水槽の処分方法を知っておこう!安全に配慮した捨て方や保護が大切

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ご自宅で熱帯魚や亀などを飼育する場合、水槽を利用しますよね。特に熱帯魚が好きな方は、部屋にゆとりがあるなら大きいものをと願うケースがあるでしょう。
水槽は飼育していた魚や亀が亡くなると不要になってしまいます。また、水槽にヒビ割れや欠けが発生した場合、新しいものに交換することになるはずです。
小型な水槽なら持ち運びに苦戦することなく、処分も簡単に行うことができます。しかし、大型の水槽になると自分では処理できないケースもあるのです。大型になるほど重量もあり、ガラスでできているため安全性も確保しなければなりません。
安易に自己処理してケガをしないためにも、水槽の処分に知っておきたいことをご紹介します。どう処分すべきか迷っている方は、ぜひこの記事を参考にして安全な処分を心がけてください。

  1. 水槽の処分方法
  2. 水槽に使っていた砂や砂利の処分は?
  3. 水槽の処分で注意すべきこと
  4. まとめ

1.水槽の処分方法

水槽は、少しのヒビ割れや欠けでも見逃してはいけません。内側からの水圧で大きなヒビ割れに発展することもあり、突然破壊してしまうこともあるからです。何らかの異常を感じたら、新しいものと交換するタイミングだと捉(とら)えましょう。
心を癒(い)やしてくれる魚たち。水槽の安全に使うため、違和感を抱いたら早めに処分するように心がけてください。

1-1.小さなものなら不燃ゴミ

ゴミ処理のルールは、自治体によってさまざまです。小さな水槽の場合、ガラスよりプラスチック製の方が多いもの。不燃ゴミして扱われることが増えています。プラスチック製なら軽く、自分でも持ち運びができ、安全に捨てることができるので自治体のルールに沿って処分しましょう。
不燃ゴミとして出すことができるのは、1辺30cm以内のものです。大型サイズのものは粗大ゴミ扱いになるので注意してください。
不燃ゴミとして処分するなら、自治体指定のゴミ袋に入れて出すことが必要です。

1-2.粗大ゴミ扱いになるもの

1辺が30cmを超える大型サイズの水槽は、材質を問わず粗大ゴミとして扱われます。粗大ゴミで出す場合、事前に自治体への申し込みを行うことが基本です。自治体指定の粗大ゴミ処理券を購入し、水槽に貼り付けて回収日にゴミステーションへ持ち込みます。
大型サイズの水槽は重量があり、持ち上げるだけでもひと苦労という方も多いことでしょう。女性や高齢者には負担が大きい作業です。手間や時間をかけたくない方は、楽に処分できる方法を選ぶことをおすすめします。

1-3.分解して捨てる

大型サイズの水槽でも、分解すれば運びやすくなります。水槽の継ぎ目部分はシリコンでできており、カッターの刃できり込みを入れると分解できるようになっているのです。古い水槽では、シリコン部分が経年劣化で硬化していることがあります。簡単にカッターの刃が入らず、なかなか分解できないことがありますので注意して行ってください。
分解する際は、素手で扱わないこと。カッターの刃が折れる・ガラスが飛散する・手が滑ってカッターの刃でケガをするなどのリスクがあります。必ず軍手などを着用し、安全に分解してください。ガラスが飛散して目に入る事故も報告されています。ゴーグルを着用するとより安全です。

1-4.リサイクルショップに売却する

水槽に不具合がない・まだ十分使える状態であるなら、リサイクルショップへ売却する方法もおすすめです。水槽は新しいものを購入すると高額になることもあり、中古でもニーズがあります。買い取り価格は店舗によって異なりますので、見積もりを取って比較するといいでしょう。リサイクルショップに売却する場合、自分で持ち込まなければなりません。大型の水槽は慎重に運ぶようにしてください。

1-5.オークションで売却する

インターネットオークションで売却する方法もおすすめです。オークションのメリットは、ニーズがあれば高値がつくことでしょう。しかし、発送手配など時間と手間がかかるデメリットも考えられます。
キズやわずかな不具合も細かく記載して出品する必要があり、出品者と落札者の間でトラブルが起こらないようにしなければなりません。ガラス製の水槽は配送時に割れないように、梱包(こんぽう)にも配慮が必要です。

1-6.不用品回収サービスを活用する

壊れた水槽の処分もでき、まだ使える水槽なら買い取りも行ってくれる不用品回収サービスの活用もおすすめです。不用品回収サービスは引き取りまでに時間がかからず、重たい水槽を自分で運ぶ手間なども一切必要ありません。
費用や買い取り価格が気になるなら、見積もりを出してもらってから決めてもいいでしょう。見積もりだけなら無料で行ってくれる業者がほとんどです。

2.水槽に使っていた砂や砂利の処分は? 

水槽の処分と同時に、今まで使っていた砂や砂利の処分も必要になります。砂や砂利は燃やすことができないため、可燃ゴミとして捨てることができません。少量なら不燃ゴミとして捨てることができますが、事前に自治体に確認することをおすすめします。自治体によって推奨する処分方法が異なるため、指示に沿った処分を心がけてください。
大量にあるなら、水槽の処分と合わせて不用品回収サービスに依頼すると引き取りの対応をしてもらえます。見積時に相談してみてください。

3.水槽の処分で注意すべきこと

水槽の処分時には、いくつか注意していただきたいことがあります。ガラス製の水槽を分解して処分する場合、ダンボールなどで安全を確保しておくこと。欠けや割れがある部分はガムテープで保護し、ゴミ回収の担当者がケガをしないように配慮しておきましょう。
自治体のルールに沿って粗大ゴミとして処分する場合、安全に指定された場所まで運ぶ必要があります。割ることがないよう乱雑に扱わず、外部から衝撃を受けても危険のないように梱包(こんぽう)してください。

4.まとめ

水槽を処分する方法についてご紹介しました。

  • 水槽の処分方法
  • 水槽に使っていた砂や砂利の処分は? 
  • 水槽の処分で注意すべきこと

水槽は大きいものなら粗大ゴミ、小さいものは不燃ゴミとして扱われます。大きい水槽の継ぎ目はシリコンでできているため、カッターできり込みを入れて分解し、小さくして処分することが可能です。
水槽はサイズが大きくなると、一人では運べない重量になるものもあります。自治体のルールに沿って処分が難しい・運搬に困る・割れがあって危険などの場合、不用品回収サービスを利用する方法もいいでしょう。まだ使えるものなら買い取りも行っています。
水槽を安全に処分するためにも、欠けや割れがある部分はガムテープで保護し、ダンボールで梱包(こんぽう)して安全を確保してください。