【要チェック】プリンターの寿命は何年ぐらい?意外な理由で使えなくなることも!!
2015/10/23
2022/01/12
パソコンの周辺機器で最も普及しているものといえば、プリンターでしょう。
写真や年賀状なども印刷できるので、重宝している方も多いと思います。
しかし、意外に知られていないのがプリンターの寿命です。
「そういえば頻繁にプリンターを買い替えているな」と思う方もいるのではないでしょうか?
そこで、今回はプリンターの寿命についてご紹介します。
何年くらいは問題なく使えるのでしょうか?
また、修理と買い替えのどちらがお得かということもご紹介します。
プリンターの買い替えを検討している方や最近、プリンターの調子が悪いという方はぜひこの記事を読んでみてくださいね。
1.プリンターの寿命は何年くらい?
プリンターここ20年ほどの間に、ずいぶん安くなりました。
1〜2万円くらいで高品質な製品が買えるため、使いやすい製品が出るたびに買い替えるという方もいるでしょう。
実は、プリンだの寿命は3年~5年を想定しているメーカーが多いのです。
「思ったより短い」と思われた方もいるでしょう。
どのメーカーも、法律で一定期間電化製品の部品を取っておくように決められています。
プリンターの場合は5年。
それに合わせて、製品サポートも5年で終了するメーカーも多いです。
つまり、5年を過ぎて故障をした場合は修理ではなく、買い替えを勧められます。
しかし、「うちのプリンターは5年以上使っているけれど、問題ない」という方も少なくないでしょう。
その理由を、次の項でご紹介します。
2.プリンターの寿命にバラツキがある理由とは
プリンターの寿命の大半は、ヘッドの摩耗(まもう)です。
インクジェットプリンターは、「ヘッド」という部品から、霧状になったインクを紙に吹きつけることで印刷します。
プリンターの内部を開けると、インクをセットする場所があるでしょう。
これがヘッドです。
このヘッドは使うたびに摩耗(まもう)していきます。
ヘッドが寿命を迎えると、印刷がかすれたり、色合いがおかしくなったりするのです。
ヘッドが交換できれば、プリンターはまた問題なく使えるでしょう。
ですから、印刷量が多いプリンターほど寿命が短くなるのです。
プリンターは、ご家庭によって使う頻度がかなり異なります。
毎日何かしら印刷するという家もあれば、年賀状と写真を印刷するくらいという家もあるでしょう。
しかし、実は印刷をしなさすぎても、プリンターの寿命は縮まるのです。
その原因はインク。
インクジェットプリンターのインクは液状になっています。
使用頻度が低すぎるとインクが固まって目詰まりの原因になるのです。
また、霧状になって紙に吹きつけられたインクの残骸も、ヘッドにこびりついたまま長い時間がたつと固まって故障の原因になります。
ですから、1か月に数枚でいいので定期的に印刷し続けた方がプリンターは長持ちするでしょう。
3.プリンターが寿命を迎える意外な原因とは?
1か月に数枚~数十枚を印刷するだけという使い方では、プリンターの寿命はかなり長くなります。
中には、10年近く使っても問題ないというケースもあるでしょう。
しかし、プリンターは故障していなくても寿命を迎えることも多いのです。
それは、ドライバーの問題。
プリンターをパソコンに接続するときは、ドライバーが必要です。
CD-ROMが同封されている場合もありますし、メーカーのホームページからインストールすることも可能。
しかし、ドライバーが対応できるOSには、限りがあります。
Windowsを例にとってみると、ここ10年の間に、6回バージョンアップしているのです。
ですから、古いプリンターはドライバーが適応できずに使えなくなります。
適応させる方法がまったくない、というわけではありません。
しかし、パソコンに詳しくないと難しいので、「それなら買い替えた方がよい」と思われる方も多いでしょう。
4.プリンターをできるだけ長く使う方法とは?
では、プリンターを寿命まで調子よく使うにはどうしらよいのでしょうか?
この項では、その方法の一例や寿命が近くなると現れる症状などをご紹介します。
4-1.定期的にヘッドをクリーニングする
プリンターにはクリーニング機能がついていますから、定期的にクリーニングをしましょう。
印刷のかすれなどは、それで大抵きれいになります。
また、しばらくプリンターを使わなかったときも、まずヘッドクリーニングをしてから使いましょう。
ただし、ヘッドクリーニングは2回以上行っても無意味です。
むしろヘッドをいためてしまうので注意してください。
4-2.廃インク吸収パッドがいっぱいになったら?
廃インク吸収パッドというのは、印刷するときに出た余分なインクを吸収するものです。
毎日プリンターを使う方ならば、2年程度でいっぱいになってしまうでしょう。
こうなった場合は、メーカーに修理を依頼しましょう。
しかし、保証期間終了を理由に断られる場合もあります。
この場合は、プリンターの修理を行っている業者に交換を依頼してみましょう。
メーカーに部品がなくても、このような修理業者の元には部品が残っている場合があります。
なお、インターネットを検索すると自分で交換や修理をしている方もいますが、壊れてしまう可能性もあるでしょう。
「壊れてもいいから、自分で修理をしてみたい」という方だけチャレンジしてみてください。
4-3.安すぎるインクを使わない
現在のプリンターは、本体を安く売ってインクで元を取るシステムになっています。
ですから、メーカー推奨の純性インクは高価です。
プリンターを頻繁に使用するご家庭ほど、インク代は負担でしょう。
しかし、最近は100円ショップでも補充用のインクが販売されています。
これら、非純正品のインクがすべて粗悪品というわけではありません。
中には、テストをくりかえして純正品と品質の変わらないリサイクルインクを作っているメーカーもあります。
しかし、あまりに安すぎるインクは使わない方が無難です。
純正品、もしくは一定以上の値段のリサイクルインクを使ったほうがプリンターへの負担は少ないでしょう。
4-5.プリンターから異音がしだしたら、寿命が近い
プリンターの寿命が近くなると、印刷のかすれや色調がおかしくなったりするほかに、プリンターから異音がするようになります。
プリンターを動かすときに大きな音はすることがありますが、無理やり動かすような音がした場合はヘッドがだいぶ劣化しているのです。
5.プリンターの処分の仕方とは?
プリンターは不燃ゴミや粗大ゴミとして自治体に回収してもらえます。
プリンターは製品によって大きさが違うでしょう。
ですから、不燃ゴミになるのか粗大ゴミになるのかは自治体によって違います。
分からない場合は面倒でもインターネットなどで調べてから捨てましょう。
市役所のホームページにゴミの分別についての項目があるはずです。
理由があってパソコンと一緒にプリンターを処分したいという場合は、パソコンや周辺機器を無料回収してくれる業者もあります。前述したように、プリンターは寿命を迎えても使える部品が多いので、回収してリサイクルできるため無料で回収してくれる業者もいるのです。
お近くにそのような業者がある場合は、ぜひ利用してみましょう。
6.おわりに
いかがでしたか?
今回は、プリンターの寿命についてご紹介しました。
まとめると
- プリンターの寿命は約3年~5年に想定されている。
- プリンター自体に問題がなくても、ドライバーの関係で使えなくなることもある。
- パソコンとプリンターを一緒に処分したい場合は、無料で回収してくれる業者もある。
ということです。
まだ使えるのにもったいないという方は、ぜひ無料回収業者を利用してみてください。