タブレットの処分方法を紹介! 処分前に確認すべきことや注意点も
2015/07/06
2021/07/30
タブレットは小型家電製品ですので、普通に自治体回収で処分してもいいのか・何ゴミになるのかとさまざまな疑問が出てくるでしょう。正しい方法が分からないまま処分してしまうと、不法投棄とみなされる恐れがあるので注意しなければなりません。また、正常に動作するのに処分するのはもったいないと感じるでしょう。
そこで、本記事では、タブレットを処分する方法や注意点などを解説します。
この記事を読むことで、タブレットを処分する前に確認すべきことも分かります。気になっている方はぜひチェックしてください。
1.タブレットを処分する前に確認すべきこと
最初に、タブレットを処分する前に確認すべきことをチェックしておきましょう。
1-1.まだ使えるか否か、状態をチェックする
タブレットが必要なくなったからとすぐに処分するのではなく、処分前にタブレットの状態をチェックしてください。まだ使えるかどうか状態をチェックすることで、処分ではなく買取という形で手放せるからです。買い取ってもらうことができれば、処分費用を抑えられるでしょう。なるべく、処分費用をかけたくない方はまずタブレットが正常に作動するか確認してください。不具合が起きているのであれば、どのような不具合が起きているのかもチェックしておくといいでしょう。
1-2.未払い料金がないか確認する
タブレットを処分する前に、未払い料金がないか確認しましょう。特に、タブレットの本体を分割払いで利用している場合は、処分したとしても完済するまで料金は発生します。タブレットを使っていないのに支払い続けると損をしているような気分になるでしょう。また、契約を終えていない場合も契約を解除しない限り、タブレットを処分したとしても料金は発生してしまいます。無駄なお金を使わないためにも、未払い料金と契約の有無をきちんと確認してからタブレットを処分してください。
1-3.バッテリーを取り外す
タブレットにはバッテリーがついていますが、自治体で処分する際はそのバッテリーを必ず取り外してください。バッテリーを入れたまま処分してしまうと、ゴミ収集車の中で発火する恐れがあるからです。実際に、バッテリーを取り外さなかったせいで火事になったケースも起きています。なお、タブレットから取り外したバッテリーは、家電量販店などに設置されているリサイクルボックスへ投かんしてください。基本的に、リサイクルボックスへ投かんするだけなので、処分費用はかかりません。
1-4.タブレットは小型家電リサイクル法の対象品目
タブレットは小型家電リサイクル法の対象品目です。小型家電リサイクル法とは、タブレット・パソコン・携帯電話・スマートフォン・ゲーム機といった小型家電に含まれている有用資源を再利用するための法律となっています。ただ、国が制定しているのではなく、あくまで地域が制定している法律です。なので、小型家電を回収するかはお住まいの地域によって異なります。小型家電リサイクル法に基づいて処分すべきか、処分前に自治体のホームページ等でチェックしてください。
2.タブレットを処分する方法は?
ここでは、タブレットを処分する方法を解説します。
2-1.小型家電リサイクル法に基づいて処分する
小型家電リサイクル法に基づいて処分する場合、公共施設や家電量販店に設置されている小型家電回収ボックスへ投かんすることになります。小型家電回収ボックスの設置場所は、小型家電リサイクル回収ポータルサイトで確認できるので、ぜひチェックしてください。また、小型家電リサイクル法を制定していない地域の場合、粗大ゴミまたは不燃ゴミとして捨てることになります。自治体によって処分方法やルールが異なるため、事前に自治体のホームページで確認することが大切です。分からないところがあれば、自治体の窓口や電話で問い合わせて確認しましょう。
2-2.携帯キャリアショップへ持ち込む
携帯キャリアショップへ持ち込むのも、タブレットの処分方法です。ほとんどの携帯キャリアショップでは、不要になったタブレットやスマートフォン・携帯電話の回収を受け付けています。処分費用はかからないので、近くに店舗があれば持ち込んでみてください。また、条件を満たすタブレットであれば下取りサービスを利用することも可能です。主に、故障や不具合がなく正常に動作するタブレットなら下取りしてもらうことができます。参考として、Appleにおけるタブレットの下取り方法を下記にまとめました。
- 近くのAppleStoreに下取りしたいタブレットを持ち込む
- スタッフに下取り希望と伝え、その場で検品してもらう
- スタッフが提示した下取り金額を確認する
- 下取り金額に同意し、AppleStoreギフトカードを受け取る(新しい商品を購入する場合、購入代金から下取り金額を割引することも可能)
2-3.家電量販店で回収を依頼する
家電量販店に回収を依頼する方法も、タブレットの処分方法です。大型家電量販店の多くでは、不要になった小型家電の回収を行っています。最近は、新型コロナウイルス感染症対策として宅配でのやり取りが推奨されていますが、店舗の中にはお店に直接持ち込むことで無料引き取りを行っているところもあるでしょう。ただし、店舗によっては回収費用がかかるケースもあるので事前の確認が必要です。リサイクル料金がかかる際はいくらになるのか、どのような利用条件になっているのか、しっかりとチェックしてください。
2-4.不用品回収業者に依頼する
タブレット以外にも処分したいものがあれば、まとめて回収依頼ができる不用品回収業者がおすすめです。不用品回収業者のメリットは、不用品をまとめて処分できるだけでなく、すぐに回収してもらえるところでしょう。即日対応が可能な不用品回収業者に依頼すれば、時間と手間をかけずにすぐ片付けることができます。不用品の量がたくさんあったとしても、まとめて処分できるのはとてもうれしいメリットです。ただし、不用品の量が多いほど処分費用が割高になってしまうので、依頼前に見積書の内容を確認してください。
2-5.買取業者やリサイクルショップを利用する
正常に動作するタブレットであれば、買取業者やリサイクルショップに査定を依頼するのも方法の1つです。まだ使えるタブレットをそのまま処分するのはもったいないので、一度査定に出してみてください。発売されたばかりのタブレットであれば、予想以上の高値で売れる可能性があります。特に、家電を扱っている買取専門業者は、中古市場の状況も把握しているので適切な査定額を提示してくれるでしょう。買取専門業者で買い取ってもらえなかった場合は、リサイクルショップに依頼してみてください。買取専門業者よりも査定額は下がりますが、買い取ってもらえる可能性はあります。
3.タブレットを処分する際の注意点
ここでは、タブレットを処分する際の注意点をいくつか紹介します。
3-1.データのバックアップを取る
タブレットを処分する前に、データのバックアップを取っておかなければなりません。データをバックアップせずにタブレットを処分した結果、データを全部失ってしまったというトラブルが起きています。大切なデータであるほど、バックアップは常に取るように心がけてください。なお、タブレットのデータをバックアップする方法としては、microSDメモリーカードやUSBストレージなどを使うのが一般的です。
3-2.データを完全消去する
データのバックアップを取った後は、タブレット内のデータを完全消去してください。しっかりとデータを消去しておかないと、個人情報や大切なデータが流出し悪用されてしまいます。タブレットの処分時にデータが流出したケースはよく起きているので注意しなければなりません。なお、iPadとAndroidのバックアップとデータ消去は以下を参考にしてください。
iPadの場合
- 「iCloud設定」をオンにして、バックアップをクラウド上に保存する
- 新しいiPadでデータの復元を行いバックアップは完了
- 古いタブレットを初期化してデータを消去する
Androidの場合
- 「設定」から「ユーザー設定」を選択する
- バックアップとリセットをタップし、「データバックアップ」にチェックを入れる
- 新機種を起動した際はバックアップと復元を選択し、自動復元にチェックを入れて完了
3-3.PCリサイクルマークに要注意!
タブレット本体にPCリサイクルマークがついている場合、処分方法に注意が必要です。PCリサイクルマークがついているタブレットは、PCリサイクル法に基づいて処分しなければなりません。PCリサイクル法に基づいた処分方法とは、メーカーによる回収とリサイクルですので、メーカーに回収を依頼します。ちなみに、PCリサイクルマークがついているタブレットは回収にお金はかかりません。タブレットに含まれている有用資源も再活用できるため、必ずPCリサイクルマークの有無は確認しておきましょう。
4.タブレットの処分に関してよくある質問
タブレットの処分に関する質問を5つピックアップしてみました。
Q.メーカーに回収依頼する際の手順は?
A.製造元であるメーカーのホームページまたは電話で回収の申し込みをしてください。基本的に、回収の申し込みをしてタブレットを郵送するだけでOKです。郵送にかかる費用もメーカーが負担してくれるので、処分費用はかかりません。具体的な回収方法に関しては、パソコン3R推進協会のホームページを確認してください。
Q.タブレットはいくらぐらいで売れるのか?
A.あくまで目安となりますが、タブレットの買取相場は約2,000~30,000円です。タブレットの状態や機種によって差があるため、まずは無料査定を依頼してください。不具合が起きていたり、故障したりしているタブレットの買取を行っている店舗もありますが、ごく稀です。すべての買取業者で買い取っているわけではないため、事前の下調べが必要になるでしょう。また、付属品をそろえたり、きれいな状態にしたりするなど購入時の状態に近づけたほうが高額買取が期待できます。
Q.ネットオークションやフリマアプリでも売れるのか?
A.買取業者以外にも、オークションやフリマアプリを使ってタブレットを売却できます。全国から買い手を見つけることができるため、買取業者やリサイクルショップでの査定額より高く売れる可能性はあるでしょう。ただし、古いモデルや傷がついているタブレットなどは落札されない可能性があります。また、落札したとしてもこん包したり、落札者とやり取りしたりするなど時間と手間がかかるので、その点を理解した上で利用しましょう。
Q.無料回収業者を利用しても大丈夫か?
A.無料回収ができる理由が、ホームページにきちんと記載している業者であれば安心して依頼できます。たとえば、パソコンなどの無料回収を行っているパソコン処分本舗では、回収したものを自社でメンテナンスし再販、再販できないものは部品に分解して販売しているからこそ回収コストを抑えることができているのです。無料回収業者へ依頼する際は、無料回収の理由を記載しているか必ずチェックしてください。
Q.データを自分で消去するのが不安なときはどうすべきか?
A.データ消去サービスを行っている回収業者に依頼するといいでしょう。パソコン処分本舗では、専用の機械でデータ消去を行っています。専用機械を使った論理的消去法はもちろん、物理的破壊でのデータ消去も行っているので、自分でデータを消去するのが不安な方はぜひご相談ください。
まとめ
タブレットの処分方法は、自治体回収・家電量販店・携帯キャリアショップ・不用品回収業者・買取業者などさまざまです。まず、タブレットの状態をチェックして、正常に動作できるか確認してください。問題なく動作するなら、買取業者やリサイクルショップに査定を依頼するといいでしょう。また、無料回収業者の中には、データ消去サービスを行っているところもあります。自分でタブレットのデータを消去するのが不安な方は、ぜひサービスを利用してみてはいかがでしょうか。