掃除機の寿命は何年?寿命が近いと起こる故障内容や処分方法について

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「掃除機」は私たちの生活に必要不可欠な家電です。掃除機が急に壊れてしまったら、急いで買いにいかなければならないでしょう。しかし、慌てて購入すれば選び方を失敗してしまいます。

そこで、効率的に買い替えるためにも掃除機の“寿命”を把握しておきましょう。掃除機の寿命は何年になるのか、掃除機の寿命が近いと起こる故障内容や処分方法について説明します。

  1. 掃除機の寿命は何年?
  2. 掃除機の寿命が近いと起こる故障内容
  3. 掃除機の処分方法
  4. まとめ

1.掃除機の寿命は何年?

あなたは掃除機の寿命をご存じでしょうか。家電にはそれぞれ「寿命」があります。寿命をしっかり把握しておけば、壊れる前に買い替えることができるでしょう。果たして、掃除機の寿命は何年になるのか詳しく説明します。

1‐1.掃除機の平均寿命はおよそ「7年」

掃除機のメーカーにもよりますが、平均寿命はおよそ「7年」です。従来の掃除機は7年以上経過すれば、次第に使いにくくなると言われています。しかし、近年は掃除機の機能が発達しているため、必ずしも7年で壊れるとは限りません。国立環境研究所の研究データによると、掃除機の寿命は「8年~12年」になっています。

よって、機能・性能が非常によく正しく使い続けていけば10年以上もつ掃除機もあるのです。実際、正しく使用している人や定期的に掃除機のメンテナンスをしている人は10年以上掃除機を使っています。また、掃除機の種類によって寿命は異なるでしょう。つい性能に目を向けてしまいがちですが、掃除機の種類もチェックしてくださいね。

1‐2.単純な構造になっている掃除機ほど寿命が長い

掃除機の寿命は種類によっても異なるので注意しなければなりません。単純な構造になっている掃除機ほど、寿命が長い特徴をもっています。たとえば、紙パック式掃除機は非常に構造が簡単です。紙パック式掃除機はおよそ10年~15年ももつと言われています。

一方、最近主流になっているサイクロン式掃除機はフィルターが大きなポイントです。フィルターをしっかりお手入れしていかなければすぐに壊れてしまいます。紙パックを扱わないのでホコリが舞う心配はありません。しかし、フィルターは定期的な交換が必要になるため、定期的にお手入れをしてください。

サイクロン式・紙パック式のほかにもたくさんの種類があります。構造はどのようになっているのか、きちんと確認しておきましょう。

1‐3.メーカーの部品保有期間はおよそ「6年」

掃除機の寿命について考える際、メーカーの“部品保有期間”も大切なポイントになります。基本的に、メーカーの部品保有期間は6年間です。製造が終了してから6年間しか部品を保管しません。よって、6年以上たってしまえば修理したくても部品が手に入らない状態になるのです。新しい掃除機に交換するしかないでしょう。

掃除機を買い替えるときは、メーカーの部品保有期間を目安にすると良いですよ。今使っている掃除機を6年以上使い続けているかどうか、改めて確認してみてはいかがでしょうか。

2.掃除機の寿命が近いと起こる故障内容

2‐1.ホコリやゴミが吸収できなくなる

掃除機の寿命が近くなると、さまざまな故障内容が起きます。故障内容はケースバイケースですが、特に多いのは“ホコリやゴミが吸収できなくなること”です。掃除機は床に落ちているゴミ・ホコリを吸いとるための家電になります。しかし、掃除機そのものの効果が十分に発揮できなくなるのです。ホコリ・ゴミが吸収できない掃除機をそのまま使っても意味はありませんよね。

また、電源を入れても動かないケースがあります。電源がうまくつかない、正常に動かない場合は掃除機の寿命が近づいている証拠です。できるだけ早めに買い替えを検討したほうが良いでしょう。

2‐2.異臭・異音やモーターの故障

主な故障内容は掃除機の効果が現れないことですが、ほかにもたくさんの不具合が発生します。中でも“モーターの故障”は完全に寿命の問題です。掃除機においてのモーターは心臓部分と言えるほど、大切な部分になります。モーターが壊れてしまえば、掃除機を使い続けることはできません。モーターに異常が起きた場合はすぐ買い替えてください。

また、“異臭・異音”も寿命が近くなると起こる不具合です。掃除機から異臭・異音が起きている場合はすぐに対処しましょう。もし、保証期間内であれば無料で保証してくれます。異臭・異音はモーターへの悪影響にもつながるので早めの処置が必要です。完全に壊れてしまえば保証も効かなくなってしまうので注意してくださいね。

3.掃除機の処分方法

3‐1.不用品回収・買い取り業者を利用する

古くなった掃除機の処分方法について説明します。掃除機は粗大ゴミとして捨てることができるのか、それとも家電量販店で回収してくれるのか疑問に思うでしょう。まだ故障していない掃除機であれば、不用品買い取り業者で買い取ってもらえます。掃除機を買い取ってもらえば、処分と同時にお金も得ることができるので一石二鳥です。しかし、壊れていて使えない掃除機は買い取ってもらえません。買い取ってもらえるかどうかわからない人は、1度査定に出してください。

また、不用品買い取り業者は回収もしています。ただし、回収費用が必要になるため、依頼する前に見積書を確認してくださいね。できるだけ安い費用で回収してもらえるよう、数社の見積もりを比較しましょう。

3‐2.粗大ゴミとして処分する

掃除機は家電リサイクル法の対象外です。そのため、自治体の粗大ゴミとして処分できます。自治体によってゴミの種類は異なりますが、掃除機はほとんどが「粗大ゴミ」です。粗大ゴミとして捨てる場合は、まず地元の商店やコンビニなどで販売している「粗大ゴミシール」を購入しなければなりません。粗大ゴミシールを購入して掃除機に貼って後、回収指定場所まで持っていきましょう。自治体によって粗大ゴミの回収場所が決まっています。わざわざ指定場所まで運ばなければならないので大変です。

自分で持っていけない人、すぐに処分したい人は不用品回収・買い取り業者を利用したほうが効率的でしょう。24時間365日対応してくれる業者はいます。今すぐ処分したいときに自宅までやってきてくれるため、効率的な処分方法です。

4.まとめ

掃除機の寿命は何年になるのか、掃除機の寿命が近いと起こる故障内容、処分方法について説明しましたが、いかがでしたでしょうか? 掃除機の寿命を事前に把握しておけば、壊れる前に新しい掃除機へ買い替えができます。壊れていない掃除機は買い取り業者で買い取ってもらえるため、とても効率的な処分ができるのです。自分が使用している掃除機の年数を踏まえて、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

  • 掃除機の平均寿命はおよそ「7年」
  • 単純な構造になっている掃除機ほど寿命が長い
  • メーカーの部品保有期間はおよそ「6年」
  • ホコリやゴミが吸収できなくなる
  • 異臭・異音の発生やモーターの故障
  • 不用品回収・買い取り業者に依頼する
  • 粗大ゴミとして処分する

以上のポイントは要チェックです。新しい掃除機を選ぶときはさまざまなメーカーの類を比較してください。優先順位をあらかじめ決めておくと選びやすいですよ。