壊れたパソコンの捨て方を紹介! 捨てる前に確認すべきことは?

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「壊れたパソコンの捨て方が分からない」「どうすれば安全に捨てられるのか?」とお困りではありませんか? 壊れて使えなくなったパソコンを処分する方法はいくつかあります。それぞれメリットとデメリットがあるため、よく比較した上で自分に合った方法を選択するとよいでしょう。

この記事では、パソコンの故障例や捨て方について詳しくご紹介します。

  1. 壊れたパソコンにはどんなものがあるのか?
  2. 壊れたパソコンを捨てる前に確認すべきこと
  3. 壊れたパソコンの捨て方を紹介
  4. パソコンの捨て方に関するよくある質問

この記事を読むことで、壊れたパソコンを捨てる前にデータを消去すべき理由や、捨て方の注意点などが分かるはずです。ぜひ参考にしてください。


1.壊れたパソコンにはどんなものがあるのか?

パソコンの故障にはさまざまな症状がありますが、大きくハードウェアの故障とソフトウェアの故障に分けられます。まずは、それぞれ例を挙げてご紹介しましょう。

1-1.ハードウェアの故障

ハードウェアとは、ディスプレイやハードディスク・メモリ・マザーボードなど、パソコンを構成している部品のことをいいます。特に多いのがハードディスクの故障で、データを保存できなくなったりパソコンが突然予期せぬ動きをしたりするため、注意が必要です。また、「電源を入れても起動しない」「起動に時間がかかる」など起動時の不具合は、マザーボードの故障が原因である場合が多くなっています。

ハードウェアが故障すると、そのほかにもキーボードの動作不良や液晶表示不良・異音などの不具合が起こることがあるため、注意深く観察しておきましょう。ハードウェアはパソコンに何らかの衝撃を与えてしまった場合や水に濡らしてしまった場合などに故障することが多いですが、老朽化も原因の一つです。少しでも長持ちするように、日ごろからこまめにメンテナンスしておくことをおすすめします。

1-2.ソフトウェアの故障

一方のソフトウェアはコンピューターを動かすプログラムのことで、ハードウェアと違って目に見えるものではありません。新しいソフトウェアをインストールしたときやパソコンの設定を変更したときなどに、動作不良やフリーズを起こすことがあります。OSが原因の可能性も考えられるため、再インストールしてみて問題が解消されるか試してみるとよいでしょう。また、パソコンが何らかのウイルスに感染したことで不具合を起こすこともあります。

2.壊れたパソコンを捨てる前に確認すべきこと

壊れたパソコンを安全に捨てるためには、データを消去しておく必要があります。データ消去の重要性や消去方法などを詳しくまとめました。

2-1.データの流出を防ぐ

パソコンの中には、氏名や住所・生年月日・クレジットカードの情報など、重要な個人情報が数多く入っています。そのままの状態でパソコンを捨てると、その情報が流出して第三者に悪用されてしまう恐れがあるでしょう。自分の情報だけでなく、家族や友人の個人情報が流出してしまった例もあります。

たとえパソコンの電源が入らない状態だとしても、ハードディスクを取り出せばデータを読み取ることは可能です。そのため、壊れたパソコンも必ず処分前にデータを消去しましょう。

2-2.自分でデータを消去するには?

パソコンのデータを消去する方法は、主に2種類あります。まず、データ消去ソフトを使う方法です。もともとあるデータの上から無意味なデータを上書きすることで読み取れなくします。データ消去ソフトは無料のものと有料のものがあるため、使いやすいものを探してみるとよいでしょう。

ただし、パソコンが起動しない状態だとこの方法では消去できません。パソコンが起動しない場合や、ソフトを使う自信がない人は、ハードディスクをパソコンから取り出して物理的に破壊するとよいでしょう。ハンマーでたたいて砕いたりドリルで穴を開けたりすれば、確実にデータを読み取れなくなります。

2-3.業者にデータ消去を依頼する方法も

データ消去を専門業者に依頼することもできるため、自分で消去するのが難しい場合は検討してみるとよいでしょう。パソコン専門店やパソコン回収業者など、データ消去の代行サービスをおこなっているところがあります。中にはデータ証明書を発行してくれる業者もあるため、確実に消去されたか心配な人は依頼してみるのがおすすめです。

3.壊れたパソコンの捨て方を紹介

壊れたパソコンを捨てる方法には、以下のようなものがあります。

3-1.自治体回収を利用する

資源有効利用促進法により、パソコンは燃えないゴミや粗大ゴミとして捨てることができません。ただし、自治体によっては小型家電としてパソコンを回収しているところもあります。地区センターや家電量販店などに設置してある回収ボックスに投かんするだけで無料回収してもらえるため、調べてみるとよいでしょう。

3-2.パソコンメーカーに回収してもらう

パソコンメーカーには、家庭から出た不要なパソコンを回収する義務があります。各メーカーのホームページから回収の申し込みができるのでチェックしてみるとよいでしょう。PCリサイクルマークが付いているパソコンは無料回収してもらえます。どこのメーカーか分からない場合やメーカーがすでに倒産してしまっている場合は、パソコン3推進協会に回収を依頼してください。

3-3.販売店に引き取ってもらう

パソコンの販売店によっては、新しいパソコンの購入と引き換えに古いパソコンを引き取ってくれるところもあります。購入と処分を同時にできるため、手間がかからずに済むのがメリットです。ただし、インターネットショップでパソコンを購入した場合、引き取りを依頼できるケースは少ないので注意してください。

3-4.不用品回収業者に依頼する

ほかにも処分したいものがある場合におすすめなのが、不用品回収業者に依頼する方法です。パソコン処分本舗の宅配回収では、送料無料対象商品であるパソコンと一緒に送ったものは、すべて送料も回収費用も無料になります。不用品をまとめてお得に処分できるため、ぜひチェックしてみてください。

4.パソコンの捨て方に関するよくある質問

「壊れたパソコンを捨てたい」という人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.パソコンの寿命はどのくらいですか?
A.平均寿命は5年前後といわれていますが、使用頻度や使用環境によっても異なります。

Q.パソコンの調子が悪いのですが、修理か買い替えかの判断基準となるものは何でしょうか?
A.使用年数と修理にかかる料金が判断基準になります。5年以上使用していて修理費用が高額になる場合は、買い替えたほうがお得です。

Q.起動してもすぐ電源が落ちてしまう場合、どこに問題があるのでしょうか?
A.電源ユニットかマザーボードに原因があることが考えられます。早めに買い替えの準備をしたほうがよいでしょう。

Q.データ消去証明書の発行料金はいくらですか?
A.パソコン処分本舗では、ハードディスク1台につき2,200円で証明書の発行をおこなっています。

Q.不用品回収業者を選ぶ際のポイントを教えてください。
A.豊富な実績があり、料金体系が明確な業者を選びましょう。また、廃棄物収集運搬業や古物商の許可を得ているかも必ず確認してください。

まとめ

壊れたパソコンを捨てる前にやるべきことや捨て方について詳しくご紹介しました。パソコンが壊れてしまったら、まずは処分方法を決めてからデータを消去しましょう。処分とデータ消去を同時に依頼できる場合もあるため、いくつかの処分方法を比較しながら慎重に選ぶことをおすすめします。ぜひこの記事を参考に、安全な方法でパソコンを捨ててください。