HDDレコーダーの処分はお任せ! 寿命が来たら適切な処分を!
2017/04/07
2017/04/18
HDDレコーダーの登場は、映像や音声を気軽にデジタル保存・編集することを可能にしました。しかし、寿命が来て壊れることもあります。また、新機能を搭載した機種に買い替えたいこともあるでしょう。そこで、今回はHDDレコーダーの処分について詳しく解説します。適切な処分をするためにも、必見ですよ。
- HDDレコーダーを処分する前に
- HDDレコーダーの処分:自治体回収を利用する
- HDDレコーダーの処分:買い替えの場合
- HDDレコーダーの処分:リセールやオークションの利用
- HDDレコーダーの処分:回収業者に依頼する場合
- HDDレコーダーの処分でよくある質問
この記事を読むことで、HDDレコーダーの処分にかんする基本を学び、正しい処分ができるようになります。HDDレコーダーを安全に処分するためにも、記事を読んで必要なことを身に付けましょう。お得な処分方法についても詳しく解説しているので、最後まで目をとおしてくださいね。
1.HDDレコーダーを処分する前に
最初に、HDDレコーダーを処分する前に知っておくべきことを学びましょう。寿命や正しい処分の必要性・捨てる前の作業について解説します。
1-1.HDDレコーダーとは
HDDレコーダーとは、テレビ放送などのデジタルオーディオやデジタルビデオをハードディスクに記録・再生するものです。記録後の編集や消去が可能で、DVDディスクなどの記録媒体を必要としません。テープレコーダーやDVDレコーダーと比較して作業効率が上がり、使い勝手がいいため急速に普及しました。特に、大容量のデータを扱う場合に大きなメリットを感じることができます。
1-2.HDDレコーダーの寿命や耐用年数は?
HDDレコーダーの耐用年数は、約5年です。購入してから5年を経過したものは、寿命を迎えていると考えましょう。廃棄・買い替えのタイミングとしては、以下のようなものがあります。
- HDDレコーダーが故障した
- 現在の機能に不満がある
- 新機能を搭載した機種が出た
できれば、故障する前に新しいものを入手しましょう。いきなり故障することで大切なデータを失うことがあるからです。
1-3.HDDレコーダーのリサイクルと正しい処分の必要性
HDDレコーダーには、希少金属などの資源が含まれています。正しく処分するとこで、資源をリサイクルできるのです。ごみとして出すときは、自治体の指示に従って正しく出してください。処分が面倒だという理由で安易に廃棄することはやめましょう。また、できるだけごみ以外の方法での処分を考えてください。ポイントは、資源を有効活用できるかどうかです。
1-4.HDDレコーダーを捨てる前にやっておくこと
HDDレコーダーの処分前には、以下の点をチェックしておきましょう。
1-4-1.BCASカードについて
BCASカード(デジタル放送を受信するときに必要なカード)は、抜いておきましょう。廃棄方法は、はさみで切り刻みごみとして捨てるだけです。有料放送を契約している場合は特に気を付けてください。そのままの状態でほかの人の手に渡ると、悪用される恐れがあります。
1-4-2.付属品を確認しよう
HDDレコーダーを購入したときの付属品を確認してください。購入時には各種ケーブル類やコネクター類が付属していることも多くなります。現在使用していないものは忘れがちなので、特に注意しましょう。使用説明書や外箱など、残っているものはすべて揃(そろ)えてください。
1-4-3.HDDレコーダーの内部データについて
HDDレコーダーには、内部データが残っていることがあります。個人設定などについても削除・初期化しておきましょう。録画データで大切なものは、消去する前にバックアップを取ってください。内部データをそのままにしておくと、個人情報流出の可能性があるので注意しましょう
2.HDDレコーダーの処分:自治体回収を利用する
HDDレコーダーの処分は、自治体回収を利用できます。具体的な方法やメリット・デメリットを学びましょう。
2-1.HDDレコーダーは何ごみに分類?
HDDレコーダーを何ごみとするかは、自治体によって規定が異なります。まずは、居住地の自治体の方針を調べてみましょう。中には、小型家電リサイクル法の指定品目としているところもあります。小型家電リサイクル法に指定があるときは、役所などに設置してある専用の回収ボックスに入れてください。法律で定められたとおり、資源を有効に使用する目的で自治体がリサイクルしてくれます。小型家電リサイクル法に指定が無い場合は、不燃ごみか粗大ごみとなるはずです。いずれにしても、自治体の指示に従って処分してください。
2-2.HDDレコーダーの処分を自治体に依頼する方法
回収方法にかんしては、以下を参考にしてください。
- 不燃ごみ:不燃ごみ回収日時に集荷場所に出す
- 粗大ごみ:自治体の粗大ごみ受付センターに連絡し、回収日時・場所の指示などに従う
- 小型家電リサイクル法に基づいた処分:自治体指定の回収ボックスに入れる
なお、不燃ごみ・小型家電リサイクル法に基づいた処分は、回収費用が無料です。粗大ごみの場合は、自治体の指示に従って「粗大ごみリサイクル券」をコンビニなどで購入することで回収費用の支払いが完了します。HDDレコーダーのわかりやすい位置に貼り付けて出してください。
2-3.HDDレコーダーの処分を自治体に依頼するメリット・デメリット
HDDレコーダーを自治体に処分してもらうことには、メリット・デメリットの両方があります。主なものについては、以下を参考にしてください。
2-3-1.メリット
- 処分費用が安い(無料もしくは1台数百点程度)
- 自治体に処分依頼をするので安心
2-3-2.デメリット
- 粗大ごみ扱いになると申し込みや準備が面倒
- 回収日時や場所の指定がある
- 小型家電リサイクル法に沿った回収箱が近くに無い
3.HDDレコーダーの処分:買い替えの場合
新しいHDDレコーダーに買い替える場合は、販売店の下取りや引き取りを利用できることがあります。方法や料金などを含め、詳しく解説しましょう。
3-1.販売店によるHDDレコーダーの下取り・引き取りについて
HDDレコーダーの販売店では、顧客サービスのひとつとして下取り・引き取りを行っている場合があります。業者では、新しいHDDレコーダーの購入を促したいからです。普段は下取り・引き取りサービスを行っていない業者でも、キャンペーンを打ち出すこともあるのでこまめにチェックしておきましょう。
3-2.販売店に下取り・引き取りを依頼する方法・料金
まず、販売店がHDDレコーダーの下取りや引き取りを行う条件を確認してください。問題が無ければ、直接店頭に持ち込んで処分を依頼しましょう。料金は、無料のことが多くなります。ただし、下取りや引き取りを依頼した業者で新規購入をするという条件が付くことが多いものです。
3-3.販売店に下取り・引き取りを依頼するメリット・デメリット
販売店の下取り・引き取りには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
3-3-1.メリット
販売店の下取り・引き取りは、買い替えをする人に大きなメリットとなります。
- 買い替えと同時処分ができる
- 新規買い替え時に値引きしてもらえることがある
3-3-2.デメリット
ただし、販売店の下取り・引き取りには以下のようなデメリットもあります。
- 無名メーカーや古過ぎるものなど下取り・引き取りを断られることがある
- 新規購入以外では利用できないことがある
- 自分で業者の店舗に持ち込む必要がある
4.HDDレコーダーの処分:リセールやオークションの利用
HDDレコーダーをリセールしたりオークションで売ったりすることもできます。それぞれの方法や、メリット・デメリットを解説しましょう。
4-1.HDDレコーダーの中古需要について
中古品として買値が付くHDDレコーダーは、以下のようなものです。条件が揃(そろ)うほど買い取りが有利に進みます。
- 外観に大きな傷や目立つ汚れなどが無い
- HDDレコーダーとしての機能に問題が無い
- 人気メーカーや人気ブランドである(ソニー・パナソニックなど)
- 年式が新しい
- 使用感が少ない
- 付属品やマニュアル類が揃(そろ)っている
4-2.HDDレコーダーのリセールやオークションの方法
HDDレコーダーのリセールやオークションの方法を紹介しましょう。
4-2-1.リサイクルショップに買い取ってもらう
リサイクルショップでは、中古品として再販することを前提にHDDレコーダーを買い取っています。多くの場合、リサイクルショップの店頭に直接持参・もしくは宅配便で送付後、買い取りが可能かどうか査定を受けることになるでしょう。店頭で買い取り可能となった場合は、すぐに代金を受け取ることができます。
4-2-2.オークションを利用する
インターネットのオークションサイトに出品して、HDDレコーダーを買い取ってくれる人を探す方法もあります。オークションサイトに会員登録後、出品作業を経て、落札希望者が現れるのを待ちましょう。落札希望者から入札があり、オークション期日が過ぎれば取り引きが成立します。落札者から支払いを受け、HDDレコーダーを発送して完了です。
4-3.リセールやオークションを利用するメリット・デメリット
HDDの処分でリセールやオークションを利用するメリットとデメリットについて、それぞれ見ていきます。
4-3-1.メリット
- 取り引きが成立すればお金になる
- 中古品としてほしい人の手に渡すことができる
- オークションの場合は思わぬ高値で売れることがある
4-3-2.デメリット
- リサイクルショップでも買い取りできない場合がある
- リサイクルショップでは買い取りできないものは引き取りもできない
- オークションの場合は個人間トラブルが起きやすい(入金トラブル・商品クレームなど)
5.HDDレコーダーの処分:回収業者に依頼する場合
HDDレコーダーの処分は、回収御者に依頼すると何かと便利です。依頼方法やメリット・デメリットをはじめ、業者選びのポイントなど、詳しく解説しましょう。
5-1.業者がHDDレコーダーを回収する方法
- 依頼者が業者に回収の見積もりを依頼する
- 業者からの見積もりの内容をチェックし、問題が無ければ契約する
- 業者が指定した方法でHDDレコーダーを回収する
- 回収手数料を支払う(買い取りになった場合は代金の振り込みがある)
なお、業者によってはHDDレコーダーの回収を宅配便送付にて受け付けているところもあります。直接回収よりも手数料が安くなるので、利用するといいでしょう。
5-2.HDDレコーダーの宅配回収について
HDDレコーダーは、宅配便でも送付できる重さ・大きさです。そのため、単体で処分するときは宅配回収を扱っている業者を選ぶとお得と言えます。通常、不用品を回収する場合、業者のトラックで依頼者の指定場所に向かうため、数千円程度の回収費用が必要です。直接回収は便利ですが、忙しい人にとっては宅配回収の方がより好ましいこともあるでしょう。宅配回収が可能な業者を選べば、自分の都合がいいときに梱包(こんぽう)や送付手配ができます。当、パソコン処分本舗でも宅配回収を受け付けていますのでご検討ください。
5-3.HDDレコーダーを無料で引き取りできることもある
資源リサイクルに力を入れている業者など、条件によってHDDレコーダーを無料で引き取りしてくれるところがあります。故障しているものなど、買い取り不可のものでも対象となることがあるのでよく調べてみましょう。たとえば、当パソコン処分本舗では、無料回収対象品目に指定があるものと同時に送付いただければ宅配便送料も無料となります。
5-4.回収業者を利用するメリット・デメリット
HDDレコーダーの処分を回収業者に依頼した場合、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
5-4-1.メリット
回収業者の利用には、多くのメリットがあります。
- 壊れたHDDレコーダーも処分してもらえる
- 状態のいいものは買い取りしてくれることがある
- HDDレコーダー以外のものも同時回収可能
- 回収日時・場所の指定ができる
- 自分で運ぶなど、面倒なことをしなくていい
5-4-2.デメリット
回収業者を依頼するデメリットについても、理解しておきましょう。
- 直接回収の場合、数千円程度の回数手数料が必要になる
- 営業エリア外の業者には依頼できないことがある
5-5.回収業者選びのポイントを解説
回収業者を選ぶときは、以下のポイントを満たすところにしましょう。
- HDDレコーダーにかんする豊富な知識がある
- 回収手数料がリーズナブル
- 中古品として価値があるものは買い取りをしてくれる
- 状況に合わせて回収方法を選ぶことができる(宅配回収・直接回収など)
- 顧客からの評判がいい
- 業者の対応が親切で説明がわかりやすい
- 古物商許可など不用品回収業に必要な許可を得ている
なお、当パソコン処分本舗でもHDDレコーダーの回収を行っています。単体でも回収できますが、不要になったノートパソコンやスマートフォンなどと同梱(どうこん)することで宅配便送料が弊社着払い可能です。とてもお得ですからぜひご利用ください。
5-6.回収業者にHDDレコーダーの処分を依頼するときの注意点
回収業者の中には、不法営業をしているところもあります。無許可でHDDレコーダーを有料回収し、適当に廃棄してしまうパターンです。無許可の業者の多くは、電話や訪問によっていきなりやってくることが多くなります。また、住宅街を営業車で巡回しながら不用品回収を呼び掛けている業者にも注意しましょう。無料回収してもらえるはずが有料と言われたり、ブランド品などを無理やり回収していったりする業者もいます。回収業者は、自分の目で信頼できるところを選んでください。
6.HDDレコーダーの処分でよくある質問
最後に、HDDレコーダーの処分でよくある質問に回答します。それぞれの内容をしっかりチェックして実際に処分するときに不安を残さないようにしましょう。
6-1.できるだけ高額で買い取ってもらうためにできることは?
- できるだけキレイに掃除する(汚れをふき取る)
- 付属品を揃(そろ)えておく
- できるだけ早く買い取りに出す
- HDDレコーダーを高額査定している業者に依頼する
6-2.複数台のHDDレコーダーを同時処分できますか?
1回に複数台の処分も可能です。ただし、1台ごとに手数料がかかる場合もあります。業者によっては、パック料金プランを適用してくれることもあるので相談してみましょう。なお、宅配回収を利用するときは、荷物が業者の指定重量・サイズを超えないことが条件となります。複数台のHDDレコーダーをひとつの梱包(こんぽう)で済ませようとすると規定オーバーとなり受け付けてもらえない可能性があるので注意してださい。
6-3.買い取りの査定に出したものの金額に納得できないときは?
査定金額に納得ができない場合、まずは業者に問い合わせましょう。親切な業者は、査定理由を教えてくれます。理由を聞いても納得できないときは、ほかの業者に改めて依頼することも可能です。ただし、HDDレコーダーが業者の手元にあり、返送が必要な場合は返送料がかかることがあるので気を付けましょう。
6-4.HDDレコーダーのデータ消去をしないで業者に渡してしまったのですが?
すぐに業者に連絡して、データ未消去について問い合わせましょう。信頼できる業者であれば、内部データの有無をチェックし、必要に応じて消去をしてくれます。なお、悪徳業者に渡った場合は、内部データを悪用することがあるので気を付けてください。いずれにしても、業者選びをきちんとしていれば万が一のときのリスクを最低限にできます。
6-5.業者で回収したHDDレコーダーはどうなるのですか?
回収業者では、まだ使うことができるものは中古品として再販します。故障などで、HDDレコーダーとしての寿命を終えたものは、分解して素材ごとに仕分けし、資源リサイクルに回すのです。ただし、悪徳業者になると不法廃棄をする可能性があります。特に多いのは、有料で回収しておきながらそのまま私有地などに廃棄してしまう例です。資源リサイクルのためにも、環境破壊を防ぐためにも、信頼できる業者に回収を依頼しましょう。
まとめ
今回は、HDDレコーダーの処分について詳しく解説しました。買い替えで不要になったものや故障で使えなくなったものなどは、適切な処分をすることが大切です。さまざまな処分方法の中でも、おすすめは回収業者への依頼となります。業者の中には、宅配回収など便利でお得な方法を選べるところもあるので検討してみてください。不要になったHDDレコーダーをきちんと処分し、リサイクルするには、信頼できる業者を選ぶことが何よりも大切です。