液晶モニターを処分する方法を解説! 無料&安全に処分するコツは?
2018/10/31
液晶モニターの処分方法をお探しではないでしょうか。実は、液晶モニターでリサイクルマークがついていないものは、メーカーに処分を依頼すると回収費用がかかってしまいます。また、メーカー回収では日数がかかるのもデメリットでしょう。しかし、無料で回収してもらえるだけでなく、ほかの不用品も無料で引き取ってもらえる方法もあります。今回は、液晶モニターを処分する方法について、詳しく解説しましょう。
この記事を読むことで、液晶モニターを処分する方法についてよく分かり、スムーズに手続きできるようになります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.液晶モニターを処分する前に知っておくこと
最初に、液晶モニターを処分について知っておくべきことを見ていきましょう。
1-1.液晶モニターはゴミとして処分できない
液晶モニターは、PCリサイクル法の対象品目であるため、自治体でゴミとして処分してもらうことはできません。PCリサイクル法では、メーカーに責任を持って回収・資源リサイクルすることを義務づけているからです。そのため、液晶モニターを処分するときは、メーカーに回収してもらう、不用品回収業者に依頼するなど、自治体処分以外の方法を選ぶことになります。
1-2.種類や状態により買取対象になる場合も
前述したように、液晶モニターは、種類や状態により買取してもらえることがあります。処分する前に、業者の査定してもらうといいでしょう。買取処分は、処分費用がかからず、手元にお金が入るのが大きなメリットです。なお、買取になった液晶テレビは、業者の元でクリーニングや微調整された後、中古品として新たな持ち主を待つことになります。
1-3.配送時の破損に気をつけよう
液晶モニターを配送するときは、衝撃による破損に注意しましょう。たとえば、以下のような方法で破損を防ぐことができます。
- 購入時の箱・固定用資材を使用する
- 液晶モニターより大き目の段ボール箱に入れ緩衝材を多めに入れる
- 液晶画面にプチプチを巻いてから梱包(こんぽう)する
- 配送時に「ワレモノ」指定をする
2.液晶モニターを処分・売却する方法
液晶モニターを処分・売却する方法について詳しく解説します。
2-1.小型家電リサイクル法の指定品目として処分する
液晶モニターは、自治体によって「小型家電リサイクル法」の対象品目に指定されている場合があります。小型家電リサイクル法の指定品目の場合は、役所や商業施設に設置してある専用回収ボックスに投入すれば無料で処分してもらうことが可能です。こちらから、居住区の自治体の対象品目を調べてみてください。回収後は、自治体がリサイクルに回してくれます。
メリット
- 無料で処分してもらえる
- 回収後は確実に資源リサイクルされる
- 都合のいいタイミングで処分できる
メリット
- 小型家電対象品目に指定している自治体が少ない
- 専用回収ボックスの設置数が少ない
- 専用回収ボックスの設置場所まで運ぶ必要がある
2-2.メーカーに回収してもらう
不要になった液晶モニターは、メーカーに回収してもらうことができます。メーカーのリサイクル担当窓口に連絡し、回収手続きを進めましょう。なお、PCリサイクルマークがついているものは、無料で処分してもらえます。PCリサイクルマークがないものは、1台につき3,240円(税込み)の手数料と別途配送料が必要です。
メリット
- 確実にリサイクルしてもらえる
- 状態のいいものでも買取にならない
デメリット
- 手続きが面倒
- 他社製品は対象外
- 申し込みから回収完了まで2週間程度かかることがある
- 1台ごとに手続きする必要がある
- PCリサイクルマークがないものは手数料が必要
2-3.買い替えなら販売店に引き取り・下取りを
液晶モニターを買い替えるのなら、販売店に不要になったものの引き取りや下取りしてもらえることがあります。まずは、販売店に確認してみるといいでしょう。引き取り・下取り可能な場合は、買い替えと同時に処分を依頼できます。
メリット
- 買い替えと同時に処分できる
- 処分費用がかからない
- 下取りしてもらえばお金になる
デメリット
- 引き取り・下取りだけでは依頼できない
- メーカーや対象機種が限定されていることがある
2-4.リサイクルショップに買取してもらえる場合も
リサイクルショップでは、中古品として再販可能な液晶モニターを買取してもらえます。まずは、業者の店頭に持ち込み、査定を受けましょう。買取可能で提示金額に納得した場合は、液晶モニターを引き渡して代金を受け取ってください。
メリット
- 持ち込んだその場で引き渡し・代金受け取りが可能
- 液晶モニター以外の買取依頼もできる
デメリット
- 買取価格が相場よりも安いことが多い
- 買取不可の場合は引き取りもできない
- 宅配回収や出張回収に対応していないことがある
2-5.ネットオークションやフリマサイトで売る
不要になった液晶モニターは、ネットオークションやフリマサイトで売ることができます。実際に検索してみると、多数の出品があり毎日活発に取り引きされていることが分かるでしょう。利用する場合は、専用サイトに会員登録し、出品手続きをしてください。落札後は、落札者と連絡先を交換し、支払いを確認したら液晶モニターの発送へ進みましょう。液晶モニターは精密機器なため、落札者にとって配送中の破損は大きな心配となります。具体的な梱包(こんぽう)方法などを明記しておくと、安心して落札してもらえるでしょう。
メリット
- 欲しがっている人と直接やり取りできる
- 自分の売りたい価格で出品できる
- 業者で買取不可のものでも売れることがある
- 思わぬ高額落札もある(ネットオークション)
- スマホからでも気軽に出品できる(フリマサイト)
デメリット
- 必ずしも売れるとは限らない
- 出品手続きから発送完了まで数日程度かかる
- 商品クレームや支払い遅延などのリスクがある
- 値切られることが多い(フリマサイト)
2-6.不用品回収業者に依頼する
不要になった液晶モニターは、不用品回収業者に処分・買取してもらうこともできます。業者によって、以下のような回収方法から選ぶことが可能です。まずは、業者に連絡して見積もりもらって検討することをおすすめします。
- 店頭持ち込み:業者の店頭に直接持ち込む
- 宅配回収:宅配便で業者に送付する
- 出張回収:日時と場所を指定し、業者に回収してもらう
メリット
- 買取不可の場合でも引き取り可能
- ほかの不用品と同時に回収してもらえる
- 出張回収を依頼すれば自分で運ぶ必要がない
デメリット
- 通常は回収費用がかかる(宅配送付で千円程度~・出張回収で数千円程度~)
2-7.信頼できる業者の選び方
液晶モニターの処分を業者に依頼する場合、以下のポイントを参考にして選ぶといいでしょう。
- 液晶モニターの処分実績が豊富にある
- 再販可能なものは買取、不可能なものは資源リサイクルしている
- 見積もりは無料
- 回収費用がリーズナブル
- 回収方法を選べる(店頭持ち込み・宅配回収・出張回収など)
- スタッフの対応が親切で丁寧
- 顧客からの評判がいい
- 古物商許可を取得している
なお、当パソコン処分本舗では、液晶モニターを無料で回収しています。宅配便で着払いにて送付いただくことができて便利です。さらに、液晶モニターと同梱(どうこん)していただければ、そのほかの不用品も無料回収となり大変お得ですから、ぜひご利用ください。
3.液晶モニターを買取してもらえる条件は?
液晶モニターで、買取対象になるものの条件や高く買取してもらうコツなどを詳しく解説します。
3-1.買取対象となる液晶モニターの状態は?
買取対象となる液晶モニターは、以下のような状態のものです。
- 有名メーカー・ブランド
- 色むら・ドット欠けがない
- 年式が新しい
- 故障や不具合がない
- 主要な付属品がそろっている
3-2.高く買取してもらうコツ
液晶モニターを高く買取してもらうには、以下のコツを参考にしてください。
- ほこりや汚れをキレイにクリーニングしておく
- 購入時の箱・付属品などをそろえておく
- できるだけ早く買取に出す
- 液晶モニターの買取を強化している業者に依頼する
3-3.高く買取してもらえる種類・メーカー
液晶モニターで高く買取してもらえる種類やメーカーには、以下のようなものがあります。買取相場と併せて参考にしてください。特に、大画面・高性能な液晶モニターは高く買取してもらえる傾向があります。
- Acer(ET430Kwmiippx・ホワイト・43インチ):1台28,000円程度
- iiyama (ProLite XU2492HSU ・23.8インチ):1台5,000円程度
- IODATA(LCD-M4K401XVB ・39.5インチ)1台30,000円程度
なお、実際の買取価格は、中古市場での需要や液晶モニターの状態により大きく上下します
3-4.液晶モニターの買取相場
液晶モニターの買取相場は、1台数千円~数万円程度です。ネットオークションやフリマサイトでは、状態によって1台千円で取り引きされる場合もあります。買取相場を調べると気は、以下の方法がおすすめです。
- 業者に査定を依頼する
- 業者が公表している買取相場を参考にする
- ネットオークションやフリマサイトの落札実績を調べる
4.液晶モニターの処分に関するよくある質問
最後に、液晶モニターの処分に関するよくある質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.画面が割れた液晶モニターを処分するときの注意点は?
A.割れている部分をガムテープなどでふさぎ、破片によるケガを防ぎましょう。また、上にメモを貼って「破損アリ・取扱注意」と書いておくと配送する人も気をつけることができます。
Q.液晶モニターの付属ケーブルも同時に処分するべきですか?
A.不要なら処分してください。ほかの機器に使えるものでも、同じものが複数あるなどで結局使わなければ不用品になります。
Q.古い液晶モニターは買取できないと言われたのですが?
A.液晶モニターの寿命は、約4~5年です。古い液晶モニターは寿命を迎えており、いつ故障するか分からないため、業者で買取不可となることが多くなります。
Q.ネットオークションやフリマサイトではジャンク品でも売れる?
A.売れる可能性はあります。正常に動作しなくても、修理パーツを取るなどの目的で欲しい人がいるからです。ただし、人気ブランド・種類以外は落札されにくいでしょう。
Q.ネットオークションやフリマサイトでのトラブルを防止するコツは?
A.以下のポイントを参考にしてください。
- 落札者制限をかける(悪い評価がある人や新規入札者を除外する)
- 落札者とのやり取りで不安点や疑問点を残さない
- 商品名・型番・液晶の大きさに加え傷などの欠点も必ず表記する
- 送料の金額目安と送付方法を明記する
- 配送時はできるかぎり丁寧に梱包(こんぽう)する(証拠写真を撮影しておくと良い)
- 支払いや期日を明記し、遅延があったら取り引きを中止する
- 支払いを確認する前に発送しない
まとめ
今回は、液晶モニターの処分について詳しく解説しました。故障などで使用不可となったものはPCリサイクルマークがついていれば、無料でメーカー回収が可能です。また、専門業者なら当パソコン処分本舗のように無料回収している場合もあるので確認してみてください。なお、まだ十分に使うことができるものは買取してもらえることがあります。まずは、業者に査定を依頼してみるといいでしょう。