壊れたプリンターを処分する方法は? 処分する際の注意点もチェック!
2021/09/24
壊れたプリンターはどうやって処分すればいいのか、処分時に注意すべきことはあるのか……など、プリンターの処分で悩んでいる方は多いでしょう。壊れたプリンターを処分する前に、原稿を取り忘れていないか、インクカートリッジが入ったままになっていないか確認すべき点がたくさんあります。正しく処分するためにも、知識を身につけることが大切です。
そこで、本記事では、壊れたプリンターを処分する方法や回収業者に依頼するコツについて詳しく説明します。
この記事を読むことで、壊れたプリンターを処分する際の注意点も分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.プリンターの寿命はどれくらいか?
まずは、プリンターの寿命がどのくらいなのか、基本情報をチェックしておきましょう。
1-1.プリンターの耐用年数は約5年
プリンターの耐用年数は、約5年といわれています。国税庁が定めている機器などの耐用年数を法定耐用年数といいますが、プリンターの法定耐用年数は5年です。もちろん、使用頻度やメーカーなどによっても異なるため、早く使えなくなってしまうこともあれば5年以上使い続けるケースもあります。また、法定耐用年数とは別にメーカーが示している装置寿命は約3~5年です。
1-2.寿命のサインをチェック!
プリンターに寿命が近づいてくると、さまざまな症状が現れるようになります。主に、以下のようなサインが現れた際は故障しやすい状態になっているので注意が必要です。
- ノズルが詰まりやすい
- 給紙がうまくいかない
- プリンターの中から異音がする
- 電源が入らない
上記の症状が現れた際には、まず何が原因なのかチェックしてみるといいでしょう。クリーニングをしてもノズルの詰まりが直らなかったり、用紙が正しくセットされていても給紙がうまくいかなかったりする際は、ほかに原因がある証拠です。手元に取扱説明書があれば、そこにサインが現れたときの対処法が記載されているので、ぜひチェックしてみてください。
2.壊れたプリンターを処分する方法
ここでは、壊れたプリンターを処分する方法をいくつか紹介します。
2-1.粗大ゴミとして処分する
プリンターは自治体回収での処分が可能です。一辺が30~40cm以上のものは粗大ゴミに分類されるところが多いので、ほとんどの自治体でプリンターは粗大ゴミに指定されているでしょう。粗大ゴミとして処分する際は、事前に自治体のホームページで申し込みをしたり、スーパーやコンビニなどで粗大ゴミ処理券を購入したりするなど手続きが必要になります。処分費用は数百円と低費用で抑えることはできますが、回収日が決まっているのですぐに処分できません。すぐに処分したい・ほかにも処分したいものがある方は、ほかの方法をおすすめします。
2-2.小型家電リサイクル法に基づいて処分する
自治体によっては、プリンターを小型家電リサイクル法の対象品目にしているところがあります。小型家電リサイクル法の対象品目は、ゴミとして廃棄せずにリサイクル処分できるのが大きなメリットです。回収方法は、イベント回収・ステーション回収・ピックアップ回収・ボックス回収の4種類があります。小型家電リサイクル法に基づいて処分するのか、どのような方法で回収してもらえるのかなど、自治体のホームページで確認してください。
2-3.家電量販店に回収してもらう
新しいプリンターへの買い換えを検討している方は、購入先の家電量販店に古いプリンターを回収してもらうのも方法の1つです。購入者限定で古い家電の回収を行っているところがあるでしょう。ただし、壊れたプリンターは下取りサービスが利用できないので、回収費用がかかる可能性があります。家電量販店によって回収費用がかかったり、無料回収の条件が決まっていたりするため、ホームページや電話での確認が必要です。
2-4.不用品回収業者に依頼する
すぐにプリンターを処分したい・ほかにも処分したい不用品があるという方は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。不用品回収業者では、さまざまなジャンルを取り扱っています。プリンター以外にも処分したい不用品があれば、一気にまとめて回収してもらえるので手間と時間がかかりません。また、不用品回収業者の中には、無料回収を行っているところがあります。無料回収業者に関しては、後ほど【4.無料回収業者に依頼する方法も】で詳しく説明するのでぜひチェックしてください。
3.プリンターを処分する際の注意点
ここでは、プリンターを処分する際の注意点をいくつか紹介します。
3-1.自治体のホームページでゴミの分類と処分方法を確認する
壊れたプリンターを自治体で処分する場合、必ずホームページでゴミの分類と処分方法を確認してください。前述したように、ゴミの分類や処分方法は自治体によって異なります。間違った方法で処分してしまうと、罰金が科せられることになるので注意が必要です。また、自治体によっては、粗大ゴミではなく不燃ゴミとして処分できるところもあるでしょう。粗大ゴミと不燃ゴミとでは処分方法が違うので注意してください。自治体のホームページを見ても分からないときは、窓口に電話で問い合わせましょう。
3-2.インク・トナーカートリッジは別で処分する
プリンターを処分する場合、インク・トナーカートリッジは別にしなければなりません。一緒に処分するのはNGですので、処分前に必ず取り外してください。なお、インク・トナーカートリッジが純正品の場合、家電量販店や郵便局の回収ボックスに入れる形で処分できます。非純正品や使用済みの場合は、自治体のゴミ回収に出すといいでしょう。自治体によってゴミの分類は異なりますが、可燃ゴミ・不燃ゴミとして処分できるところがほとんどです。未使用の場合はリサイクルショップで売却したり、友人や知人に譲ったりすることもできます。
3-3.原稿・SDカードを忘れずに取り外す
壊れたプリンターの処分でよくあるのが、原稿をトレーやスキャナーに置き忘れたまま捨ててしまうことです。一度捨ててしまうと、原稿は手元に戻らないので注意してください。処分する前に、書類原本などが残っていないか必ず確認しましょう。免許証のコピーや履歴書などの書類を置き忘れてしまうと個人情報が流出してしまう恐れがあります。また、USBメモリーやSDカードといった小型の記録媒体も挿入されたままになっていないか確認が必要です。
4.無料回収業者に依頼する方法も
ここでは、無料回収業者に依頼する方法を解説します。
4-1.無料回収ができる仕組み
「なぜ無料回収ができるのか?」と疑問を感じている方は多いと思いますが、無料回収ができる仕組みがあります。無料回収業者によって仕組みは異なるため、依頼前にホームページ等で無料回収ができる理由を必ずチェックしてください。無料回収ができる理由がきちんと記載している業者なら安心して依頼できますが、記載がない業者は悪質業者の可能性が高いので要注意です。なお、パソコン・不用品の無料回収を行っているパソコンダストの場合、回収したものを自社でリサイクルして再販、または部品に分解して販売しています。そのため、回収にコストがかかりません。
4-2.回収方法が選べるか
無料回収業者に依頼する際、どのような回収方法が選べるかチェックしてください。主な回収方法としては、宅配回収・持ち込み回収・出張回収の3つがあります。自分のペースでプリンターを処分したい方は宅配回収を利用するといいでしょう。パソコンダストでは、送料無料対象商品が1点でも含まれていれば、有料商品を入れても送料無料となります。近くに店舗がある場合は持ち込み回収でも構いませんが、大型プリンターは運搬が大変ですので出張回収がおすすめです。出張回収を利用すれば、家にスタッフが来て回収してくれるため、時間と手間をかけることなくスピーディーに処分できます。
4-3.回収までの流れをチェック!
どのような流れでプリンターを回収してくれるのか、ここでは宅配回収と出張回収の大まかな流れを紹介します。
宅配回収
- こん包材料を用意し、回収してもらいたい製品をこん包する
- 最寄りの運送会社に集荷依頼をする(送料無料対象品目は着払い伝票、送料有料対象商品は元払い伝票を使う)
- 無料回収業者に発送して完了
出張回収
- ホームページのフォームまたは電話から回収依頼を申し込む
- お住まいの地域と回収してもらいたい品目を伝える
- 訪問日時を決める
- 当日にスタッフがやってきて回収完了
4-4.サービスが充実しているパソコンダスト
どの無料回収業者に依頼すればいいのか分からずにお悩みの方は、ぜひパソコンダストをご利用ください。パソコンダストでは、宅配回収・持ち込み回収・出張回収から好きな回収方法を選ぶことができますし、たくさんの商品を扱っています。壊れていても送料・回収無料ですので、追加費用が発生することもありません。サービスの詳細については、ぜひホームページを確認してください。
5.壊れたプリンターの処分に関してよくある質問
プリンターの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.壊れたプリンターの処分費用はいくらぐらいか?
A.自治体によって異なりますが、東京都新宿区の場合は以下のとおりです。
- 高さ20cm以下:300円
- 高さ20cm~30cm以下:700円
- 高さ30cm以上:1,000円
また、不用品回収業者に依頼する際は、1点あたり3,000~5,000円程度かかるでしょう。具体的な処分費用を知りたい方は、無料見積もりを依頼してください。
Q.業務用プリンターを処分する方法は?
A.業務用プリンターは産業廃棄物扱いになるので、自治体で処分できません。主に、産業廃棄物処理の許可を取得している業者やメーカーに回収してもらうことになるでしょう。処分方法が分からない方は、メーカーに問い合わせてみてください。なお、業務用プリンターにはHDDが備わっているため、社内情報や顧客・取引先の情報が記録されている可能性があります。そのまま処分すると情報漏えいになる恐れがあるので、データを確実に削除しなければなりません。
Q.プリンターのデータは消去したほうがいいのか?
A.前述したように、業務用プリンターはHDDが内蔵されているケースが多いのでデータを削除したほうがいいでしょう。データの消去方法としては、ソフトウェアを使って消去する方法があります。また、家庭用プリンターでもデータが記録されるタイプがあるので注意が必要です。まずは、使っているプリンターにメモリーが搭載されているかをチェックしてください。ハードディスク・内蔵メモリーなどの項目があるプリンターは、データが残る可能性があります。
Q.プリンターを長持ちさせるコツは?
A.普段からプリンターに負担をかけないことが大切です。たとえば、インクジェットプリンターの場合、ヘッドクリーニングを定期的に行ったり、純正インクを使ったりするなどの工夫があります。また、折れた用紙を使っていると用紙詰まりの原因にもなるので注意が必要です。
Q.気をつけたほうがいい無料回収業者の特徴は?
A.「今なら無料で回収します」「今だけのキャンペーンです」など、さまざまな謳(うた)い文句で契約させようとする無料回収業者は注意したほうがいいでしょう。無料と偽り、回収後に追加費用を請求する恐れがあります。また、ホームページ等に無料回収の理由が記載されていなかったり、スタッフの対応が悪く返信が遅かったりするところも注意が必要です。
まとめ
壊れたプリンターを処分する方法として、自治体回収・不用品回収業者があります。自治体で処分する場合は、粗大ゴミもしくは燃えないゴミに分類されるでしょう。お住まいの地域によってゴミの分類や処分方法が異なるので、事前に自治体のホームページ等を確認してください。なるべく処分費用をかけたくない方は、無料回収業者に依頼するのも方法の1つです。無料回収業者に依頼する際は、無料回収の理由が記載されているところを選んでくださいね。