そのため、4Kチューナーがセッティングされていない可能性があります。4K対応テレビを購入する際は、4Kチューナーが内蔵されているか確認しましょう。4Kチューナーが内蔵されていない場合は、別売りの外付け4Kチューナーを取り付ける必要があります。
Q.HDR対応のテレビとは?
A.HDRとは、ハイダイナミックレンジのことです。輝度差をより広く表現できる機能のことで、暗い部分の黒つぶれ・明るい部分の白とびを軽減できます。そのため、夜景や風景などがより高画質で楽しめるでしょう。
Q.気をつけたほうがいい回収業者は?
A.無料回収の理由がホームページ等に記載されていない業者には要注意です。回収後に高額な追加費用を請求してくる可能性があります。また、スタッフの対応が悪い回収業者にも注意しましょう。
Q.宅配回収の場合、こん包で気をつけることは?
A.画面が割れないようにすることです。こん包に必要な材料がない場合、液晶テレビ用の段ボールこん包セットを購入するといいでしょう。実店舗で見つからないときは、ネットショップでサイズ別に購入できます。緩衝材のエアキャップが付属されており、内部で液晶テレビを固定できる構造が一般的です。
まとめ
一口にテレビといっても、さまざまなスペックや性能によって価格・画質・機能が大きく異なります。まずは、テレビを購入する目的を明確にすることが大切です。今のテレビにどのような不満があるのか、テレビで何をしたいのかハッキリさせておけば、理想にぴったりなテレビが見つかりやすくなります。また、古いテレビは正しい方法で処分することが大切ですよ。