ノートパソコンとデスクトップの違いは? それぞれの特徴などを紹介
2020/12/28
パソコンには、ノートパソコンとデスクトップがあります。持ち運び可能かどうかという点では、誰でも区別がつきやすい部ですが、それ以外に違いがあることを知っておく必要があるのです。とはいえ、どんな違いがあるのか、それぞれのメリット・デメリットは何かなど、分からない点が出てくるでしょう。パソコンの購入を検討されている方は、違いをしっかり理解し、自分に合うものを選ぶことが大切です。
そこで、本記事では、ノートパソコンとデスクトップの違いや迷った場合の判断基準などについてご紹介します。
- ノートパソコンとデスクトップの違いは?
- ノートパソコンのメリット・デメリット
- デスクトップのメリット・デメリット
- ノートパソコンとデスクトップで迷った場合の判断基準
- ノートパソコンやデスクトップでよくある質問
パソコンを購入する際、ライフスタイルや使用環境などに応じ、適切なものを選ばなければなりません。それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解してから比較し、最適なものを選びましょう。
1.ノートパソコンとデスクトップの違いは?
ノートパソコンとデスクトップにはどんな違いがあるのでしょうか?
1-1.設置方法
ノートパソコンとデスクトップの大きな違いは、設置方法です。デスクトップの場合、デスクの上に設置し、固定したまま使います。一方、ノートパソコンは軽量で持ち運びがしやすいため、場所を選ばずに使うことができるのです。
1-2.形状
ノートパソコンとデスクトップは、形状が異なります。ノートパソコンは液晶ディスプレーと本体・キーボードが一体化しているのが特徴です。デスクトップは、本体と液晶ディスプレー、マウス・キーボードが別になっています。好きなサイズの液晶ディスプレーを導入したり、デュアルディスプレーにしたりするなど好みの周辺機器を選択し、作業環境を自由に変えることができるようになっています。
1-3.周辺機器が必要かどうか
デスクトップは、本体以外にもキーボード・マウス・液晶ディスプレーなどの周辺機器を別に必要とします。ノートパソコンは持ち運びがしやすいよう一体型に設計されているため、本体のみで使用可能です。
2.ノートパソコンのメリット・デメリット
ノートパソコンのメリットとデメリットを考えていきましょう。
2-1.持ち運びがしやすい
ノートパソコンは軽量かつコンパクトな設計になっているため、持ち運びがしやすいのがメリットです。屋外での作業を中心としている方は、ノートパソコンが使いやすいでしょう。
2-2.デスクトップと性能はさほど変わらないものもある
近年は、ノートパソコンの機能がどんどん向上し、デスクトップとさほど性能が変わらないものも出てきました。場所を選ばず使いたい場合や、機動性を重視する場合、デスクトップよりノートパソコンを選んだほうがいいでしょう。
2-3.カスタマイズができない
ノートパソコンのデメリットは、後からパソコン内部の性能を向上できない点です。ハードディスク・メモリー・CPUなどの増設や交換が難しいため、パソコン自体の性能を上げたいという場合は、買い替えを検討しなければならないでしょう。
2-4.購入費用が高額になりやすい
ノートパソコンは、デスクトップより購入費用が高額になりやすいのがデメリットです。デスクトップよりサイズが小さいため、内部に同水準のパーツを内蔵するのにコストがかかります。そのため、デスクトップよりノートパソコンのほうが、購入費用が高額になってしまうのです。
3.デスクトップのメリット・デメリット
デスクトップのメリットとデメリットを考えていきましょう。
3-1.腰を据えて作業するのに適している
デスクトップは据え置き型であるため、腰を据えてしっかり作業したい場合に適しています。大画面で使いやすいのもメリットでしょう。自宅や会社での作業を中心とする方に向いているタイプです。
3-2.周辺機器との接続がしやすい
デスクトップのメリットは、ノートパソコンに比べて接続端子が多く内蔵されているため、周辺機器との接続がしやすいことです。プリンター・ハードディスク・液晶ディスプレーなど、さまざまな周辺機器との連携を簡単に行うことができます。ノートパソコンも無線で周辺機器との接続は可能です。しかし、端子に接続するだけで簡単に周辺機器との連携を結ぶことができるのは、セッティングにかける手間や時間を削減でき、扱いやすいといえるでしょう。
3-3.持ち運びができない
デスクトップのデメリットは、重量があってサイズが大きいため、持ち運びができないことです。決まった場所で作業する場合が多い方には、デスクトップのほうが向いています。
3-4.設置場所を確保しなければならない
デスクトップはサイズが大きいため、設置場所を確保しなければならないのがデメリットです。また、配線も複雑で、デスク周りがごちゃごちゃした環境になりやすいので注意が必要となります。
4.ノートパソコンとデスクトップで迷った場合の判断基準
ノートパソコンとデスクトップは、どっちがいいのか迷うことがあります。迷った場合の判断基準を覚えておきましょう。
4-1.使い方で決める
人によってパソコンの使い方は異なります。決まった場所での使用が中心で、じっくり腰を据えて作業をしたい方はデスクトップを選ぶといいでしょう。一方、外出先でも同じように作業する場合があるという方は、ノートパソコンを選んだほうが便利です。
4-2.価格で決める
価格で決める方法もあります。パソコンに多額の購入費用をかけられない場合は、比較的安価なデスクトップを選ぶのも1つの選択肢です。
4-3.性能
性能で選ぶ方法があります。デスクトップはカスタマイズがしやすいため、将来機能を拡張したいという場合に便利です。高性能なCPUに交換する可能性がある・充実した周辺機器を導入したいなどの希望があるなら、デスクトップを選んだほうがいいでしょう。
5.ノートパソコンやデスクトップでよくある質問
ノートパソコンやデスクトップに関する質問を集めました。
Q.作業内容でも選ぶべきパソコンは異なるのか?
A.一概にはいえません。ノートパソコンの中にも、デスクトップに匹敵するハイスペックなモデルもあるからです。ライフスタイルなどを考慮し、自分に合うパソコンを選びましょう。
Q.デスク周りをシンプルにしたい場合はどっちがいいのか?
A.ノートパソコンのほうが、デスク周りがシンプルで使いやすいでしょう。片付けも簡単で、掃除もしやすいのがノートパソコンのメリットです。
Q.デスクトップとノートパソコンで迷ったらどうすべきか?
A.買い替えでどちらを選ぶか迷っているのであれば、メーカーのショールームなどに足を運び、実際に比較している機種を見に行ってみましょう。実物を見て触れることで、どちらが自分に合うのか、使い勝手のよさなども見えてきます。
Q.自由度が高いのはどっちなのか?
A.どちらも異なる部分で自由度があります。カスタマイズが自由にできるのがデスクトップ、場所を選ばずに使えるのがノートパソコンでしょう。それぞれ違う良さがあるため、ライフスタイルに合うタイプを選ぶことが大切です。
Q.ノートパソコンとデスクトップでは、ユーザーが多いのはどっちなのか?
A.近年はノートパソコンの普及が進んでいますが、両者を使い分ける方もいるため、一概にどちらのユーザーが多いのかを明確にはできません。自宅や会社ではデスクトップ、外出先ではノートパソコンを使うケースも増えてきているからです。それぞれのメリットとデメリットをしっかり理解し、使いやすいモデルを導入しましょう。
まとめ
ノートパソコンとデスクトップには大きな違いがあります。それぞれのメリットとデメリットを把握して、ライフスタイルに合うパソコンを選んでください。また、パソコンの選び方で迷った場合の判断基準も併せて覚えておきましょう。