パソコンでよくある故障は? 修理か買い換えかの判断基準をチェック!
2021/12/01
2022/02/28
パソコンの不具合が起き始めると、故障なのか、ただの不具合なのか分からなくなりますよね。また、修理か買い換えをしたほうがいいのか、悩んでしまう方は多いでしょう。事前に、パソコンでよくある故障や故障が疑われる際のチェック方法を把握しておけば、すぐに対処できるはずです。
本記事では、パソコンの故障サインや、修理か買い換えかの判断基準などを解説します。
この記事を読むことで、故障したパソコンの処分方法と注意点なども分かります。悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.パソコンのよくある故障
最初に、パソコンでよくある故障をチェックしておきましょう。
1-1.ハードウェア関連の故障
パソコンの故障でよくあるのが、ハードウェア関連の故障です。ハードウェアとは、パソコンを構成している部品のことで、マザーボード・ディスプレイ・ハードディスク・メモリーなどがあります。ハードウェア関連が故障すると、パソコンが正常に起動しなくなったり、データの保存がうまくできなかったりするなどの不具合が発生しがちです。これらの不具合は、ハードウェアの故障が大きく関係しています。そのほか、起動時に不具合が起きる際は、マザーボードの故障が関わっているといえるでしょう。
1-2.システムの故障
システムなどのソフトウェアに不具合が生じるのも、パソコンでよくある故障です。新しいソフトウェアのインストールで故障することもあれば、WindowsやMacといったOSが関係していることもあります。最近では、新しいソフトウェアのインストールによって、ウイルスが混入するケースが増えているのです。ウイルスは意図せずに侵入することがほとんどですので、むやみにソフトウェアをインストールしないように気をつけてください。ウイルスが侵入するとパソコンな内部の情報が盗まれてしまうため、注意が必要です。
2.パソコンが故障する原因
ここでは、パソコンが故障する原因を解説します。
2-1.使用環境
パソコンの使用環境はどのようになっているでしょうか。ホコリが蓄積していたり、高温多湿な部屋に設置したりしていると、パソコンの故障につながります。パソコンは精密機器ですので、ホコリなどの汚れに弱いものです。パソコン本体にホコリがたまってしまうと、HDD(ハードディスクドライブ)の読み書きができなくなります。パソコンの故障を防ぐためにも、こまめに掃除することが大切です。
2-2.熱
パソコンは熱が原因で故障することがよくあります。前述したように、精密機器だからこそ、直射日光があたる場所でパソコンを使ってしまうと、すぐに熱を持ってしまうのです。実際、パソコンを起動させていると、本体が熱くなると思います。パソコンに負荷がかかるほど熱がこもりやすくなり、その結果、熱で本体の部品が破損したり曲がったりしてしまうのです。
2-3.長時間の使用も故障の原因に
意外だと思う方が多いのですが、長時間の使用もパソコンの故障原因となります。パソコンも機会ですので、どうしても長く使っているとHDDや本体の寿命を迎えてしまうのです。特に、ノートパソコンは持ち運びやすく軽量化されているため、デスクトップパソコンよりも早く寿命を迎えるでしょう。毎日パソコンを使う機会が多い人ほど、パソコンが壊れやすくなります。
3.故障が疑われる際のチェック方法
ここでは、故障が疑われる際のチェック方法を解説します。
3-1.ケーブルを確認する
パソコンの不具合が起きるとパニックになりがちですが、ちょっとしたミスが原因で不具合が生じることもあります。たとえば、ケーブルが抜けているなどです。パソコンの電源ケーブルが抜けているケースはよくあることですので、関連ケーブルをすべて確認してみてください。パソコン本体の電源ユニットがしっかりとコンセントに挿し込まれているか、不意に抜けてはいないかチェックしておきたいポイントです。
3-2.不具合の症状をチェックしよう
パソコンにどのような症状や不具合が現れているのかをチェックすることで、原因が突き止められます。そのため、ケーブル関連を確認した後は、不具合の症状をチェックしましょう。画面にエラーが出ている場合は、そのエラーがどのような意味を示しているのか、パソコンメーカーのホームページまたは取扱説明書で確認できるはずです。なぜ不具合が起きているのか原因が分からない場合は、パソコンメーカーのカスタマーセンターに問い合わせてみてください。
3-3.症状別の対処法をチェック!
パソコンの故障が疑われる場合、症状別のチェック方法を以下にまとめたのでぜひ参考にしてください。
- 電源ランプは点灯するが起動しない:ノートパソコンの場合は電源につなぎ、バッテリーを取り外して起動する。デスクトップパソコンの場合はモニターの電源を確認する。起動しない場合はマザーボードが故障している可能性大
- 電源は入るがすぐに切れる:電源ユニットの故障または熱暴走が原因。パソコン内部のホコリを除去する
- 突然、電源が切れる:電源ユニットの故障または熱暴走が原因。パソコン内部のホコリを掃除したり、風をあてたりするなどの熱対策を施す
- 何らかのメッセージが英語で画面に出ている:HDDに問題が生じている可能性大。交換修理が必要になる
4.修理か買い換えかの判断基準は?
ここでは、修理か買い換えかの判断基準を解説します。
4-1.使用年数が5年経過しているか
一般的に、パソコンの平均寿命は約5年といわれています。パソコンに不具合が起きて修理か買い換えかを検討している場合は、使用年数をチェックしてみるといいでしょう。使用してから5年以上が経過している場合は寿命の可能性が高いため、買い換えをおすすめします。けれども、まだ使い始めてから1~3年程度であれば、修理がおすすめです。使い始めてからどのくらい経過しているのかを考慮してください。
4-2.故障箇所
修理か買い換えかを判断する際は、パソコンの故障箇所もチェックしておきたいポイントです。故障箇所によっては、修理では対応できないことがあります。たとえば、パソコンの基盤となるマザーボードが故障した場合、修理よりも買い換えを検討したほうがいいでしょう。基盤を修理するとなると高額な費用になるのはもちろん、手間と時間がかかってしまいます。正しい判断をするためにも、なぜパソコンが不具合を起こしているのか原因を突き止めることが大切です。
4-3.部品の保有期間とOSのサポート期間
パソコンメーカーの多くは、部品の保有期間を6年としています。部品の保有期間が経過しているパソコンを修理に出したとしても、必要な部品がそろわないので注意が必要です。そのため、部品の保有期間で修理か買い換えかを検討するといいでしょう。また、OSのサポート期間にも注目してください。OS=オペレーティングシステムは、パソコンを動かすために必要な機能を集めたソフトウェアのことで、WindowsやiOSがあてはまります。このOSのサポート期間が終了すると、不具合を直すためのアップデートが行われなくなるため、買い換えを検討すべきです。
5.故障したパソコンの処分方法と注意点
ここでは、故障したパソコンの処分方法と注意点を解説します。
5-1.PCリサイクル法に基づいて処分する
パソコンはPCリサイクル法に基づいて処分方法が定められています。そのため、自治体でパソコンを捨てることはできません。一般的には、パソコンメーカーに回収を依頼することになるでしょう。新しいパソコンへの買い換えを検討している方は、購入店に古いパソコンを回収してもらう方法がおすすめです。購入と処分が同時にできるので、スピーディーな方法といえるでしょう。
5-2.不用品回収業者に依頼する
すぐにパソコンを処分したい・パソコン以外にも処分したいものがある方は、不用品回収業者を利用するのも方法の1つです。不用品回収業者は、要らないものをまとめて一気に処分できるメリットがあります。処分費用はかかりますが、手間と時間をかけたくない方にはおすすめの方法です。また、不用品回収業者の中には、無料回収を行っているところもあります。
5-3.パソコンの処分ならパソコン処分本舗へ
パソコンと不用品の無料回収を行っているパソコン処分本舗では、壊れで使えないパソコンでも無料で回収できます。回収したものを自社でメンテナンスし再販するほか、再販できないものは分解し部品としてリサイクルしているからこそ、回収にコストがかかりません。パソコンには貴重な有用資源が豊富に含まれているため、壊れているパソコンでも無料回収が可能です。無料相談も受け付けていますので、パソコンの処分でお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。
5-4.処分前にデータを完全消去する
パソコンを処分する際に注意してほしいのが、データを完全消去することです。パソコンには個人情報やクレジットカード情報などのデータが記録されています。これらのデータを完全消去して処分しなければ、外部に流出し悪用されてしまうことになるでしょう。実際に、データを消去していなかったために悪用されたというトラブルが起きています。トラブルを未然に防ぐためにも、処分前にパソコンのデータを完全消去してください。なお、データの消去方法としては、論理的消去法と物理的破壊の2つがあります。
6.パソコンの故障に関してよくある質問
パソコンの故障に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.パソコンの故障に備えて日ごろからやるべきことは?
A.ノートパソコンはケースに入れて持ち運んだり、高温の環境を避けたりするなどさまざまな対策があります。急に故障するとデータを失ってしまう恐れがあるため、定期的にデータのバックアップを取っておきましょう。データのバックアップを取っておけば、一時的にほかのパソコンを使って作業することもできます。
Q.修理はいくらぐらいかかるのか?
A.パソコンメーカーや故障箇所などで異なりますが、約5,000~10,000円が目安です。ただし、基盤に関わる修理は数万円かかる可能性があります。特に、古いモデルのパソコンは修理費用が高くなりがちです。修理か買い換えかで悩む際は、修理費用がいくらかかるのかもチェックしておくといいでしょう。
Q.不用品回収業者選びのポイントは?
A.どの不用品回収業者に依頼すべきか迷う際は、以下のポイントに注目してみてください。
- 不用品回収の実績があるか
- 無料回収の理由がホームページ等に記載されているか
- 無料相談を受け付けているか
- 回収方法が選択できるか
- スタッフの対応が丁寧でスピーディーか
- 口コミや評判がいいか
Q.データの消去で気をつけておきたいことは?
A.初期化だけでは、データが完全消去できない点です。パソコンの初期化は、工場出荷時の状態に戻すだけですので、HDDに記録されているデータは消去できません。消去専用のソフトを使った論理的消去法か、HDDをカッターやカナヅチなどで傷をつけて読み取れなくする物理的破壊法でデータを消去してください。
Q.自分でデータを消去できないときの対処法は?
A.データ消去サービスを行っている業者に依頼するのがおすすめです。業者によるデータ消去サービスでは、素人ではできない機械を使ってデータを完全消去します。たとえば、パソコン処分本舗の場合、アメリカの国家機関も使用している論理的消去機と物理的破壊機の2つを活用してデータを消去しているのです。よって、確実にデータが完全消去でき、安心して捨てられます。なお、データ消去サービスを利用する際は、トラブル対策として消去証明書を発行してもらいましょう。
まとめ
起動後すぐに電源が落ちたり、パソコン本体から異音が起きたりしている場合は、買い換えがおすすめです。どのような故障が起きているのか、まずは状態とその原因を突き止める必要があります。また、要らなくなったパソコンを処分する前に、データを完全消去しなければなりません。自分でデータを消去するのが不安な方は、業者に依頼するといいでしょう。パソコンの無料回収を行っているパソコン処分本舗では、データ消去サービスも受け付けているのでぜひお問い合わせください。