春日部市でパソコンを処分するには? 処分前に押さえるべきポイント
2022/12/26
「春日部市でパソコンを処分したいけど方法が分からない」「処分前に何かやるべきことはあるのか」など、パソコンの処分で悩んでいる方は多いでしょう。
そもそも、パソコンはPCリサイクル法で処分方法が決まっているので、自治体回収のゴミとして捨てることはできません。では、どのような方法で処分すればいいのでしょうか。
本記事では、春日部市でパソコンを処分する方法などを解説します。
この記事を読むことで、パソコンを処分する前の注意点や回収サービスを利用する方法なども分かります。春日部市でパソコンの処分を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1.春日部市でパソコンは何ゴミになるのか?
まずは、春日部市でパソコンは何ゴミになるのか、基本情報をチェックしておきましょう。
1-1.自治体回収で捨てることはできない
最初に説明したとおり、パソコンはPCリサイクル法で処分方法が決まっているので、自治体回収で捨てることはできません。一般的に、パソコンメーカーへ回収を依頼することになります。パソコンには鋼・銅・銀などのレアメタルが豊富に含まれているため、それらの資源を再利用するためにもPCリサイクル法に基づいて処分しなければなりません。そのことを知らずにゴミ捨て場へ放置すると、不法投棄とみなされ罰則が科せられる恐れがあります。
1-2.PCリサイクル法の対象機器
PCリサイクル法の対象機器になっているものは以下のとおりです。
- デスクトップパソコン本体
- ノートブックパソコン
- CRTディスプレイ
- 液晶ディスプレイ
- CRTディスプレイ一体型パソコン
- 液晶ディスプレイ一体型パソコン
なお、プリンター・スキャナー・ワープロといった周辺機器は回収対象外となります。ちなみに、購入時に付属されていたキーボード・スピーカー・ケーブルなどは回収対象です。
2.パソコンを処分する前の注意点
ここでは、パソコンを処分する前の注意点について詳しく説明します。
2-1.データを完全消去する
パソコンを処分する前に、データを完全消去する必要があります。データを完全消去せずにパソコンを処分すると、大切なデータが流出し悪用される恐れがあるからです。パソコンには、名前・住所・電話番号・メールアドレス・写真などのさまざまなデータが記録されています。特に、ネットショッピングをした方は、クレジットカード情報もパソコンに記録されているでしょう。それらのデータを消去する方法としては、論理的消去法と物理的破壊があります。
2-1-1.論理的消去法
データ消去専用ソフトを利用して、パソコンのデータを完全消去する方法です。ソフトをパソコンに取り入れてダウンロードするだけで簡単にデータが消去できます。データ消去専用ソフトは、パソコン販売店や家電量販店で購入できるでしょう。無料ソフトもありますが、有料ソフトのほうが確実にデータが消去できます。
2-1-2.物理的破壊
パソコンのデータが記録されているHDD(ハードディスク)を、カッターやカナヅチなどで物理的に破壊する方法です。パソコンが壊れている場合に用いられますが、HDDの破壊時にガラスの破片でケガをする恐れがあるので注意しましょう。
2-2.初期化だけでは不十分
「パソコンを初期化すればデータが完全消去できる」と思われがちですが、初期化だけでは不十分です。初期化はパソコンを出荷前の状態に戻すだけですので、記録されているデータは残ります。復元ソフトを使えばデータが復旧するため、きちんとデータを完全消去してから初期化をしたほうが安心して処分できるでしょう。初期化だけして、パソコンを処分しないようにしてください。
2-3.PCリサイクルマークの有無を確認する
パソコンを処分する前に、PCリサイクルマークの有無を確認するのも押さえておきたい注意点です。PCリサイクルマークは、平成15年(2003年)10月以降に販売された家庭向けパソコンに貼りつけられています。PCリサイクルマークがあるパソコンは処分時に費用はかかりませんが、PCリサイクルマークがついていないパソコンは回収再資源化料金がかかるので注意が必要です。なお、回収再資源化料金はメーカーによって異なりますが、だいたい4,400~5,500円となります。
3.パソコンを処分する方法
ここでは、パソコンを処分する方法について詳しく説明します。
3-1.メーカーに回収を依頼する
PCリサイクル法に則(のっと)って、パソコンはメーカーへ回収を依頼します。メーカーはパソコンの回収が義務づけられているので、回収を拒否するメーカーはありません。メーカーのお問い合わせフォームやカスタマーセンターなどに問い合わせて確認しましょう。なお、大まかな回収方法に関しては、下記を参考にしてください。
- 申し込み前に、対象機器を確認する
- PCリサイクルマークの有無を確認する
- メーカーにパソコンの回収を依頼する
- 送られてくるエコゆうパック伝票を、こん包したダンボールに貼りつける
- 郵便局に戸口集荷を依頼するか、最寄りの郵便局に持ち込む
なお、メーカーの窓口はこちら(一般社団法人パソコン3R推進協会)から確認できます。
3-2.下取りサービスを利用する
パソコンの買い換えを検討中の方は、メーカーや家電量販店が行っている下取りサービスを利用する方法もあります。下取りサービスが利用できれば、パソコンの処分と同時に新しいパソコンを安く購入できるでしょう。ただし、下取りサービスを利用するためには条件をクリアしなければなりません。たとえば、下取りサービスの対象機器が決まっている可能性があります。下取り条件をチェックした上で、サービスを利用しましょう。
3-3.宅配便による回収も
春日部市では、国の認定事業者であるリネットジャパン株式会社との連携サービスとして、宅配便による回収を行っています。リネットジャパン株式会社は小型家電リサイクル法の認定事業者ですので、安心して宅配便回収が利用できるでしょう。パソコンの回収なら1箱無料になるため、処分費用はかかりません。申し込みの流れは下記を参考にしてください。
- リネットジャパン株式会社のホームページから申し込む
- パソコンのデータを消去し、ダンボール箱に詰める
- 宅配業者に希望日時を伝え、回収してもらう
4.回収サービスを利用する方法
ここでは、回収サービスを利用する方法について詳しく説明します。
4-1.不用品回収業者に依頼する
大量のパソコンを処分したい・すぐに手放したい方は、不用品回収業者に依頼する方法も選択肢の1つです。不用品回収業者に依頼するメリットは、大量の不用品があってもすぐに処分できることでしょう。ほとんどの不用品回収業者では、宅配回収・持ち込み回収・出張回収を行っています。不用品の量が多く、自分たちで処分できない方は出張回収を利用するのがおすすめです。出張回収を利用すれば、自分でパソコンを運ぶ必要もなく、スタッフが回収しに来てくれます。不用品回収業者に依頼することで、スピーディーにパソコンを片付けられるでしょう。
4-2.無料回収業者に依頼する方法も
不用品回収業者の中には、無料回収を行っているところもあります。無料回収業者に依頼するとトラブルになるのでは……と不安を感じると思いますが、無料回収の理由が明確になっている業者なら安心して依頼できるでしょう。たとえば、回収したものをメンテナンス・再販したり、再販できないものは部品としてリサイクルしたりするなど、無料回収の理由が明確になっているか確認が必要です。
4-3.不正を働く悪徳業者に要注意!
不用品回収を行っている業者の中には、不正を働く悪徳業者が存在しています。「回収してもらったものが不法投棄されていた」「見積書にはない追加費用を請求された」など、悪徳業者とのトラブルが多発しているので注意しなければなりません。悪徳業者とのトラブルを未然に防ぐためには、不用品回収業者を慎重に選ぶ必要があります。なお、不用品回収業者を選ぶ際は、下記のポイントに注目するといいでしょう。
- 不用品回収の実績があるか
- 無料回収の理由が明確になっているか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 回収方法が選択できるか
- サービス内容が充実しているか
- 回収対象商品の種類が豊富か
- 口コミや評判がいいか
上記のポイントを踏まえた上で、複数の業者を比較することも大切なポイントです。複数の業者を比較すれば、それぞれの特徴が分かり、悪徳業者も見極めやすくなるでしょう。
4-4.パソコン処分本舗
どの不用品回収業者に依頼すべきか悩んでいる方は、ぜひパソコン処分本舗にご依頼ください。パソコン処分本舗では無料回収品目が業界トップクラスを誇っており、他社では有料が当たり前の不用品も無料で回収しています。宅配回収に関しては、デスクトップパソコン・ノートパソコン・液晶モニターなど送料無料対象商品が1点でもあれば着払いが可能です。そのほか、データ消去サービスも行っているので、ぜひ一度お問い合わせください。
5.パソコンの処分に関してよくある質問
パソコンの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.周辺機器の処分方法は?
A.パソコンの周辺機器は、不燃ゴミまたは粗大ゴミとして処分するか、不用品回収業者に依頼する方法で処分することになるでしょう。春日部市の場合、一辺の長さが50cm以内であれば不燃ゴミ、50cm以上で2m以内なら粗大ゴミに分類されます。まずは、自分で周辺機器の長さを確認してみてください。ただ、すぐに処分したい方やパソコン本体もまとめて捨てたい方は、不用品回収業者に依頼したほうがスピーディーです。
Q.宅配便による回収サービスを利用する際の注意点は?
A.パソコン本体は壊れていても古くても1箱なら無料で回収してもらえますが、パソコン本体がない場合は有料となります。モニター・キーボード・マウスなどを単品で処分する際は、費用がかかるので注意が必要です。また、ダンボール箱のサイズは3辺合計で140cm・重量は20kg以下と決まっています。さらに、CRT(ブラウン管)モニターの回収だけ、別途費用として1台につき3,000円かかるので注意してください。
Q.どんなパソコンが買取対象になるのか?
A.多くの買取業者では、壊れていない・不具合が出ていない・3~5年以内に発売されたパソコンが買取の対象になっています。パソコンの平均寿命は約5年といわれているため、発売年月から5年以上が経過しているパソコンは買取不可になる可能性が高いでしょう。買い取ってもらえるか自分で判断できない場合は、一度無料査定を依頼してみてください。また、自分で売りたい場合は、ネットオークションやフリマアプリを活用する方法もあります。
Q.メーカーが存在しないパソコンの処分方法は?
A.すでにメーカーが倒産していたり、自分で組み立てたパソコンを処分したりする場合は、一般社団法人パソコン3R推進協会に回収を依頼してください。一般社団法人パソコン3R推進協会は、平成16年7月1日からメーカーが存在しないパソコンの回収を行っています。申し込み方法や手続きに関しては、一般社団法人パソコン3R推進協会のホームページでチェックしてください。
Q.自分でデータを消去できないときの対処法は?
A.データ消去サービスを行っている業者に依頼するのがおすすめです。たとえば、パソコン処分本舗では論理的消去機と物理的破壊機という消去方法で確実にデータを消去しています。どちらか1つだけでなく、2つの消去方法を用いるからこそ、データが完全消去できるのです。なお、業者にパソコンのデータ消去を依頼する際は、トラブル防止のためにもデータ消去証明書を発行してもらいましょう。
まとめ
春日部市でパソコンを捨てることはできません。パソコンはPCリサイクル法によって処分方法が決まっているため、メーカーに回収を依頼するのが一般的です。また、パソコンを処分する前に、パソコン内に記録されているデータを完全消去する必要があります。なお、すぐにパソコンを処分したい方・処分費用をかけたくない方は、無料回収業者に依頼するのがおすすめです。無料回収業者の中でも、パソコン処分本舗は無料回収の理由が明確になっているので、安心して依頼できます。パソコンの処分でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。